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宮城県仙台市若林区のひき逃げ事件
宮城県仙台市若林区のひき逃げ事件
宮城県仙台市若林区のひき逃げ事件についてあいち刑事事件総合法律事務所仙台支部が解説します。
【刑事事件例】
宮城県仙台市若林区在住のAさんは内定が決まり,次の春から社会人として正社員として働き始める実家暮らしの大学四年生です。
ある日の明け方に気が向いて自分の運転で一人でドライブをしていました。
しかしながら長時間のドライブとなっていたために注意力散漫となってしまい,信号機のない横断歩行を横断している歩行者に気付かずに思いがけず轢いてしまい,歩行者に怪我を負わせました。
しかしながらAさんは,次の春から新社会人となって内定も決まっている今,自身のことで警察沙汰になってしまうことだけは避けたいと考え,横断していた歩行者の救護も110番通報もせずにそのままその場を立ち去ってしまいました。
後日,自宅の自室にいたところ若林警察署の署員がやってきて,その場で任意同行を求められその後逮捕されました。
(この刑事事件例はフィクションです。)
【ひき逃げは何罪になるのか】
今回の刑事事件例ではAさんはいわゆる「ひき逃げ」をしたことになりますが,日本の法律上ひき逃げ罪というものはありません。
俗にいうひき逃げとは,自動車などの運転中に人身事故があった場合に、道路交通法第72条で定められた必要な措置である救護措置を講じることなく現場から逃亡することを指します。
また自動車同士が衝突して、負傷者が出ているのにも関わらず放置して逃げる場合も同様に該当します。
今回の刑事事件例でのひき逃げは①過失運転致死傷罪②道路交通法上の救護義務違反③報告義務違反と3つの罪に問われます。
①の過失運転致死傷罪とは,自動車の運転上必要な注意を怠ることによって交通事故を起こし、その結果人にけがを負わせてしまった場合をいい,7年以下の懲役もしくは禁錮又は100万円以下の罰金が科せられます。
②の道路交通法上の救護義務違反は先ほども述べたように,車両の運転中に人身事故,または負傷者を出す事故を起こしたにもかかわらず、負傷者を救護しなかった行為であり,10年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられます。また救護義務は怪我の度合いに関係なく,たとえ膝を擦りむいただけだとしてもその義務は発生し,違反すれば同様の処罰がなされます。
道路交通法第72条
交通事故があつたときは、当該交通事故に係る車両等の運転者その他の乗務員(以下この節において「運転者等」という。)は、直ちに車両等の運転を停止して、負傷者を救護し、道路における危険を防止する等必要な措置を講じなければならない。この場合において、当該車両等の運転者(運転者が死亡し、又は負傷したためやむを得ないときは、その他の乗務員。以下次項において同じ。)は、警察官が現場にいるときは当該警察官に、警察官が現場にいないときは直ちに最寄りの警察署(派出所又は駐在所を含む。以下次項において同じ。)の警察官に当該交通事故が発生した日時及び場所、当該交通事故における死傷者の数及び負傷者の負傷の程度並びに損壊した物及びその損壊の程度、当該交通事故に係る車両等の積載物並びに当該交通事故について講じた措置を報告しなければならない。
③の報告義務違反は道路交通法において定められている,事故を起こした際の警察への報告・通報の義務に違反するとして3月以下の懲役または5万円以下の罰金が科せられます。
【過失運転致死傷とは】
自動車運転処罰法第5条
自動車の運転上必要な注意を怠り、よって人を死傷させた者は、七年以下の懲役若しくは禁錮又は百万円以下の罰金に処する。ただし、その傷害が軽いときは、情状により、その刑を免除することができる。
過失運転致死傷罪とは、自動車の運転上必要な注意を怠ることによって交通事故を起こし、その結果人にけがを負わせてしまった場合を言います。
過失による罪なので、故意がなく単なる不注意によって人を死傷させた場合にも本罪が成立する可能性があります。
過失とは自己の行為から、損害・被害が発生することを認識できたにもかかわらず、不注意でそれを認識しないことを言い,自動車運転中の過失としては,
前方不注意,制限速度速度超過,信号無視,居眠り運転,飲酒運転,ながら運転
といったものが挙げられます。
今回の刑事事件例のようにこういった要因で事故を起こし,歩行者に怪我を負わせた場合は過失運転致傷罪に問われます。
【もし逮捕されたら】
救護義務違反や報告義務違反となるひき逃げは逮捕されると勾留され,起訴される可能性が非常に高いです。
また今回の刑事事件例の場合はひき逃げ事件であり,事故を起こした上現場から逃走しているために被害者の処罰感情が高まる可能性が高いです。
このような状況の中、ひき逃げ事件を起こしてしまった場合で事件を穏便に済ませ、寛大な処分を得たい場合、ひき逃げ事件をはじめ刑事事件の示談に精通した弁護士に依頼をし、ひき逃げ事件の被害者の方の処罰感情をなだめつつひき逃げ事件の被害者の方と示談を進めていくことが重要となります。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部は、刑事事件を専門に扱う法律事務所でひき逃げのような重大事件についても対応しています。
宮城県仙台市若林区のひき逃げ事件でお困りの場合は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部までご相談ください。
フリーダイヤルは0120―631-881です。
いざこざで傷害事件に発展
いざこざで傷害事件に発展
宮城県仙台市青葉区の傷害事件について,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部が解説します。
刑事事件例
Aさんは仙台市青葉区にある大学に通う大学三年生で,いつも同じ学部のVさんと行動を共にしていました。
ある日ささいなことがきっかけで,AさんとVさんは口論になってしまい,頭に血が上ったAさんはVさんを殴ってしまい,殴られたVさんは顔に全治二週間の傷を負いました。
殴ったAさんは周りにいた友人らに取り押さえられ,駆け付けた仙台中央警察署の警察官によって逮捕されました。
(この刑事事件例はフィクションです)
【傷害罪について】
今回の刑事事件例では傷害罪が適用される可能性が高いです。傷害罪と似たものに暴行罪があります。傷害罪と暴行罪の違いについても触れながら,今回の事件例について以下で解説していきます。
暴行罪
刑法208条
暴行を加えた者が人を傷害するに至らなかったときは、二年以下の懲役若しくは三十万円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処す。
傷害罪
刑法204条
人の身体を傷害した者は,十五年以下の懲役又は五十万円以下の罰金若しくは科料に処する。
傷害罪が成立するためには①暴行の事実②暴行の故意③相手への傷害④暴行と傷害の関係が必要となってきます。
傷害罪の成立要件についてそれぞれ説明します。
①の暴行の事実について
刑法では暴行について暴行罪の項目において,「人の身体に対して向けられた不法な有形力の行使」と定めています。これは殴る蹴るといった直接身体接触をする行使を始め,着ている衣服を引っ張る,耳元で不快な音を鳴らすといった直接身体接触をしないものも該当します。
②の暴行の故意について
故意に関しては自分のしたことが暴力行為であるとの認識さえあれば成立し,その結果が相手にどのような影響をあたえるかといった認識は必要ありません。
③の相手への傷害について
傷害とは「人の生理的機能を害すること」と解されるため,今回の件では実際に暴力によって怪我を負わせていますが,嫌がらせなどによって精神的苦痛を与えた場合や病毒によって病気に感染させた場合にも傷害として解されます。
④暴行と傷害の関係について
この項目が一番重要となってきます。暴行を加えたものの被害が及ばなかった場合,また負っている怪我が暴行と無関係の場合は暴行罪が適用される可能性が高く,実際に暴行によって怪我を負うなどといった被害が及んだ場合には傷害罪が適用される場合が高いと判断できます。
これらの要件を踏まえてもう一度刑事事件例を見てみると,AさんはVさんに向けて口論によって頭に血が上ったことによって殴り,それによってVさんは全治二週間の怪我を負っています。「暴行の事実」・「暴行の故意」・「相手への傷害」・「暴行と傷害の関係」とすべての成立要件を満たすので,今回の刑事事件例ではAさんは傷害罪となる可能性が高いです。もしもVさんが怪我を負わなかった場合は,Aさんは暴行罪となる可能性が高いです。
また傷害の程度が怪我だけにとどまらず,暴行をした相手が死亡してしまった場合は,より重い罪である傷害致死罪となります。
傷害罪では罰金刑が定められているものの,事件の状況次第によっては相手方との示談等も進めることができず,15年以下ではあるものの懲役刑を言い渡される可能性があります。
事態を有利に進めていくためには,傷害事件を始め刑事事件に精通した弁護士を雇うことが必要不可欠です。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部は,刑事事件を専門に扱う法律事務所です。
宮城県仙台市青葉区で傷害事件でお困りの場合は,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部までご相談ください。
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宮城県仙台市泉区の事後強盗事件
宮城県仙台市泉区の事後強盗事件
宮城県仙台市泉区で発生した事後強盗事件についてあいち刑事事件総合法律事務所仙台支部が解説します。
【事件概要】
宮城県仙台市泉区在住のAさんは,結婚していて子供もいるものの正社員として雇用してくれる職場が見つからずにアルバイトを掛け持ちして何とか家族を養っているので,金銭的な面から一刻も早く安定した定職に就いて正社員として働きたいと思っていました。
そんなある日スーパーに買い物に出かけたAさんは,商品を選んでいる最中に自分の収入が少ないせいで家族に迷惑ばかりかけているから,たまにはいいものでも食べさせてあげたいと考え,一度だけならいいだろうと陳列されていた牛肉を万引きしました。
そのままAさんは店を出ようとしましたが,防犯カメラを見ていた店員に呼び止められると,咄嗟に店員を突き飛ばし逃走を図りましたが,近くにいた他の店員に取り押さえられ,駆け付けた泉警察署の警察官によって逮捕されました。
(この刑事事件例はフィクションです)
【万引きでも強盗になる】
今回の刑事事件例では事後強盗罪が適用される可能性が高いです。
一般的な万引きの場合,日本には万引き罪といったものは存在しないため,万引きは全て窃盗罪が適用されます。
しかし今回の刑事事件例の場合,単なる万引きではなく,万引きした後に声をかけてきた店員を突き飛ばしているため,事後強盗罪が適用される可能性が高いでしょう。
(窃盗罪)
刑法235条
他人の財物を窃取した者は,窃盗の罪とし,十年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。
(事後強盗罪)
刑法238条
窃盗が,財物を得てこれを取り返されることを防ぎ,逮捕を免れ,又は罪跡を隠滅するために,暴行又は脅迫をしたときは,強盗として論ずる。
今回の刑事事件例ではAさんが万引きをしたがために捕まることを避けるために店員を突き飛ばして逃げようとしたと考えることができるので,やはり今回の刑事事件例では窃盗罪ではなく事後強盗罪が適用される可能性が高いと言えるでしょう。
【事後強盗と強盗の違い】
(強盗罪)
刑法236条
暴行又は脅迫を用いて他人の財物を強取した者は,強盗の罪とし,五年以上の有期懲役に処する。
事後強盗罪の条文内に書かれている「暴行や脅迫」とは被害者の反抗を抑圧する程度のものであると考えられています。
今回の刑事事件例では被害者である店員を突き飛ばしているので,反抗を抑圧する程度の暴行と考えられ,事後強盗とされる可能性が高いです。
しかし仮に必要以上に店員を殴る蹴るなどの暴行を加えたり,凶器で危害をくわえたりなど,「被害者の反抗を抑圧する程度」を大きく超える場合には窃盗罪と暴行罪または傷害罪,脅迫罪が成立する可能性が高いです。
また暴行の内容が「被害者の反抗を抑圧する程度」に足りる場合であっても,その暴行や脅迫によって被害者が怪我を負った場合は強盗致傷罪,死亡させた場合は強盗致死罪とより重い罪が適用されることも十分に考えられます。
(強盗致死傷罪)
刑法240条
強盗が,人を負傷させたときは無期又は六年以上の懲役に処し,死亡させたときは死刑又 は無期懲役に処する。
【事後強盗の早期解決を目指すなら】
万引きは初犯であれば不起訴になる可能性もありますが,事後強盗となると起訴される可能性が非常に高まります。
また今回の刑事事件例の場合は万引きに加え,店員が突き飛ばされるといった被害も受けているため,被害者ならびに被害店舗の処罰感情が高まる可能性が高いです。
このような状況の中、事後強盗事件を起こしてしまった場合で事件を穏便に済ませ、寛大な処分を得たい場合、事後強盗事件をはじめ刑事事件の示談に精通した弁護士に依頼をし、事後強盗事件の被害者の方の処罰感情をなだめつつ、事後強盗事件の被害者ならびに害店舗の方と示談を進めていくことが重要となります。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部は、刑事事件を専門に扱う法律事務所で事後強盗事件のような重大事件についても対応しています。
宮城県仙台市泉区の事後強盗事件でお困りの場合は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律
事務所仙台支部までご相談ください。
フリーダイヤルは0120―631-881です。
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宮城県仙台市宮城野区の盗撮事件
宮城県仙台市宮城野区の盗撮事件
宮城県仙台市宮城野区の盗撮事件について弁護士法人あいち刑事事件法律事務所仙台支部が解説します。
【刑事事件例】
宮城県仙台市宮城野区在住で、同じ宮城県仙台市宮城野区にある会社に勤務するAさんは、同じ会社の同部署に勤務するVさんにひそかに好意を抱いていました。
ある日どうしても衝動を抑えきれなかったAさんは、隠し持った小型カメラでVさんのスカートの中を盗撮してしまいました。
盗撮していたところを他の社員に見つかり、駆け付けた宮城県仙台東警察署の警察官によって現行犯逮捕されました。
(この刑事事件例はフィクションです。)
【盗撮は何罪?】
日本の刑法には盗撮罪というものはなく、多くの場合は該当する都道府県の迷惑行為防止条例違反、または軽犯罪法違反で処罰されることが一般的です。
今回は宮城県仙台市宮城野区でおきた刑事事件例ですので、宮城県の迷惑行為防止条例が適用されるとして今回の刑事事件例を見ていきましょう。
宮城県の迷惑防止条例施行規則を見ると、第1条の目的において「この条例は、人に著しく迷惑をかける行為を防止し、もつて県民生活の平穏を保持することを目的とする。」としています。
これより盗撮は「著しく迷惑をかける行為」と考えることができ迷惑行為防止条例違反となります。
さらに宮城県の迷惑行為防止条例において
第三条
三、人の下着等を撮影し、又は撮影する目的で写真機、ビデオカメラその他これらに類する機器(以下「写真機等」という。)を向け、若しくは設置すること。
と、盗撮等について詳しく定めており、今回の刑事事件例においては、これに違反することがわかりますので、迷惑行為防止条例違反で逮捕される可能性が高いです。
【盗撮で示談】
盗撮は初犯で且つ処分前にしっかりと被害者対応等の弁護活動を行うことができれば、あれば不起訴になる可能性が高いです。
しかし盗撮は性犯罪であるために被害者の処罰感情が高まる可能性が高いです。
さらに今回の刑事事件例ではAさんとVさんは同じ会社の同部署に勤務する同僚であり、関係性が近いためにAさんは例え初犯であっても、なかなか釈放されない可能性が高いです。
このような状況の中、盗撮事件を起こしてしまった場合で事件を穏便に済ませ、寛大な処分得たい場合、盗撮事件をはじめ刑事事件の示談に精通した弁護士を雇って、盗撮事件の被害者の方の処罰感情をなだめつつ、盗撮事件の被害者の方と示談を進めていくことが重要となります。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部は、刑事事件を専門に扱う法律事務所で性犯罪も多く取扱い,不起訴処分を多く獲得しています。
宮城県仙台市宮城野区の盗撮事件でお困りの場合は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部までご相談ください。
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宮城県仙台市泉区の少年事件(後編)
宮城県仙台市泉区の少年事件(後編)
宮城県仙台市泉区の少年事件(後編)について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部が解説致します。
この記事は,宮城県仙台市泉区の少年事件(前編)の続きとなります。
【少年法5条1項の例外はないのか】
もっとも、上記で説明した場合の例外が、少年法5条2項に定められています。
少年法 第5条2項
家庭裁判所は、保護の適正を期するため特に必要があると認めるときは、決定をもつて、事件を他の管轄家庭裁判所に移送することができる。
少年法5条2項は、現在少年事件が係属している家庭裁判所で調査・審判が行われるよりも、他の家庭裁判所で調査・審判が行われた方が適切である場合には、その他の家庭裁判所に少年事件を移す(移送する)ことを認める規定です。
この少年法5条2項は「保護の適正を期するため特に必要があると認めるとき」に適用されることになり、実際には、親と一緒に住んでいる少年の事件の場合には、親の住所を管轄する家庭裁判所に少年事件が移送されることが多いです。
これを少年事件例で説明すると、現在高校3年生で普段は神戸市内で両親と暮らしているAさんの調査・審判を、仮に仙台家庭裁判所が行うことになるとすると、神戸市に住むAさんやAさんの両親にとって負担が大きいです。
少年事件例においては、Aさんが普段両親と暮らしている神戸市を管轄とする神戸家庭裁判所に、Aさんの強要・児童ポルノ法違反事件を移送した方が適当であると言えるでしょう。
そのため、Aさんの強要・児童ポルノ法違反事件は、仙台家庭裁判所から神戸家庭裁判所へと移送される可能性が高いと言えます。
【少年事件が移送された場合に不都合はないのか】
少年事件例のように、仙台家庭裁判所から神戸家庭裁判所へと少年事件が移送された場合、同じ弁護士による法的な援助を受けることが難しくなるというデメリットが考えられます。
少年事件例では、仙台市の泉警察署に逮捕された時にAさんに対して法的なアドバイスをしてくれた弁護士がいた場合、その弁護士が神戸市まで出張して付き添ってくれるとは限りません。
従って、Aさんが仙台市の泉警察署で拘束されている段階では、仙台市の弁護士にAさんの強要・児童ポルノ法違反事件の対応を依頼し、Aさんの強要・児童ポルノ法違反事件が神戸家庭裁判所に移送された段階では、別の神戸市の弁護士に改めてAさんの強要・児童ポルノ法違反事件の対応を依頼する可能性が十分にありえます。
この場合、同じ弁護士による法的な援助を受けることが出来ず、少年の調査や審判において不利益になる危険性があります。
その点、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、そのようなデメリットを乗り越え、当初から一貫した方針で少年事件を対処することが可能であります。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、札幌、仙台、千葉、東京(新宿・八王子)、埼玉、横浜、名古屋、京都、大阪、堺、神戸、福岡の全国12都市、計13か所に事務所を構える少年事件・刑事事件専門の法律事務所です。
そして、弊所に在籍している弁護士は、少年事件・刑事事件に精通している弁護士ばかりです。
そのため、少年事件例のように神戸市に住む高校生のお子さんが、仙台市の警察署に強要・児童ポルノ法違反の疑いで逮捕されて連れて行かれたという場合でも、仙台市に在籍する弁護士と神戸市に在籍する弁護士が連携して、強要・児童ポルノ法違反事件に対処することが可能になり、当初から一貫した方針で強要・児童ポルノ法違反事件に対処することが可能であります。
高校生のお子さんが、いきなり現在の住所から遠く離れた仙台市の警察署に逮捕され、連れて行かれてしまってお困りの方は、いち早く、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部まで御相談ください。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部は,刑事事件を専門に扱う法律事務所です。
宮城県仙台市泉区の少年事件でお困りの場合は,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部までお電話ください。
宮城県仙台市泉区の少年事件(前編)
宮城県仙台市泉区の少年事件(前編)
宮城県仙台市泉区の少年事件(前編)について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部が解説致します。
この記事は,宮城県仙台市泉区の少年事件(前編)となります。
【少年事件例】
兵庫県神戸市内で両親と一緒に住んでいる高校3年生のAさん(17歳)は、SNS上で仲良くなった宮城県仙台市泉区在住の中学2年生のVさん(14歳)に対して、裸の画像を送ってもらうよう要求しました。
Aさんに好意を抱いていたVさんは、Aさんの求めに応じて自身の裸の写真をAさんに送りました。
これに味を占めたAさんは、もっと多くのVさんの裸の画像を要求しました。
Vさんは、これ以上の画像を送ることが怖くなってしまったので、この要求を断ると、Aさんは新たに裸の画像を送らなければ、これまで送ってもらったⅤさんの裸の画像をネット上で公開するぞとⅤさんにメッセージを送りました。
怖くなったVさんは両親に相談し、Vさんの両親は泉警察署に被害届を提出しました。
その後、泉警察署の警察官が、神戸市にあるAさんの自宅を訪れ、Aさんを逮捕しました。
(この少年事件例はフィクションです。)
【Aさんは今後どうなってしまうのか】
Aさんの行為は、強要罪と児童ポルノ法違反(所持・製造)に当たる可能性が高いです。
20歳未満の少年が、強要罪や児童ポルノ法違反といった犯罪に当たる可能性が高い行為をしてしまった場合、通常は以下のような流れで少年事件が進むことになります。
まず、被害届の受理などによって警察が少年事件を認知した場合、警察による捜査が開始されることになります。
そして、警察から、その警察署の管轄に対応する検察庁に少年事件が送致されます。
その後さらに、少年事件の送致を受けた検察庁と同じ管轄の家庭裁判所に少年事件が送致されることになり、その家庭裁判所で調査、審判が開始されることになるのが通常です。
これを少年事件例で説明すると、Aさんの強要・児童ポルノ法違反事件の捜査を担当しているのは、被害届を受理している仙台市にある泉警察署です。
泉警察署による捜査の後は、Aさんの強要・児童ポルノ法違反事件は泉警察署の管轄に対応している仙台地方検察庁に送致されることになります。
仙台地方検察庁にAさんの強要・児童ポルノ法違反事件が送致された後は、仙台地方検察庁と管轄が対応する仙台家庭裁判所に、Aさんの強要・児童ポルノ法違反事件が送致されることになるでしょう。
【神戸市に住むAさんの少年事件がどうして仙台家庭裁判所へと送致されるのか】
少年事件例において、仙台地方検察庁から仙台家庭裁判所に少年事件が送致されるのは、少年法5条1項の規定によるものです。
少年法5条1項
保護事件の管轄は、少年の行為地、住所、居所又は現在地による。
少年法5条1項の「現在地」とは、少年が現在いる場所のことを言います。
そのため、普段は神戸市に住むAさんが、仙台市にある泉警察署に逮捕されて泉警察署に留置されている場合は、Aさんの「現在地」は仙台市ということになります。
そのため、Aさんの強要・児童ポルノ法違反事件は、仙台地方検察庁から仙台家庭裁判所へと送致されることになります。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部は,刑事事件を専門に扱う法律事務所です。
宮城県仙台市泉区の少年事件でお困りの場合は,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部までお電話ください。
この記事は,宮城県仙台市泉区の少年事件(後編)に続きます。
暴行に加担した共犯事件
暴行に加担した共犯事件
暴行に加担した共犯事件について,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部が解説します。
【刑事事件例】
Aさんは,常日頃,Bさんから「Vさんが嫌いだ。機会があったらやってやろうと思う。」と聞かされていました。
ある日,Aさんがいつも通り,たむろ場(宮城県多賀城市内)に向かうと,BさんがVさんに対して暴行を加えているのも目撃しました。
Vさんの怪我を見て,Aさんはいち早く事態の成り行きを察知し,自らもこれに加担する意思で,Bさんと共謀して,Vさんに対して暴行を加えました。
その結果,Vさんは,Aさんが加担する前の暴行によって怪我を負いました。
後日,Aさんは,Vさんから宮城県塩釜警察署に被害届を出すと聞きました。
AさんはVさんと示談をして,暴行事件を穏便に済ませたいと考えています。
(刑事事件例は,大阪高等裁判所判決昭和62年7月10日を参考に作成したフィクションです。)
【暴行罪の共犯(共同正犯)になる】
Aさんは,Bさんと共謀して,Vさんに対して暴行を加えています。
このように,共犯者(刑事事件例ではBさん)と共謀して,その共謀に基づいて,共犯者それぞれ(刑事事件例ではAさんとBさん)が犯罪行為を行った場合,共犯(実行共同正犯)が成立します。
暴行罪の共犯(共同正犯)が成立する場合,共犯者(刑事事件例ではAさん)は暴行罪の罪責を負います。
暴行罪の刑事罰は「2年以下の懲役若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料」(刑法208条)ですので,共犯者(刑事事件例ではAさん)には「2年以下の懲役若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料」という刑事罰が科されることになります。
【加担前の怪我について】
以上のように,Aさんは,Bさんと共謀して,Vさんに対して暴行を加えていますが,Vさんは,Aさんが加担する前にBさんがした暴行によって,怪我を負っています。
この場合,Bさんが傷害罪の罪責を負うのは当然ですが,Aさんに対しても,Aさんが加担する前のBさんの暴行によって生じた傷害の結果の責任を負うのかどうかという点が問題となります。
この点に,加担したAさんには,被害者の方であるVさんに暴行を加えること以外の目的はありませんでした。
また,そもそも1つの暴行行為によって1つの傷害罪が成立するので,AさんはBさんによる(怪我を負わせる原因となった)暴行行為そのものに加担したとはいえません。
よって,Aさんは,Bさんとの共謀が成立した後の行為に対してのみ,共犯関係が成立したとして,暴行罪の共犯(共同正犯)の罪責を負うことになります。
【暴行に加担した共犯事件の示談について】
暴行に加担した共犯事件の示談は,共犯者に就いた刑事弁護士が相互に連絡を取り合い,それぞれが負う罪責に応じて,被害弁償金(示談金)を按分することになるのが通常です。
刑事事件例では,Aさんは暴行罪の共犯(共同正犯)の罪責を負うので,その暴行に対応する被害について,被害弁償金(示談金)を支払ったり,示談書を締結したりすることになると考えられます。
ただし,共犯者の方の資力状況や被害者の方に処罰感情に応じて,示談条件が変動する可能性があります。
暴行に加担した共犯事件で示談をしたい場合には,刑事弁護士によく事情を説明して,示談を進めてもらうのがよいでしょう。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部は,刑事事件を専門に扱う法律事務所です。
暴行に加担した共犯事件でお困りの場合は,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部までご相談ください。
窃盗事件で責任能力を争いたい
窃盗事件で責任能力を争いたい
窃盗事件で責任能力を争いたい場合について,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部が解説します。
【刑事事件例】
Aさんは,宮城県塩釜市内において窃盗事件を起こしてしまい,窃盗罪の容疑で逮捕されてしまいました。
Aさんの逮捕の連絡を受けたAさんの家族は,Aさんに統合失調症の症状がみられたことから,責任能力を争いたいと考え,責任能力に詳しい刑事弁護士を探しています。
(刑事事件例はフィクションです。)
【責任能力とは】
物事の良し悪しを判断できない者が違法な行為をしたからといって,その者に違法な行為を行ったことに対する道義的な非難を加えることはできません。
なぜなら,そのような者には,物事の良し悪しを判断して違法な行為をしないという期待ができない(期待可能性がない)からです。
そのため,違法な行為に対して道義的な非難を与えるためには,その大前提として,行為者に人格的な適性がなければならないと考えられています。
その人格的な適性とは,自分の行為が違法であることを意識し,そのような行為をしないように自分を律することができる能力(責任能力)を有することをいい,具体的には,精神の障害がないこと(刑法39条)であり,また,刑事未成年者でないこと(刑法41条)ということになります。
刑法39条
1項:心神喪失者の行為は,罰しない。
2項:心神耗弱者の行為は,その刑を減軽する。
刑法39条1項が定める「心神喪失者」とは,精神の障害により,行為が違法であることを認識する能力がない,又は,この認識に従って行動する能力がない状態にある者のことをいいます。
また,刑法39条2項が定める「心神耗弱者」とは,精神の障害により,行為が違法であることを認識する能力が著しく減退しているか,又は,この認識に従って行動する能力が著しく減退している状態にある者のことをいいます。
【どのような場合に責任無能力,限定責任能力が認められるか】
犯罪精神医学の慣例では,統合失調症や急性アルコール中毒,慢性アルコール中毒のうちアルコール精神病,アルコール痴呆,覚せい剤中毒などが,「心神喪失者」や「心神耗弱者」にあたり,責任無能力者又は限定責任能力者として扱われることがあるとされています。
また,犯罪精神医学上では,アルコール単純酩酊状態にあったり,病的性格(単なる性格の異常)の持ち主であったりしても,完全な責任能力があるとして考えています(通説)。
ただし,「心神喪失者」や「心神耗弱者」にあたるか否かについて,精神障害の有無に関しては専門家である精神医学者の意見を十分に尊重しなければならないと考えられていますが,最終的な判断は裁判所に判断に委ねられています。
【精神鑑定について】
責任能力が争われるような刑事事件では,検察官により簡易鑑定(精神診断)又は鑑定嘱託が行われるのが通常です。
簡易鑑定(精神診断)とは,精神の障害や薬物中毒が疑われる被疑者の方について,被疑者の方の承諾を得て,精神科医によって行われる簡単な精神鑑定のことをいいます。
鑑定嘱託とは,捜査官が精神科医(などの特別の学識経験のある第三者)に対し,その学識経験に基づいた報告をすることを嘱託することをいいます。
被疑者の方の鑑定にあたり,被疑者の方を病院等に留置する必要がある場合には,鑑定留置がなされることがあることが特徴です。
【責任能力を争いたい場合】
責任能力を争いたい場合のうち,明らかに責任能力がないと思われる場合には,検察官に対して不起訴処分をするように訴えていくことになると考えられます。
また,その他に,責任能力の有無や軽重について争いたい場合は,不起訴処分となった場合を除き,法定で本格的に争っていくことになると考えられます。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部は,刑事事件を専門に扱う法律事務所です。
窃盗事件で責任能力を争いたい場合は,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部までご相談ください。
宮城県仙台市若林区の少年事件
宮城県仙台市若林区の少年事件
宮城県仙台市若林区の少年事件について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部が解説します。
【少年事件例】
小学6年生の12歳であるAさんは、宮城県仙台市若林区にある自宅内で、同級生のVさんに対して、Vさんの合意がないまま性交渉をしました。
Vさんがこのことを自身の両親に話したことから、Vさんの両親は若林警察署に通報しました。
後日、若林警察署から連絡が来て、AさんとAさんの父親は若林警察署に調書を作りに行くことになりました。
(この少年事件例はフィクションです)
【12歳の小学生の子どもでも罪に問われるのか】
刑法 177条
13歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いて性交、肛門性交又は口腔性交(以下「性交等」という。)をした者は、強制性交等の罪とし、5年以上の有期懲役に処する。
13歳未満の者に対し、性交等をした者も、同様とする。
刑法 41条
14歳に満たない者の行為は、罰しない。
刑事事件例のAさんの行為自体は、刑法177条に規定する強制性交等罪に当たる可能性が高いです。
そのため、Aさんが成人であれば、Aさんは強制性交等罪の刑事責任を問われることになるでしょう。
もっとも、刑事事件例のAさんの年齢は12歳です。
刑法41条は刑事責任を問うことができる年齢を14歳以上であると規定しています。
14歳に達していないAさんは、この刑法41条の規定により強制性交等罪の刑事責任を問われることはありません。
【触法少年・触法事件とは】
少年法 3条 1項
次に掲げる少年は、これを家庭裁判所の審判に付する。
2 14歳に満たないで刑罰法令に触れる行為をした少年
少年法 3条 2項
家庭裁判所は、前項第2号に掲げる少年…については、都道府県知事又は児童相談所長から送致を受けたときに限り、これを審判に付することができる。
14歳に満たないときに犯罪行為を行った少年は、触法少年と呼ばれます。
触法少年についての事件(触法事件)については、簡単に説明すると以下のような流れになります。
触法事件が発覚した場合、警察が触法調査と呼ばれる調査として、証拠の収集・確認などの活動が行われることになります。
その後、警察から児童相談所へ通告され、触法事件が児童相談所へ送致されると、児童相談所による調査が行われることになります。
そして、児童相談所による調査を踏まえて、福祉的措置を取ることが相当と判断されると、児童相談所長により福祉的措置が取られます。
触法事件における児童相談所長の福祉的措置には,児童・保護者へ訓戒を加えること、誓約書を提出させること、児童福祉司等に指導させること、里親に委託させること、児童養護施設や児童自立支援施設へ入所させることがあります。
一方、児童相談所長が家庭裁判所の審判に付するのを相当と認めたとき(少年法3条2項),又は一定の重大犯罪であるとき(少年法6条の7第1項)は,触法事件が児童相談所から家庭裁判所に送致されます。
その後、家庭裁判所による調査、審判が行われ、最終的に家庭裁判所による決定がなされることになります。
少年事件(触法事件)における家庭裁判所による決定は、大きく分けて①そもそも審判手続きを開始しない審判不開始、②審判の結果、保護処分をしないこととする審判不処分、③保護処分、④通常の刑事事件へと移行する検察官送致、⑤都道府県知事または児童相談所長へ少年の身柄を移す措置の5つに分けることができます。
このうち、③の保護処分は更に、保護観察、児童自立支援施設送致、少年院送致の3つの種類があります。
保護観察とは、少年の身柄を拘束しないで、つまり、少年の生活環境を変更することなく、保護監督所と呼ばれる機関による指導監督を受ける処分のことを言います。
次に、児童自立支援施設送致とは、少年を児童自立支援施設に入所させる処分のことを言い、この処分は、少年の生活環境に問題があるような場合に取られるもので、この処分がなされることはあまり多くありません。
最後の少年院送致とは、少年を少年院に収容して、少年に矯正教育を行わせる処分です。
このような触法事件の流れは具体的な触法事件の内容によって変わってきます。
触法少年が起こした触法行為や、触法少年の家庭環境、発達状況、これまでの非行歴など、さまざまな事情が考慮されることになるでしょう。
【触法事件における弁護士の役割】
触法事件において、触法事件を含む少年事件に精通した弁護士を付添人として選任することで、次に挙げられるようなメリットが期待できます。
まず、警察の触法調査についてです。
触法事件については、警察による通常の捜査に代えて触法調査と呼ばれる調査が行われることになります。
触法調査において、警察は、触法少年を呼び出して質問をしたり、証拠となるような物を強制的に取得するといった措置を取ることができます。
この警察の触法調査は、触法少年の情操の保護に配慮しつつ行われるものとされています。
もっとも、必ずしも警察の触法調査が適正に行われるとは限りません。
ここで、少年事件に精通した弁護士を付添人として選任しておけば、少年事件に精通した弁護士が警察の触法調査について、触法事件を起こした触法少年やそのご家族の方に対して法的な観点からアドバイスをすることができますし、また、警察の触法調査が適正に行われているかを少年事件に精通した弁護士がチェックすることができるでしょう。
また、触法事件については、警察が触法少年を逮捕・勾留することはできません。
しかし、触法少年の場合、殺人罪などの重大な触法事件については、児童相談所が一時保護という形で触法少年の身柄を拘束することができます。
児童相談所による一時保護により触法少年の身柄が拘束されてしまえば、触法少年の日常生活に影響が及ぶ可能性は非常に高いと言えるでしょう。
このような場合に備えて、少年事件に精通した弁護士を付添人として選任しておけば、一時保護の必要がないことを児童相談所に対して事前に申し立てることで、一時保護を回避する活動を取ることが期待できます。
【小学生のお子さんが事件を起こしてお悩みの方は】
触法事件の場合、一般の刑事事件とは異なり、警察や児童相談所による調査が在宅で進められることが多く、触法事件を起こしてしまったお子さんのご家族の方にとっては、あまり切迫感が感じられないかもしれません。
しかし、在宅事件であっても警察や児童相談所による調査は着々と進められ、この調査結果に基づいて、児童相談所へ送致され、児童相談所による措置がなされることになります。
また,家庭裁判所に送致されてしまった場合には、家庭裁判所による審判が行われることになります。
そのため、家庭裁判所による審判の結果が適切なものにするためには、いち早く、少年事件に精通した弁護士を付添人として選任し、警察や児童相談所による調査に対する対応や、家庭裁判所での審判での振る舞い方などについて、適宜アドバイスを得ておくことが望ましいでしょう。
弁護人法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部は、少年事件の付添人としての経験が豊富な少年事件に精通した弁護人が在籍しています。
宮城県仙台市若林区で、小学生のお子さんが少年事件を起こしてしまいでお困りのご家族の方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部まで一度ご相談ください。
強制性交等事件の被害者参加制度④
強制性交等事件の被害者参加制度④
強制性交等事件の被害者参加制度④について,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部が解説します。
この記事は強制性交等事件の被害者参加制度③の続きとなります。
【被害者の方が利用できる制度について】
以下では,被害者参加制度や心情意見陳述制度の他に,被疑者の方が利用できる制度について解説します。
【被害者の方等の公判手続の傍聴とは】
犯罪被害者保護法2条
刑事被告事件の係属する裁判所の裁判長は,当該被告事件の被害者等(被害者又は被害者が死亡した場合若しくはその心身に重大な故障がある場合におけるその配偶者、直系の親族若しくは兄弟姉妹をいう。以下同じ。)又は当該被害者の法定代理人から,当該被告事件の公判手続の傍聴の申出があるときは,傍聴席及び傍聴を希望する者の数その他の事情を考慮しつつ,申出をした者が傍聴できるよう配慮しなければならない。
被害者の方等は,公判手続を傍聴することができます。
刑事事件例の強制性交等事件においても,強制性交等事件の被害者の方等は,公判を傍聴することができます。
【被害者の方等の公判記録の閲覧及び謄写とは】
犯罪被害者保護法3条1項
刑事被告事件の係属する裁判所は,第1回の公判期日後当該被告事件の終結までの間において,当該被告事件の被害者等若しくは当該被害者の法定代理人又はこれらの者から委託を受けた弁護士から,当該被告事件の訴訟記録の閲覧又は謄写の申出があるときは,検察官及び被告人又は弁護人の意見を聴き,閲覧又は謄写を求める理由が正当でないと認める場合及び犯罪の性質,審理の状況その他の事情を考慮して閲覧又は謄写をさせることが相当でないと認める場合を除き,申出をした者にその閲覧又は謄写をさせるものとする。
被害者等の方等は,第1回公判期日後から刑事事件(刑事事件例では強制性交等事件)が終結するまでの間に,公判記録を閲覧又は謄写することができます。
【損害賠償命令制度とは】
犯罪被害者保護法23条1項
次に掲げる罪に係る刑事被告事件(刑事訴訟法第451条第1項の規定により更に審判をすることとされたものを除く。)の被害者又はその一般承継人は,当該被告事件の係属する裁判所(地方裁判所に限る。)に対し,その弁論の終結までに,損害賠償命令(当該被告事件に係る訴因として特定された事実を原因とする不法行為に基づく損害賠償の請求(これに附帯する損害賠償の請求を含む。)について,その賠償を被告人に命ずることをいう。以下同じ。)の申立てをすることができる。
被害者等は,刑事事件(刑事事件例では強制性交等事件)の弁論の終結までに,損害賠償命令の申立てをすることができます。
損害賠償命令制度では,刑事事件(刑事事件例では強制性交等事件)の訴訟記録を流用することができます(犯罪被害者保護法23条4項)。
この損害賠償命令制度を利用すれば,刑事裁判の証拠を用いることで,民事裁判の立証を省略することができます。
【刑事和解制度とは】
犯罪被害者保護法19条
1項:刑事被告事件の被告人と被害者等は,両者の間における民事上の争い(当該被告事件に係る被害についての争いを含む場合に限る。)について合意が成立した場合には,当該被告事件の係属する第一審裁判所又は控訴裁判所に対し,共同して当該合意の公判調書への記載を求める申立てをすることができる。
4項:第1項又は第2項の規定による申立てに係る合意を公判調書に記載したときは、その記載は、裁判上の和解と同一の効力を有する。
被害者等は,刑事事件(刑事事件例では強制性交等事件)の被告人との間で,民事上の争いについての合意が成立した場合には,その合意を公判調書に記載するよう申立てることができます。
合意が公判調書に記載された時は,その記載は裁判上の和解と同一の効果を有します。
この刑事和解制度を利用すれば,刑事事件(刑事事件例では強制性交等事件)の被告人が合意通りの支払いをしなかったときに,民事訴訟を一から提起することなく,直ちに強制執行をすることができます。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は,刑事事件を専門とする法律事務所です。
強制性交等事件の被害者参加制度についてお困りの方は,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所までご相談ください。
