Archive for the ‘刑事事件’ Category
コインランドリーの下着窃盗で逮捕
コインランドリーの下着窃盗で逮捕
コインランドリーの下着窃盗で逮捕された場合について,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部が解説します。
【刑事事件例】
宮城県仙台市泉区に住むAさんは,同市内のコインランドリーにおいて,稼働中だった洗濯乾燥機に入っていた下着などを含む洗濯ネットを無断で取り出し,そのまま持ち去りました。
その後,宮城県泉警察署の捜査の結果,防犯カメラの映像などからAさんによる犯行が発覚し,Aさんは窃盗罪の容疑で逮捕されました。
(2021年4月5日にSTVNEWSに掲載された記事を参考に作成したフィクションです。)
【下着窃盗事件で逮捕されたら】
コインランドリーの下着窃盗で逮捕された場合,下着窃盗を解決するためには,どのようなことをすればよいのでしょうか。
以下では,コインランドリーの下着窃盗で逮捕された場合に行うことができる代表的な刑事弁護活動について説明します。
【示談をする】
コインランドリーの下着窃盗で逮捕された場合,事件解決の一つの手段として,下着窃盗の被害者の方と示談をすることが考えられます。
ここで,コインランドリーの下着窃盗は,財産事件というよりも性犯罪事件であるといえ,下着窃盗の被害者の方の処罰感情が強かったり,下着窃盗の被疑者の方との接触を避けたがったりする可能性があります。
このような状況で,下着窃盗の被疑者の方が直接,下着窃盗の被害者の方と連絡を取り,示談交渉をすることは難しいと考えられます。
下着窃盗の被害者の方の感情を逆撫でで,かえって事態が悪化してしてしまうという事態も考えられないわけではありません。
そこで,示談交渉の際に,下着窃盗の被疑者の方の代理人であると同時に,第三者的役割を担うことができる刑事弁護士を選任することができれば,下着窃盗の被疑者の方と,下着窃盗の被害者の方の間に入って連絡を取り合うことができます。
実際に,下着窃盗の被害者の方の処罰感情が大きかった場合であっても,刑事弁護士限りで示談交渉に応じてもらえるケースも見受けられ,示談交渉のために刑事弁護士を選任することの効果は大きいと考えられます。
【再犯防止対策をとる】
上述のように,コインランドリーの下着窃盗は,財産事件というよりも性犯罪事件であるといえます。
そこで,性犯罪特有の再犯防止対策を取り,検察官や裁判官に対して二度と同じような過ちを繰り返さないことを約束することが重要です。
例えば,性犯罪を犯す被疑者の方には認知(物事の捉え方)の歪みがある場合があります。
そのような場合は,精神内科や心療内科の専門医による診察や認知行動療法などの治療を受け,医学的観点から再犯防止対策をとることが重要となります。
その他,薬物療法も有効であると考えられます。
そして,刑事弁護士は,下着窃盗の被疑者の方が再犯防止対策をとっていること,例えば専門医のもとで診察や治療を受けていることなどを下着窃盗の被疑者の方から聞き取り,それを書面化して検察官や裁判官に提出することができます。
【身柄を解放する】
コインランドリーの下着窃盗で逮捕・勾留されてしまっている場合は,刑事弁護士は検察官や裁判官に対して書面や面談を通して,速やかに身柄を解放するよう求めることができます。
また,下着窃盗の被害者の方との示談がまとまっていることは,身体拘束を解く上で非常に有利な事情となります。
したがって,下着窃盗の被害者の方との示談は,身柄解放活動と事件の終局的解決のどちらの面でも重要になります。
【まとめ】
以上のように,コインランドリーの下着窃盗では,刑事弁護士は,示談や再犯防止のための助言,身柄解放活動など,様々な刑事弁護活動を行うことができます。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部は,刑事事件を専門に扱う法律事務所です。
コインランドリーの下着窃盗で逮捕された場合は,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部までご相談ください。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部は、仙台市を拠点に、宮城県、秋田県、岩手県、山形県、福島県など東北地方全域で刑事事件・少年事件に注力しています。
刑事事件・少年事件の刑事弁護活動を専門に扱う実績豊富な弁護士弁護士が、取調べに対するアドバイスや、被害者との示談交渉、刑事裁判など、依頼者様の不安な点に、親身になってお答えいたします。
当事務所では、初回の法律相談を無料で行っております。土日祝日であっても夜間を含め、24時間体制で電話でのご予約を受け付けております。お急ぎの方については、お電話後すぐに弁護士とご相談いただくことも可能です。刑事事件・少年事件に関することなら、どんな疑問でも、どなた様でもご相談ください。
宮城県仙台市宮城野区の児童買春事件
宮城県仙台市宮城野区の児童買春事件
宮城県仙台市宮城野区の児童買春事件について,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部が解説します。
【刑事事件例】
Aさんは,宮城県仙台市宮城野区のホテルにおいて,SNS(会員制交流サイト)で知り合ったVさん(女子高校生)が18歳未満であると知りながら現金1万5千円を渡して児童買春したとして,児童買春・児童ポルノ禁止法違反の容疑で逮捕されました。
Aさんは児童買春事件を含む刑事事件に詳しい刑事弁護士を探しています。
(2021年3月30日に産経新聞に掲載された記事を参考に作成したフィクションです。)
【児童買春・児童ポルノ禁止法とは】
児童買春・児童ポルノ禁止法は,正式名称を「児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律」とする法律です。
児童買春・児童ポルノ禁止法2条2項
この法律において「児童買春」とは,次の各号に掲げる者に対し,対償を供与し,又はその供与の約束をして。当該児童に対し。性交等(性交若しくは性交類似行為をし。又は自己の性的好奇心を満たす目的で,児童の性器等(性器,肛門又は乳首をいう。以下同じ。)を触り,若しくは児童に自己の性器等を触らせることをいう。以下同じ。)をすることをいう。
1号 児童
児童買春・児童ポルノ禁止法では,児童(18歳に満たない者)に対し,金銭などの対償を供与し,又はその供与の約束をして,当該児童に対し,性交等の行為をすることを児童買春として禁止しています。
児童買春・児童ポルノ禁止法4条
児童買春をした者は、5年以下の懲役又は300万円以下の罰金に処する。
児童買春事件を起こした者には,5年以下の懲役又は300万円以下の罰金が科されることになります。
児童に対する性的搾取及び性的虐待が児童の権利を著しく侵害することの重大性に鑑み,児童買春事件を起こした者に対してはこのような重い刑が科されることになっています。
【児童買春事件で逮捕された場合】
児童買春事件を起こした場合,児童買春事件の被害者の方と示談をすることが重要です。
刑事事件例の児童買春事件のように,被害者の方とSNS(会員制交流サイト)で知り合った場合,被害者の方の名前や連絡先を知らない場合が多くあります。
その場合,刑事弁護士は,検察官に対して刑事弁護士限りで被害者の方の連絡先を教えてもらえないかと打診することができます。
また,刑事事件例の児童買春事件のように,被害者の方が未成年者である場合,実際の示談交渉は児童買春事件の被害者の方のご両親と行うことになります。
示談交渉では,正式な謝罪と相当の被害弁償をしたいと伝え,児童買春事件の被害者の方の希望によっては,接触禁止条項などを示談書に取り入れることになります。
示談交渉を上手く進めることができれば,宥恕条項(許すという趣旨の条項)を示談書に取り入れることができます。
このような宥恕条項の入った示談書を検察官に提出することができれば,児童買春事件で不起訴処分を得られる可能性も高まります。
もちろん,児童買春事件で不起訴処分などの寛大な処分を受けられるかどうかは,本件児童買春事件以外の被疑者の方の前科や余罪の有無といった具体的な事情に左右されますので,まずは刑事弁護士の相談することから始めるとよいでしょう。
そして,その際には,示談交渉の経験が豊富で刑事事件に強い刑事弁護士に依頼することが重要です。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部は,刑事事件を専門に扱う法律事務所です。
児童買春事件の刑事弁護を担当した経験のある刑事弁護士が多数在籍しております。
宮城県仙台市宮城野区の児童買春事件で刑事弁護士をお探しの方は,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部までご相談ください。

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宮城県気仙沼市の恐喝事件
宮城県気仙沼市の恐喝事件
宮城県気仙沼市の恐喝事件について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部が解説します。
【刑事事件例】
宮城県気仙沼市に住むAさんは,不動産投資をしようと,同市内にある不動産仲介業社を経営するVさんと話をすすめ,同市内にある不動産を購入しました。
しかし,その後,不動産投資の結果が芳しくなく,AさんはVさんに対して怒りを感じるようになりました。
そこで,Aさんは,同市内にあるVさんの自宅に行き,「お前を殺しに来た」などと脅し,Vさんから高級外車や高級腕時計,ブランドバッグなど合わせて1000万円相当を脅し取りました。
その後,Aさんは宮城県気仙沼警察署の警察官により恐喝罪の容疑で逮捕されました。
(2021年3月24日にTBSNEWSに掲載された記事を参考に作成したフィクションです。)
【恐喝罪とは】
刑法249条1項
人を恐喝して財物を交付させた者は,10年以下の懲役に処する。
恐喝罪は,人を「恐喝」して財物を「交付」させる罪です。
恐喝罪の「恐喝」とは,暴行を加えたり,脅迫したりすることをいいます。
そして,この恐喝罪の「恐喝」である暴行・恐喝は,被害者の反抗を抑圧するに至らない程度のものであると考えられています。
また,恐喝罪の「交付」とは,被害者の方の意思に基づいて財物を被疑者の方に移転させることをいいます。
そして,この恐喝罪の「交付」は,被害者の方が被疑者の方による財物の持ち去り行為を黙認する場合のように,黙示的なものであってもよいと考えられています。
以上,人を「恐喝」して財物を「交付」させたといえる場合,被疑者の方には恐喝罪が成立することになります。
【恐喝事件における刑事弁護活動】
恐喝事件で不起訴処分のような寛大な処分を得るためにはどのような刑事弁護活動を受ければよいのでしょうか。
この点,恐喝事件は被害者の方がいる事件ですので,被害者の方と示談交渉を進めることが重要となります。
これは,恐喝事件において起訴・不起訴の判断をする検察官は,被害者の方が恐喝事件をどのように考えているのか,具体的には,厳重に処罰してほしいと考えているのか,それとも検察官に処分をゆだねると考えているのかといったことを重要視するからです。
そして,なぜ検察官は恐喝事件の被害者の方の処罰感情を重要視するのかという点については,恐喝罪が個人の財産権という個人的な利益(法益)を保護しているからだと説明することができます。
そこで,刑事弁護士を選任し,被害者の方とすみやかに示談交渉を開始し,交渉次第では,被害弁償をしたり示談書を取り交わしたりすることが重要であると考えられます。
また,刑事事件例のように被害金額が大きかったり,犯行の態様が悪質であったりする場合,恐喝事件の被害者の方は処罰感情が大きく,被疑者の方を警戒している可能性が高いため,刑事弁護士を選任することなく,恐喝事件の被害者の方と直接示談交渉をするのは困難であるといえます。
刑事事件例でいえば,Aさんやその家族から直接Vさんに連絡をしてみても,連絡に出てくれない,取り合ってくれないということも考えられます。
そこで,刑事弁護士を選任し,第三者的・仲介的立場から恐喝事件の被害者の方と交渉をすることで,穏便にかつ円滑に示談交渉を進めることが重要であると考えられます。。
以上のような示談交渉活動以外にも,刑事弁護士は意見書や報告書等を通して,検察官に対して法律の専門的な見地から,恐喝事件の被疑者の方に対する寛大な処分を求めることもできます。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部は,刑事事件を専門に扱う法律事務所です。
宮城県気仙沼市の恐喝事件でお困りの場合は,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部までご相談ください。

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恐喝未遂罪の少年事件で観護措置回避
恐喝未遂罪の少年事件で観護措置回避
恐喝未遂罪の少年事件で観護措置回避を考えている場合について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部が解説します。
【刑事事件例】
宮城県仙台市青葉区の高校に通うAさん(17歳)は、同区内の住宅街において、別の高校に通うVさん(16歳・同区内在住)に「しばかれたいんか。金払うんか。どっちか選べ。」などと脅し、金品を脅し取ろうとしました。
しかし、Vさんがなかなか金品を渡さなかったため、Aさんは金品を得ずにその場を立ち去りました。
その後、Vさんは宮城県仙台北警察署に恐喝未遂事件の被害を訴えました。
その結果、Aさんは恐喝未遂罪の容疑で逮捕・勾留されました。
Aさんは「警察から少年事件では少年鑑別所に収容される可能性があると聞いた。自分はどうなるのか。」と不安に感じています。
(2021年2月23日に産経新聞に掲載された記事を参考に作成したフィクションです。)
【恐喝未遂罪とは】
刑法249条1項
人を恐喝して財物を交付させた者は、10年以下の懲役に処する。
刑法250条
この章の罪の未遂は、罰する。
人を「恐喝」したが、財物を「交付」させるに至らなかったとき、上記恐喝行為をした者には、恐喝未遂罪が成立します。
恐喝未遂罪が成立する「恐喝」とは、財物を交付させる手段として行われる暴行・脅迫であって、被害者の方の反抗を抑圧するに至らない程度のものをいいます。
刑事事件例では、Aさんは、Vさんに対して、「しばかれたいんか。金払うんか。どっちか選べ。」と言っています。
宮城県仙台北警察署の警察官は、このAさんの行為が被害者の方の反抗を抑圧するに至らない程度の脅迫といえる、すなわち恐喝未遂罪の「恐喝」に当たると考えられたのだと思われます。
そして、結果としてAさんはVさんから金品を受け取ることができなかったため、財物を「交付」させるに至らなかったといえます。
よって、Aさんには、恐喝未遂罪が成立すると考えられます。
【恐喝未遂罪の少年事件の観護措置回避活動】
恐喝未遂罪の少年事件で逮捕された場合、被疑者の方(少年)はその後どのような手続きを取られるのでしょうか。
この点、少年42条では、「検察官は、少年の被疑事件について捜査を遂げた結果、犯罪の嫌疑があるものと思料するときは、…これを家庭裁判所に送致しなければならない。」と規定されています。
少年事件では、少年の被疑事件について捜査を遂げた結果、犯罪の嫌疑があるものと思慮するときは、事件が家庭裁判所に引き継がれる(送致される)ことになるのです。
そして、逮捕・勾留されている少年事件については、観護措置(少年鑑別所に収容する措置)が取られる可能性があります。
観護措置決定がなされる要件は、少年が非行を犯したと疑うに足りる相当な理由、観護措置の必要性があること等が挙げられます。
観護措置の必要性は、具体的には、証拠隠滅の恐れや逃亡の恐れがあること、緊急的に少年の保護が必要であること、少年を少年鑑別所に収容して心身鑑別を行う必要があることといった事由がある場合に認められます。
実際に観護措置が取られると、長期間(実務上4週間という運用が多くみられます)、少年鑑別所に収容されることになります。
そこで、刑事弁護士(少年付添人)としては、観護措置に必要性がないと考えられる場合や観護措置を避ける必要がある場合には、観護措置を避けるための刑事弁護活動(観護措置回避活動)をすることができます。
具体的には、観護措置に関する意見書や保護者の身元引受書、上申書(保護者の方から少年の生活状況や今後の監督方法等について聴取した書面)等を作成し、家庭裁判所に提出することができます。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部は、刑事事件を専門に扱う法律事務所です。
恐喝未遂罪の少年事件で観護措置回避を考えている場合は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部までご相談ください。

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宮城県仙台市青葉区の傷害事件で示談したい
宮城県仙台市青葉区の傷害事件で示談したい
宮城県仙台市青葉区の傷害事件で示談したい場合について,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部が解説します。
【刑事事件例】
宮城県仙台市青葉区にある障がい者施設に勤務するAさんは,ベッドで横になっていた入所者(Vさん)のお腹をかかとで1回蹴り,小腸断裂による腹膜炎などの約3か月の重傷を負わせました。
その後,施設の職員が「Vさんの体調がおかしい」と気付き,病院に搬送しました。
後に,Aさんは宮城県仙台北警察署の警察官により傷害罪の容疑で逮捕されました。
Aさんは格闘技経験者であり,傷害事件を起こしてしまった動機については,「Vさんが言うことを聞かなかったので,イライラした。痛めつけてやろうと思った。」と述べています。
Aさんは,何とかVさんと示談を締結できないかと考えています。
(2021年3月10日に読売新聞に掲載された記事を参考に作成したフィクションです。)
【傷害罪とは】
刑法204条
人の身体を傷害した者は,15年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。
傷害罪の「傷害」とは,身体の生理機能の障害をいいます。
刑事事件例では,Vさんは小腸断裂による腹膜炎などの重傷を負っており,これは身体の生理機能の障害であるとして,傷害罪の「傷害」に当たります。
また,傷害罪は,①人の身体を傷害することを被疑者の方が認識し,かつ認容している(故意があるといいます)場合はもちろん,②暴行(人の身体に対する物理力の行使)を加えることのみを認識し,かつ認容している場合で,被害者の方に傷害罪の「傷害」が生じたにも成立すると考えられています。
刑事事件例では,Aさんは,傷害事件について,Vさんを「痛めつけてやろうと思った。」と述べており,Aさんは,少なくともVさんに暴行(人の身体に対する物理力の行使)を加えることを認識し,かつ認容していたと考えられます。
このとき,Aさんは,上記②の場合に該当する,傷害罪の成立に必要な犯罪事実の認識・認容(故意といいます)があったといえます。
なお,この傷害罪の「傷害」を生じさせる方法は,通常,暴行(人の身体に対する物理力の行使)によるのが一般的ですが,刑法204条では,傷害罪の「傷害」を生じさせる方法は問われていません。
以上より,Aさんには,傷害罪が成立すると考えられます。
【傷害事件と示談】
傷害事件で逮捕されてしまった場合,何といっても被疑者の方と示談をすることが重要であると考えられます。
もし被疑者の方が被害者の方の連絡先を知らない場合,刑事弁護士は,傷害事件を担当する検察官を通して,刑事弁護士限りで被害者の方の連絡先を教えてもらえないかと打診することができます。
傷害事件を担当する検察官から被害者の方の連絡先を聞くことができた場合,刑事弁護士は速やかに被害者の方と連絡を取り,正式な謝罪と被害の弁償をしたい旨を伝えます。
特に,本件の刑事事件例のように傷害事件の被害が大きい場合は被害者の方の処罰感情も強いと考えられますので,示談交渉に強い刑事弁護士により,被害者の方の処罰感情を十分に考慮しながら示談交渉をしていく必要があります。
刑事弁護士を通さず,被疑者の方又はそのご家族の方が被害者の方と直接やり取りをすると,かえって被害者の方の処罰感情を逆撫でる形となる場合も考えられます。
そこで,第三者的な立場も有する刑事弁護士を通すことで,円滑な示談交渉が期待できるのです。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部は,刑事事件を専門に扱う法律事務所です。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部には,数多くの示談交渉を成立させた示談に強い刑事弁護士が在籍しています。
宮城県仙台市青葉区の傷害事件で示談したい場合は,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所名仙台支部までご相談ください。

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宮城県仙台市宮城野区の窃盗事件で逮捕
宮城県仙台市宮城野区の窃盗事件で逮捕
宮城県仙台市宮城野区の窃盗事件で逮捕された場合について,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部が解説します。
【刑事事件例】
Aさん(40歳・男性)は,宮城県仙台市宮城野区にあるホームセンター(V店)において,約50センチ四方の冷蔵庫とホットカーペット(販売価格合計約3万円)をカートにいれたままレジを通らずに店の外に出て,そのまま乗ってきた自身の車に積み込み,自宅に帰りました。
後日,商品の在庫数が足りないことに気付いたV店が防犯カメラを確認すると,Aさんによる窃盗行為が記録されていたため,V店は宮城県仙台東警察署に窃盗事件の被害を訴え出ました。
その後,Aさんは宮城県仙台東警察署により窃盗罪の容疑で逮捕されました。
(2021年3月9日に北海道ニュースUHBに掲載された記事を参考に作成したフィクションです。)
【窃盗罪とは】
刑法235条
他人の財物を窃取した者は,窃盗の罪とし,10年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。
窃盗罪は,他人の財物を「窃取」した者に成立する財産犯です。
窃盗罪の「窃取」の意義については,他人の支配する財物を,その支配者の意思に反して自己の支配に移転させる行為をいうと考えられています。
刑事事件例では,V店の支配する約50センチ四方の冷蔵庫とホットカーペットを,V店の意思に反して,Aさんの支配に移転させたといえます。
このAさんの行為は,窃盗罪の「窃取」に当たるでしょう。
以上より,Aさんには,窃盗罪(刑法235条)が成立することになります。
【窃盗事件で刑事弁護士を選任する利点】
刑事事件のような窃盗事件で刑事弁護士を選任する利点を,①身柄解放活動,②示談交渉活動,③法廷弁護活動に分けて説明します。
窃盗事件で刑事弁護士を選任する利点の一つに,刑事弁護士による①身柄解放活動を行うことができることがあります。
窃盗事件で逮捕・勾留されてしまった場合,仕事に行ったり,学校に行ったりすることができなくなってしまいます。
特に,被疑者の方が家族の大黒柱である場合,被疑者の方が失職してしまうと,そのご家族の方にも大きな経済的な不利益が生じてしまう可能性があります。
そこで,刑事事件例では,刑事弁護士を選任することで,窃盗事件で勾留されてしまうことで生じる不利益を伝えた上,身元引受人となるご家族の方がしっかりと監督するので何とか釈放してもらえないかと,検察官や裁判官に訴えることができます。
また,窃盗事件で刑事弁護士を選任する利点の一つに,刑事弁護士による②示談交渉活動を行うことができることがあります。
示談の有無は検察官や裁判官の処分に大きな影響を与える事情といえます。
刑事事件例では,刑事弁護士が被害店舗(V店)の担当者の方と連絡を取り,正式な謝罪と被害の弁償(約50センチ四方の冷蔵庫とホットカーペットの買い取り弁償など)をさせてもらえないかと伝えることができます。
さらに,窃盗事件で刑事弁護士を選任する利点の一つに,刑事弁護士による③法廷弁護活動を行うことができることがあります。
法廷弁護活動では,身元引受人のなって頂けるご家族の方に協力を得た上,刑事弁護士が被告人質問や情状証人質問を通して,被告人の方が真摯に反省していることや,被告人の方を監督する環境が整っていること等を裁判所に伝えることができます。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部は,刑事事件を専門に扱う法律事務所です。
宮城県仙台市宮城野区の窃盗事件で逮捕された場合は,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部までご相談ください。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部は、仙台市を拠点に、宮城県、秋田県、岩手県、山形県、福島県など東北地方全域で刑事事件・少年事件に注力しています。
刑事事件・少年事件の刑事弁護活動を専門に扱う実績豊富な弁護士弁護士が、取調べに対するアドバイスや、被害者との示談交渉、刑事裁判など、依頼者様の不安な点に、親身になってお答えいたします。
当事務所では、初回の法律相談を無料で行っております。土日祝日であっても夜間を含め、24時間体制で電話でのご予約を受け付けております。お急ぎの方については、お電話後すぐに弁護士とご相談いただくことも可能です。刑事事件・少年事件に関することなら、どんな疑問でも、どなた様でもご相談ください。
銃刀法違反事件で寛大な処分を得たい場合
銃刀法違反事件で寛大な処分を得たい場合
銃刀法違反事件で寛大な処分を得たい場合について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部が解説します。
【刑事事件例】
宮城県石巻市に住むAさんは,刃渡り6センチを超えるレジャーナイフ2本を車の中に所持し,同市内を走行していました。
自動車の運転中,すれ違った宮城県石巻警察署のパトカーに車を停止するように言われ,職務質問を受けました。
Aさんは宮城県石巻警察署の警察官による車内の任意の捜索に応じた結果,レジャーナイフ2本が運転手の近くのダッシュボードに置かれていたことが発覚しました。
その後,Aさんは,宮城県石巻警察署の警察官により,銃刀法違反の容疑で逮捕されました。
Aさんは「車から降ろすのが面倒だった」と銃刀法違反の容疑を認めました。
のちに,Aさんは釈放されましたが,Aさんは何とか寛大な処分を得られないかと考えています。
(2021年3月4日にHBC北海道放送に掲載された記事を参考に作成したフィクションです。)
【銃刀法違反とは】
銃刀法22条
何人も,業務その他正当な理由による場合を除いては,内閣府令で定めるところにより計った刃体の長さが6センチメートルをこえる刃物を携帯してはならない。
ただし,内閣府令で定めるところにより計った刃体の長さが8センチメートル以下のはさみ若しくは折りたたみ式のナイフ又はこれらの刃物以外の刃物で,政令で定める種類又は形状のものについては,この限りでない。
銃刀法31条の18
次の各号のいずれかに該当する者は,2年以下の懲役又は30万円以下の罰金に処する。
(1号,2号は略)
3号 第22条の規定に違反した者
銃刀法22条は,「刃体の長さが6センチメートルをこえる刃物」の「携帯」を禁止しています。
そして,銃刀法31条の18は,銃刀法22条に違反した者には「2年以下の懲役又は30万円以下の罰金」を科すと規定しています。
なお,銃刀法22条ただし書きは,「はさみ」,「折りたたみ式のナイフ」,「くだものナイフ」,「切り出し」で,政令(銃刀法施行令37条)で定めた種類又は形状のものについては,刃体の長さが6センチメートルを超える刃物であっても,例外的に携帯が禁止されないと規定しています。
【銃刀法違反の成立要件】
上述のように,銃刀法22条は,①「刃体」の長さが6センチメートルをこえる②「刃物」の③「携帯」を禁止しています(ただし,業務その他正当な理由による場合を除きます)。
銃刀法22条の①「刃体」とは,「刃物の切先と柄部における切先に最も近い点とを結ぶ直線の長さ」をいいます(銃刀法施行規則110条)。
また,銃刀法22条の②「刃物」とは,鋼鉄製の刃を持ち,人の身体に重大な害を加えるに足りる器具の一切をいうと考えられています。
刑事事件例では,Aさんが所持していたのは刃渡り6センチを超えるレジャーナイフであり,銃刀法22条の「刃体の長さが6センチメートルをこえる刃物」に当たります。
さらに,銃刀法22条の③「携帯」とは,直接自分の身に付けていることの他,直ちに使用し得るような支配状態に置いてあることをいうと考えられています。
刑事事件例のように自動車のダッシュボードなどに置く行為も,使用し得るような支配状態に置く行為であるとして,銃刀法22条の③「携帯」に当たると考えられます。
そして,Aさんには,業務その他正当な理由によって上記刃物を携帯していた事情がないため,Aさんには銃刀法違反の罪が成立すると考えられます。
【銃刀法違反事件で寛大な処分を得たい場合】
銃刀法違反事件で不起訴処分を獲得したり,正式起訴を回避したりするといった寛大な処分を得たい場合,検察官に,本件銃刀法違反事件を起こしてしまったことに対して,心よりの反省をしていることや,再犯防止の対策をしていることを伝える必要があります。
刑事弁護士は,被疑者の方が銃刀法違反事件を起こしてしまった経緯や,銃刀法違反事件を起こしてしまったことについて思うこと,今後銃刀法違反事件の再犯を起こさないために行っていること等を,被疑者の方から聞き取り,それを書面化して検察官に提出することができます。
また,心よりの反省と贖罪の意を示すために,贖罪寄付を行うこともできます。
そして,贖罪寄付をしたことを示す書面を検察官に提出することができます。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部は,刑事事件を専門に扱う法律事務所です。
銃刀法違反事件で寛大な処分を得たい場合は,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部までご相談ください。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部は、仙台市を拠点に、宮城県、秋田県、岩手県、山形県、福島県など東北地方全域で刑事事件・少年事件に注力しています。
刑事事件・少年事件の刑事弁護活動を専門に扱う実績豊富な弁護士弁護士が、取調べに対するアドバイスや、被害者との示談交渉、刑事裁判など、依頼者様の不安な点に、親身になってお答えいたします。
当事務所では、初回の法律相談を無料で行っております。土日祝日であっても夜間を含め、24時間体制で電話でのご予約を受け付けております。お急ぎの方については、お電話後すぐに弁護士とご相談いただくことも可能です。刑事事件・少年事件に関することなら、どんな疑問でも、どなた様でもご相談ください。
覚醒剤取締法違反(使用)事件で逮捕され,刑事裁判が心配
覚醒剤取締法違反(使用)事件で逮捕され,刑事裁判が心配
覚醒剤取締法違反(使用)事件で逮捕され,刑事裁判が心配な場合について,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部が解説します。
【刑事事件例】
宮城県仙台市青葉区に住むAさんは,同区内において,宮城県仙台南警察署の警察官により職務質問を受けました。
Aさんは,宮城県仙台南警察署の警察官による任意の所持品検査に応じると,注射器を所持していたことが見つかってしまいました。
その後,Aさんが任意の尿検査に応じると,覚醒剤の陽性反応が出たため,覚醒剤取締法違反(使用)の罪で緊急逮捕されました。
Aさんは,実は,職務質問を受ける前に覚醒剤を注射して使用していました。
Aさんは,今後自分がどうなるのか心配しています。
(2021年3月7日に読売新聞に掲載された記事を参考に作成したフィクションです。)
【覚醒剤取締法違反(使用)とは】
覚醒剤取締法19条
…何人も、覚醒剤を使用してはならない。
覚醒剤取締法41条の3
次の各号の一に該当する者は、10年以下の懲役に処する。
①第19条(使用の禁止)の規定に違反した者
覚醒剤取締法19条は,覚醒剤を「使用」することを禁止しています。
そして,覚醒剤取締法19条に違反した者には,10年以下の懲役が科せられることになります。
覚醒剤取締法19条の「使用」とは,覚醒剤をその用途に従って用いる一切の行為をいいます(昭和54年7月3日札幌高等裁判所判決)。
この覚醒剤取締法19条の「使用」の具体例としては,注射器で注入する方法や,パイプで加熱して吸引する方法,陰部に塗布して使用する方法などがあります。
刑事事件例のAさんは覚醒剤を注射しており,このAさんの行為は覚醒剤取締法19条の「使用」に当たると考えられます。
そして,任意の尿検査により覚醒剤反応が出たことから,覚醒剤取締法19条の「使用」があったことが立証されると考えられます。
このような事情から,Aさんには,覚醒剤取締法違反(使用)の罪が成立すると考えられます。
【覚醒剤取締法違反(使用)事件の刑事弁護活動】
覚醒剤取締法違反(使用)の容疑で逮捕されてしまった場合,Aさんはこの後,どのような手続きを経て,いかなる処分が下されることになるのでしょうか。
現在,Aさんは覚醒剤取締法違反(使用)の容疑で逮捕されていますが,この後,Aさんには長期間に及ぶ身体拘束として勾留がなされる可能性があります。
勾留は,被疑者の方が逃走したり,証拠を隠滅したりしないようになされますが,覚醒剤取締法違反(使用)事件は,重大犯罪であることや証拠隠滅が比較的容易であること等を考慮して,勾留される可能性が高いといえます。
そして,勾留がなされた場合は,その勾留期間中(最長で20日間)に,検察官は被疑者の方を起訴するか否かを決定します。
刑事事件例のような覚醒剤取締法違反(使用)事件では,尿検査や注射器などの証拠があることから,嫌疑が十分であるとして,起訴される可能性が高いといえます。
そこで,刑事弁護士は,覚醒剤取締法違反(使用)事件で起訴された場合,刑の執行猶予や減刑を求めて,法廷弁護活動に注力することになると考えられます。
法廷弁護活動では,例えば,身元引受人となるご家族の方や,被告人の方が逮捕される前までに勤めていた会社の上司に情状証人として裁判所に来てもらい,被告人の方を責任をもって監督することや,被告人の方を今後も雇うことなどを証言してもらうことができます。
その際,一般に,裁判所の法廷に立つことは初めてである場合が多いと考えられますので,刑事弁護士と入念な打ち合わせをして,不安なく証言ができるようにしていきます。
このような情状弁護活動が功を奏すれば,被告人の方は,執行猶予付き判決を得られたり,刑の減刑を受けることができたりする可能性が高まります。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部は,刑事事件を専門に扱う法律事務所です。
覚醒剤取締法違反(使用)事件で逮捕され,刑事裁判が心配な場合は,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部までご相談ください。

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強盗事件(強盗未遂事件)と恐喝事件(恐喝未遂事件)
強盗事件(強盗未遂事件)と恐喝事件(恐喝未遂事件)
強盗事件(強盗未遂事件)と恐喝事件(恐喝未遂事件)について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部が解説します。
【刑事事件例】
宮城県仙台市太白区に住むAさんは、深夜、同区内の人通りがほとんどなく、暗い路上において、自転車に乗ったVさんに対して、「財布を出せ。おとなしくしている間に財布を出せ。」と言いました。
すると、Vさんは「やめてください。」と財布を出すのを渋ったため、AさんはVさんの胸倉を掴んだ上、Vさんの顎を数回殴打しました。
しかし、Vさんは隙を見て逃走したため、Aさんは結局財布を奪うことができませんでした。
Vさんは暴行を受けた際に自転車から転倒することもなく、Vさんに怪我はありませんでした。
宮城県仙台南警察署の捜査の結果、Aさんは強盗未遂罪の容疑で逮捕されました。
Aさんは「自分は強盗をしたわけではなく、恐喝をしただけだ」と考えています。
(フィクションです。)
【強盗罪(強盗未遂罪)とは】
刑法236条
暴行又は脅迫を用いて他人の財物を強取した者は、強盗の罪とし、5年以上の有期懲役に処する。
強盗罪の手段は「暴行又は脅迫」です。
この強盗罪の「暴行又は脅迫」の意義については、被害者の方の意思を抑圧するに足りる程度の暴行又は脅迫であるとされています。
そして、被害者の方に対して上記「暴行又は脅迫」をしたものの、他人の財物を取得するにいたらなかったとき、「暴行又は脅迫」をした者には、強盗未遂罪が成立します(刑法243条)。
【恐喝罪(恐喝未遂罪)とは】
刑法249条
人を恐喝して財物を交付させた者は、10年以下の懲役に処する。
恐喝罪の手段は「恐喝」です。
この恐喝罪の「恐喝」の意義については、被害者の方の反抗を抑圧するに至らない程度の暴行又は脅迫であるとされています。
そして、被害者の方に対して上記「恐喝」をしたものの、他人の財物を取得するにいたらなかったとき、「恐喝」をした者には、恐喝未遂罪が成立します(刑法250条)。
【強盗罪(強盗未遂罪)と恐喝罪(恐喝未遂罪)の区別】
強盗罪(強盗未遂罪)と恐喝罪(恐喝未遂罪)の区別は、その手段である暴行又は脅迫の程度にあります。
すなわち、強盗罪(強盗未遂罪)と恐喝罪(恐喝未遂罪)の区別は、暴行又は脅迫の程度が被害者の方の反抗を抑圧するに足りる程度のものであったといえるか否かによって決まるといえます。
そして、上記判断は、社会通念上一般に被害者の方の反抗を抑圧するに足りる程度のものであるかどうかをいう客観的基準によってなさられます。
刑事事件例では、事件現場付近は暗くて人通りが少なかったことや、顎を数回殴打したことは、暴行又は脅迫の程度が被害者の方の反抗を抑圧するに足りる程度のものであったことを肯定する事情になります。
上記事情を強調するのであれば、被疑者の方には強盗未遂罪が成立することになります。
反対に、被害者の方が隙を見て逃走したことや、被害者の方は自転車から横転していないこと、被害者の方は怪我を負っていないことは、暴行又は脅迫の程度が被害者の方の反抗を抑圧するに足りる程度のものであったことを否定する事情になります。
上記事実を強調するのであれば、被疑者の方には恐喝未遂罪が成立することになります。
強盗未遂罪の成立を争う(恐喝未遂罪の成立を主張する)場合、刑事弁護士は、刑事裁判において、被疑者の方の暴行又は脅迫が反抗を抑圧する程度のものでなかっと主張していくことになります。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部は、刑事事件を専門に扱う法律事務所です。
強盗事件(強盗未遂事件)と恐喝事件(恐喝未遂事件)に関してお困りの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部までご相談ください。

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首絞め傷害容疑で不起訴
首絞め傷害容疑で不起訴
息子への首絞め傷害容疑で逮捕されるも不起訴となった事件がありました。
多賀城市で10代息子の首絞め傷害容疑で逮捕の父親 仙台地検が不起訴処分・宮城
Yahoo!ニュース(ミヤギテレビ)
この事件について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部が解説します。
~不起訴とは~
この事件は今年1月、多賀城市の自宅で、10代の息子の首を絞めてケガをさせたとして、傷害の疑いで逮捕された父親が、不起訴処分になったというものです。
この不起訴処分とは何でしょうか。
通常、犯罪が発生すると、まずは警察が捜査を開始します。
警察が一通りの捜査を終えると、今度は捜査の担当が検察に移されます。
これを送検と言います。
事件を送られた検察官は、さらに取調べなどの捜査をした上で、容疑者を刑事裁判にかけるかどうか判断します。
刑事裁判にかけることを「起訴」、かけないことを「不起訴」と言います。
今回、仙台地方検察庁は、この父親を不起訴としたわけです。
不起訴は、捜査した結果、犯人ではない(あるいは犯人と言い切れない)と判断されたときにもなされます。
また、精神疾患を抱え、刑事責任を問えないと判断された場合になされることもあります。
しかし多くの不起訴は、犯人であることに間違いはなく、刑事責任も問うこともできる場合になされます。
どういうことかと言うと、比較的軽い犯罪において、今回は大目に見るということで、不起訴処分がなされるのです。
より詳しく言うと、被害が大きくない、賠償しており被害が回復されている、しっかり反省している、再犯の可能性が少ない、前科がない(少ない)といった場合に、不起訴となることがよくあるのです。
不起訴となれば、刑事裁判を受けることはなく、刑罰も受けず、前科も付かずに刑事手続きが終了することになります。
今回の事件で仙台地検は、不起訴とした理由について公表していません。
首絞め事件と聞くと、軽い犯罪とも言えないのに、なぜ不起訴となったのか疑問に思うかもしれません。
この点について報道からは詳しいことはわかりません。
ただ、首絞めとなると、より重い殺人未遂罪での逮捕も考えられるわけですが、傷害罪での逮捕であったことを考えると、命にかかわるほどの悪質な態様ではなかったのかもしれません。
つまり、しつけとしての行為が行きすぎてしまったが、父親が反省しており、息子のケガも軽いものだった、父親が処罰を受けることがかえって息子への精神的・経済的負担につながる、といった状況だったことが、1つの可能性として考えられます。
~不起訴を願う場合はご相談を~
今回のような虐待が疑われるような事件の他、万引き・盗撮・痴漢など、(立派な犯罪ではありますが、犯罪の中では)比較的軽い事件では、不起訴になることもよくあります。
特に、被害者に謝罪・賠償して示談を結ぶことができたという場合には、不起訴の可能性が高まります。
とはいえ、被害者側は加害者側と直接交渉することを嫌うことも多く、間に弁護士が入らないと示談ができないことも多いです。
また、示談金はいくらにしたらよいのか、示談書の内容はどうしたらよいのかなど、分からないことが多いでしょう。
そこで、あなたやご家族が、何らかの犯罪をして事件になったが、不起訴など穏便な解決を望む場合には、ぜひお早めに、弁護士にご相談ください。
事件の具体的な内容に応じて、アドバイスいたします。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部は、刑事事件・少年事件を専門とする弁護士事務所です。
まだ逮捕されていない事件やすでに釈放された事件では無料法律相談のご利用を、すでに逮捕されている事件では、弁護士が警察署での面会(接見)を行う初回接見サービスのご利用をお待ちしております。

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