Archive for the ‘交通事件’ Category

宮城県柴田町の交通死亡事故 執行猶予を獲得して実刑を回避する弁護士

2018-12-15

宮城県柴田町の交通死亡事故 執行猶予を獲得して実刑を回避する弁護士

宮城県柴田町在住のAは、町内を自動車で走行中、歩道から突然飛び出してきた自転車のVと接触する事故を起こし、Vを死亡させてしまった。
Aは過失運転致死罪宮城県大河原警察署の警察官に現行犯逮捕され、翌日に釈放された。
被害者遺族へ謝罪と被害弁償を尽くしたい、起訴された場合は執行猶予を獲得して実刑を免れたいと考えたAは、宮城県内の交通死亡事故に強い弁護士を探している。
(フィクションです。)

~交通死亡事故で過失運転致死罪~

自動車を運転する際は、歩行者や自転車やバイクや対向車などの有無及びその安全を確認して進行すべき自動車運転上の注意義務があります。
自動車の運転上必要な注意を怠って交通事故を起こし、交通死亡事故を起こした場合は、過失運転致死罪が適用されます。(危険運転致死罪が適用される場合は別です。)
失運転致死罪が適用される場合は、7年以下の懲役、禁錮又は100万円以下の罰金に処される可能性があります。

過失運転致死罪の場合、過失犯ではありますが、被害者の死亡という重大な結果が生じているので、示談ができているときでも、略式手続による罰金刑で済むことはあまり望めないでしょう。
正式に起訴(公判請求)されて裁判にかけられるのが通例だと思われます。

~実刑を回避する弁護活動~

過失運転致死罪などで公判請求された場合、実刑を科されて刑務所に服役しなければならなくなるのでは、と心配になることだと思います。
実刑を避ける方法として、執行猶予を獲得することが挙げられます。
執行猶予という制度は、一定の刑の言渡しを受けた者は情状により刑の執行が猶予されるというものです。
執行猶予期間を問題なく経過した場合、刑の言渡しは失効し,言い渡されていた刑に服さなくて、つまり刑務所に服役しなくてよくなります。

過失運転致死事件で罪を認める場合は、被害者遺族への謝罪と弁償が行われているか否かが刑事処分に大きく影響します。
交通死亡事故を起こしてしまった加害者ならば、謝罪と弁償は当然やるべきことといえます。
しかし、家族を亡くした被害者遺族の被害感情は非常に厳しいことが多く、謝罪と示談交渉は誠意を尽くして慎重に進める必要があります。
示談交渉には相当な時間が予想されることから、過失運転致死罪示談する等で執行猶予を獲得したい場合は、お早めに刑事事件・交通死亡事故に強い弁護士に相談されるとよいでしょう。
過失運転致死罪の示談、執行猶予獲得に強い弁護士をお探しの場合は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所までお問い合わせください。
(宮城県大河原警察署の事件の初回法律相談:無料)

宮城県大崎市の人身事故で過失運転致傷罪 事故直後に現場で示談すべきでない理由を弁護士が解説

2018-12-06

宮城県大崎市の人身事故で過失運転致傷罪 事故直後に現場で示談すべきでない理由を弁護士が解説

トラック運転手Aは、宮城県大崎市で自動車を運転中、前方を注視しないまま交差点を左折したところ,横断歩道を歩行中のVに接触してしまった。
転倒したVはかすり傷ができたと話しており、Aは、免許停止や免許取消になると仕事ができなくなると思って「この場で示談して警察に届けないでほしい」と話していいものか悩んでいる。

~交通事故の現場で示談すべきでない理由~

事例のAは、Aには歩行者に注意して左折する義務を怠りVに怪我をさせたため,「自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律」に規定される過失運転致傷罪(同法5条)に当たる可能性が高いです。
過失運転致傷罪の刑罰は、7年以下の懲役もしくは禁固または100万円以下の罰金です。

交通事故が起きた場合、通常はすぐに警察に事故の報告をして実況見分を行い、示談交渉については後日に行うことになります。
過失運転致傷罪では一般に示談が結ばれていれば起訴されない不起訴処分となる可能性が高まります。
加えて、示談が成立すれば、後日民事訴訟で訴えられることもなくなります。
そのため、交通事故の加害者は一刻も早く示談をしようと考えがちです。
交通事故の加害者の中には、
・運転免許の点数が上がること、・刑事事件になること、・タクシーやトラックなどの職業運転手の場合免許停止や免許取り消しになると仕事を失うこと
を恐れて、交通事故の現場で被害者に謝って示談すれば警察に報告しなくてもよいと考える人もいます。
しかし、事故直後に現場で示談を行うこと、警察に事故の報告をしないことは避けたほうがよいです。

まず、警察への事故の報告についてですが、道路交通法72条では、交通事故を起こした場合の警察への報告義務を規定しています。
警察へ事故の報告を怠ると、報告義務違反になるだけでなく、保険が適用されない等のデメリットもありま。
警察に報告しなかったところ、後日被害者から痛みが出たと言われて、報告義務違反になることを恐れた加害者が被害者に対して治療費等として多額の金銭を支払わざるをえなくなるというケースも考えられます。

次に、事故直後に現場で示談を行うことについてですが、この場合示談が口約束になることが考えられます。
口約束だけでも示談成立と認められる場合がありますが、示談をしたという証拠が残らないため、示談の有無や内容をめぐって後日争いとなる場合があります。
被害者に事故現場では気付かない負傷があって数時間後や数日後に症状として現れた場合、後日示談をめぐって揉めることもあります。

このような事態を防ぐため、人身事故の加害者となった場合は、事故直後に現場で示談をせず、弁護士にご相談ください。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、過失運転致傷罪などの示談経験豊富な弁護士が被害者と交渉し、適切かつ迅速に示談を成立させます。
無料法律相談・初回接見のお申込みはフリーダイヤル0120-631-881までお問い合わせください。

赤色信号を殊更に無視したとして危険運転致傷罪② 刑事弁護士に身柄解放を依頼

2018-12-01

赤色信号を殊更に無視したとして危険運転致傷罪② 刑事弁護士に身柄解放を依頼

昨日のコラムでは、危険運転致傷罪についてご説明いたしました。
本日は、危険運転致死傷罪の「危険運転」のうち、「信号無視運転致死傷」について解説します。

~信号無視運転致死傷(自動車運転死傷行為処罰法2条5号)~

危険運転致死傷罪のうち、赤色信号またはこれに相当する信号を殊更に無視し、かつ、重大な交通の危険を生じさせる速度で自動車を運転し、よって、人を死傷させる罪です。

・「赤色信号を殊更に無視し」とは,故意に赤色信号に従わない行為のうち,およそ赤色信号に従う意思のないものをいいます。
赤色信号に従う意思があるかどうかは,対面信号が赤色表示していたのを運転者がどの地点で認識していたかにもよります。
・「重大な交通の危険を生じさせる速度」とは,自車が相手方と衝突すれば大きな事故を生じさせると一般的に認められる速度,あるいは,相手方の動作に即応するなどしてそのような大きな事故を回避することが困難と認められる速度のことをいうとされています。
通常時速20~30キロメートルであればこれに当たると考えられています。

危険運転致傷罪は非常に重い法定刑が科せられており、逮捕されると引き続き勾留される傾向が高いです。
また、危険性の高い運転によって事故を起こしていることから、取調べにおいて捜査機関から厳しい追及をされる可能性が高いです。

逮捕勾留されている方を一日でも早く身柄解放するためには、検察官に起訴されることを予想してあらかじめ保釈手続きの準備を進めるなど的確な刑事弁護が重要です。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所には、刑事弁護の経験豊富な弁護士が多数在籍しています。
危険運転致傷罪でお悩みの方は、まずは無料法律相談または初回接見サービスをご検討ください。
(フリーダイヤル0120-631-881で24時間受付中。)

赤色信号を殊更に無視したとして危険運転致傷罪① 宮城県登米市の事件を刑事弁護士に依頼

2018-11-30

赤色信号を殊更に無視したとして危険運転致傷罪① 宮城県登米市の事件を刑事弁護士に依頼

Aさんは,深夜に自動車を運転して帰宅途中,前方の交差点の対面信号が赤色表示をしていたにも関わらず,「こんな深夜に自分以外に交差点を通過する人はいないだろう」などと思って,時速約40キロメートルで交差点に進入しました。
その結果、右方から交差点に進入してきたVさん運転のバイクに気づかずに自車を衝突させ,Vさんに加療約2か月間を要する怪我を負わせました。
Aさんは事故現場に駆け付けた宮城県警察登米警察署の警察官によって、危険運転致傷罪の容疑で現行犯逮捕されました。
(※この事例はフィクションです。)

~危険運転致傷罪~

危険な運転を行い、よって人を死傷させた場合は、危険運転致死傷罪として通常の交通事故よりも重い刑罰に処せられます。
危険運転致死傷罪は、「自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律」によって処罰されます。

同法の第2条および第3条において、どのような運転が「危険運転」か細かく規定しています。
危険運転の例として、酩酊・薬物運転、制御困難運転、未熟運転、妨害運転、信号無視運転、通行禁止道路運転、準酩酊・準薬物運転、病気運転があります。
法定刑は非常に重く、第2条に違反する者で、人を負傷させた者は15年以下の懲役、人を死亡させた者は1年以上の有期懲役で処罰されます。

危険運転致傷罪の場合、初犯であっても数年の実刑になる判例があります。
また、事故の被害者が死亡してしまった場合は、危険運転致死罪となって裁判員裁判の対象事件となります。
そのため、危険運転致死傷罪では、刑事手続きの早い段階から最善の弁護活動を尽くす必要があります。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、危険運転致傷事件などの刑事事件専門の法律事務所です。
危険運転致傷罪でご家族が逮捕されてお困りの場合は、フリーダイヤル0120-631-881までお問い合わせください。
(宮城県警察登米警察署への初回接見費用:上記フリーダイヤルにてご案内しますので、お気軽にお尋ねください。)

宮城県大郷町のスピード違反の少年事件 少年の交通事件に強い弁護士

2018-11-24

宮城県大郷町のスピード違反の少年事件 少年の交通事件に強い弁護士

宮城県大郷町の18歳A君は、制限速度を大幅に超過して一般道を走行したスピード違反の疑いで宮城県警察大和警察署に捜査されています。
A君の両親は、少年事件交通事件に強い弁護士に今後について相談しました。
(フィクションです)

~交通関係の少年事件~

少年事件うち、交通事故・交通事件は、事件数が多いこと、交通事件の特性に着目した処遇や教育的措置が必要であるとされていることから、一般の少年事件と異なる取扱いがされることも多いです。

集団講習
複数の少年に対して交通安全に関した集団講習が行われることがあります。

少年審判
非行内容や保護を必要とする点に共通性のある複数の少年を一緒に審判する「集団審判」になる場合があります。

保護観察
交通事件では通常の保護観察と異なる二つの保護観察があります。
①交通保護観察
交通事件対象者の保護観察を専門に担当する保護観察官や交通法規に詳しい保護司が担当するように配慮されます。 
交通保護観察の場合、通常の保護観察処分より短期間である6か月程度経過後に解除が検討されます。

②交通短期保護観察
保護観察官自ら集団処遇を行い、少年に毎月の生活状況を報告させる方法で行われます。
交通保護観察処分より、さらに短い3か月~4か月で解除が検討されます。

少年の交通事件では、少年事件交通事件特有の活動が必要になります。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、実績豊富で少年事件交通事件に詳しい弁護士が迅速・丁寧にサポート致します。
まずは、お気軽に無料法律相談または初回接見サービスをご利用ください。
(宮城県警察大和警察署の事件の初回法律相談:無料)

仙台市太白区の飲酒運転 酒気帯び運転の刑事弁護に強い弁護士

2018-11-17

仙台市太白区の飲酒運転 酒気帯び運転の刑事弁護に強い弁護士

11月14日、放送事業者の専任部長が仙台市太白区の県道で酒気を帯びた状態で乗用車を運転した道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで、宮城県警仙台南署に現行犯逮捕されたというニュースが報道されています。
本日は、刑事事件専門の弁護士が飲酒運転について解説します。

~飲酒運転~

飲酒運転の検挙は、主に検問によるものですが、冒頭に載せた事件では、付近にいた警察官が青信号で発進しない同容疑者の車を不審に思い職務質問したところ、呼気から基準値を超えるアルコールが検出されたと報じられています。

警察官に飲酒を疑われた場合は、飲酒検知によって飲酒量を確認されます。
呼気1リットル中0.15グラム以上のアルコールが検出された場合「酒気帯び運転」となって、免許停止、免許取消の行政処分の他に「3年以下の懲役又は50万円以下の罰金」が科せられることとなります。
一方、飲酒検知に関係なく、酒に酔った状態で車を運転すると「酒酔い運転」となります。
酒酔い運転は、警察官の質問への対応や回答、歩行の様子等によって判断されます。
飲酒量が基準値に満たない場合でも、酒に酔っている状態だと判断されれば「酒酔い運転」になってしまします。
酒酔い運転の罰則は「5年以下の懲役又は100万円以下の罰金」であり、酒気帯び運転よりも厳しくなっています。

飲酒運転は、車両の運転者以外にも、酒類の提供者、車両の同乗者、車両の提供者に対する罰則もあります。

秋の行楽シーズン、年末年始と飲酒の機会が増え、それにあわせて飲酒運転も増える時期です。
年末は警察が飲酒運転の取締りを強化する時期でもあります。

飲酒運転をしてしまって酒気帯び運転酒酔い運転弁護士をお探しの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。
(宮城県警察仙台南警察署への初回接見費用:34,800円)

仙台市若林区の人身事故 交通事故の刑事処分に詳しい弁護士

2018-11-09

仙台市若林区の人身事故 交通事故の刑事処分に詳しい弁護士

40代男性Aさんは、仙台市若林区の道路でわき見運転をしてしまい、横断歩道を歩いていた50代女性Vさんと接触して、Vさんに全治2か月の怪我を負わせました。
Aさんは、宮城県警察仙台中央警察署取調べを受けることになったため、取調べ前に交通事故の刑事処分に詳しい弁護士無料法律相談に行きました。
(フィクションです。)

~交通事故で刑事事件に~

交通事故にかかる刑事事件において適用される法律には、「道路交通法」と「自動車運転処罰法(自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律)」の2つがあります。

道路交通法には、自動車を運転する際の注意義務等が定められています。
自動車運転処罰法では、その注意義務に違反して人身事故を起こした場合の刑事罰について定めています。

交通事故によって人を死傷させてしまった場合について、自動車運転処罰法は、危険運転致死傷罪過失運転致死傷罪に分けて定めています。
危険運転致死傷罪過失運転致死傷罪のどちらが適用されるかは、運転手の運転態様によって変わります。
また、アルコールや薬物の影響によって交通事故を起こしてしまった場合について、危険運転致死傷罪が2つに区分されています。

危険運転致死傷罪(自動車運転処罰法2条)が適用される場合の法定刑は、致傷罪のケースでも15年以下の懲役です。
一方、過失運転致死傷罪が適用される場合の法定刑は、7年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金であり、被害者が亡くなっていても罰金刑が選択される可能性が残っています。

交通事故で刑事事件になる場合は、刑法に載っている罪に比較してどの罰条が適用されるかの判断が難しいです。
しかし、どの罰条が適用されるかによって刑罰が大きく異なり、危険運転致死罪の場合は裁判員裁判になるなど、手続きにも大きく差があります。
そのため、弁護士に弁護を依頼される場合は、交通事件・刑事事件に長けた弁護士にご依頼される方が安心できるでしょう。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所には、過失運転致死傷罪・危険運転致死傷罪に詳しい弁護士が多数在籍しています。
交通事故刑事事件になってお困りの場合は、まずは無料法律相談または初回接見サービスをご利用ください。
(宮城県警察仙台中央警察署への初回接見費用:34,100円)

宮城県東松島市の過失運転致傷罪 逮捕されるか刑事事件弁護士が解説

2018-11-02

宮城県東松島市の過失運転致傷罪 逮捕されるか刑事事件弁護士が解説

仕事帰りの会社員Aさんは、宮城県東松島市内で自動車を運転していました。
横断歩道で左折しようとしたAさんは、巻き込み確認を怠り方向転換したため、直進しようとしていた自転車のVさんと接触してしまった。
Vさんは転倒し,約2週間の加療を要する頸椎捻挫、左顔面創傷の傷害を負った。
Aさんは逮捕はされなかったものの、後日、宮城県警察石巻警察署から取調べを受ける予定です。
(フィクションです。)

~過失運転致傷罪~

Aさんは、横断歩道での巻き込み確認という接触を避けるための注意を怠ってVさんに怪我を負わせたため、(自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律5条の過失運転致傷罪に問われると考えられます。
過失運転致傷罪は、7年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金が刑罰として規定されています。

~Aさんは逮捕されるか~

逮捕の要件は法律で定められており、ごく簡単にまとめると
逮捕するためには
①犯罪に関与した疑いがあること,
②証拠隠滅や逃亡するおそれがあること,
の2点が必要です。

①は、実際に罪を犯していたとしても、証拠による裏付けが必要とされるため、犯罪に関与した疑いを裏付ける証拠が不十分なまま逮捕することはできません。
②は、身体の拘束をしなければ、証拠隠滅等の捜査の進行を妨げる事情があるかを判断するために設けられています。
①と②のいずれかが欠けた場合、法律上逮捕は許されません。

さて、Aさんのように、警察から呼び出しを受けて取調べを受けている(逮捕はされていないため、「在宅事件」と呼ばれる。)の場合について、逮捕されていない理由を考えてみると、
(1)犯罪に関与したという証拠がまだ十分に集まっていない,
(2)証拠は集まったが,証拠隠滅や逃亡のおそれがないため,身柄を拘束しなくても捜査が進められる,
という2つに区分できます。

(1)の理由で逮捕されていない場合は、捜査によって証拠が集まると逮捕されるおそれがあります。
(2)の理由の場合、身元引受人となる家族の存在や安定した職業に就いているため逃亡のおそれがないこと等身柄拘束の必要がないことを弁護士が意見書で提出することによって、身柄拘束のリスクをさらに下げることができます。

事例のAさんのケースでは、加療2週間の傷害ですが、もし被害者が死亡や重傷であったなら、刑罰を恐れて逃亡するおそれが高いと判断されやすくなります。
また、もし、その場から逃げ出していたり、警察での取調べで嘘をついたりすると、証拠隠滅や逃亡するおそれがあると判断されやすくなります。

逮捕されるおそれがある状況は様々であり、刑事手続きの段階に応じてできる活動、すべき活動も自ずから変わってきます。
逮捕を避けたいとお考えならば、弁護士へ依頼して状況に応じて適切な弁護活動をしてもらうとよいでしょう。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件に精通した弁護士が多数所属する法律事務所です。
過失運転致傷罪などで逮捕を避けたい場合は、まずは無料法律相談をご利用ください。
(宮城県警察石巻警察署への初回接見費用:43,200円)

宮城県塩釜市の原付バイクの交通事故 過失運転致傷罪と少年事件に強い弁護士

2018-10-27

宮城県塩釜市の原付バイクの交通事故 過失運転致傷罪と少年事件に強い弁護士

宮城県塩釜市在住の18歳Aさんは、塩釜市内の車道を原動機付自転車(原付バイク)で走行していて信号のない交差点に進入した際、Aさんの前方不注意で歩行者Vさんと衝突しました。
衝突により転倒したVさんは全治2か月の怪我を負いました。
Aさんが過失運転致傷罪宮城県警察塩釜警察署逮捕されたと連絡を受けたAさんの両親は少年事件に強い弁護士事務所無料法律相談の問い合わせをしました。
(フィクションです)

~原動機付自転車で事故を起こすと~

事例のAさんは、過失運転致傷罪宮城県警察塩釜警察署逮捕されています。
過失運転致死傷罪は、自動車運転死傷行為処罰法5条に以下の通り定められています。
「自動車の運転上必要な注意を怠り、よって人を死傷させた者は、7年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金に処する。」
過失運転致死傷罪は、前方不注視やスピード違反などの過失により自動車事故で人を負傷させたり、死亡させたりする場合に成立します。

しかし、今回のAさんは、原動機付自転車(原付バイク)を運転中に事故を起こしているため、同法の「自動車」に当たらないとも思えます。
そこで、自動車運転死傷行為処罰法第1条第1項を見てみると、「自動車」とは、道路交通法 第2条第1項第9号 に規定する自動車及び同項第10号に規定する原動機付自転車をいうと規定しています。
つまり、原動機付自転車(原付バイク)も自動車運転死傷行為処罰法の「自動車」に含まれることになります。
したがって、Aさんは前方不注意(=過失)によってVさんに全治2か月の傷害を負わせていますから、同法第5条の過失運転致傷罪に当たることになるでしょう。
ただし、Aさんはまだ18歳ですから、成人と同じように刑事裁判にかけられる可能性は低く、少年事件として家庭裁判所による少年審判によって処分が決まることになります。

少年事件では、成人の場合のように刑罰を科すのではなく、矯正や環境の調整をして少年の更生を目指します。
そのため、弁護士には、少年事件の特徴を踏まえた活動が要求されます。
加えて、少年事件では成人の刑事事件以上に時間が限られているため、迅速な準備も必要になります。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、刑事事件少年事件専門の弁護士事務所として、少年事件の特徴を踏まえた付添人活動を行います。
過失運転致傷罪少年事件でお困りの場合は、まずは、無料法律相談初回接見サービスについて、フリーダイヤル0120-631-881までお気軽にお問い合わせください。
(宮城県警察塩釜警察署への初回接見費用:38,800円)

宮城県山元町の飲酒後仮眠をしてから車を運転して飲酒運転 逮捕に強い弁護士

2018-10-21

宮城県山元町の飲酒後仮眠をしてから車を運転して飲酒運転 逮捕に強い弁護士

50代会社員Aさんは、宮城県亘理町の飲食店で飲酒した後、自身の自動車内で数時間の仮眠をとりました。
そろそろアルコールが抜けただろうと思い、自動車を運転して同町内の自宅へ帰宅しようとしていたところ、宮城県警察亘理警察署交通検問飲酒検知されて、呼気からアルコールが検出されたため、飲酒運転酒気帯び運転)で逮捕されました。
(フィクションです。)

~飲酒後仮眠をして車を運転しても飲酒運転になる?~

お酒を飲んでアルコールが体内に残った状態で車等の乗物を運転すると、飲酒運転になります。
飲酒運転は、飲酒運転によって事故を起こしたか否かにかかわらず、道路交通法で禁じられています。
刑事罰が科せられるのは
酒気帯び運転(呼気1リットルにつき0.15ミリグラム以上のアルコール濃度)
酒酔い運転(基準値はなく、アルコールの影響により正常な運転ができないおそれがある状態)
の2種類です。
法定刑は、
酒気帯び運転・・・2年以下の懲役又は30万円以下の罰金
酒酔い運転・・・・3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
です。
なお,刑事手続とは別に行政上の責任も問われます。

事例のAさんのように、仮眠や睡眠などで一度体を休めた後に運転したとしても、体内にまだアルコールが残っている状態で車等の乗物を運転すれば、飲酒運転となってしまいます。

飲酒をして眠っている間は、起きている間に比べて、アルコールが分解されて体から抜けるまでに約二倍の時間がかかる事が分かっています(個人差あり。)
加えて、人間は体の状態に慣れてしまうため、アルコールが体に回った状態に慣れてしまって体からアルコールが抜けていなくても、「酔いが醒めてきた」、「アルコールが抜けた」、と勘違いしてしまう傾向にあります。

体内にアルコールが残っているかどうかは飲酒検知によって明らかにされるものであり、本人の体の感覚で決まるものではありません。

飲酒運転が発覚すれば事例のAさんのように逮捕されるケースもあります。
容疑を否認している場合は逮捕ののちに勾留されることもあります。

もし飲酒運転で検挙された、ご家族が逮捕された場合は、刑事事件に強い弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所ご相談ください。
(宮城県警察亘理警察署への初回接見費用:41,500円)

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