宮城県柴田町の刑事事件で逮捕 リベンジポルノ防止法違反なら弁護士に相談

宮城県柴田町の刑事事件で逮捕 リベンジポルノ防止法違反なら弁護士に相談

40代会社員Aさんは、不倫相手の女性Vさんから別れを告げられたことの腹いせに、Vさんだとわかる形で、Vさんの性交時の動画をVさんの友人と勤務先に送りつけ、インターネットの掲示板に勝手に掲載しました。
友人から画像のことを知らされたVさんは、宮城県警察大河原警察署に相談し、Aさんがリベンジポルノ防止法違反の容疑で逮捕されました。
(フィクションです。)

~リベンジポルノ防止法~

リベンジポルノ防止法とは、平成26年に施行された比較的新しい法律である「私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律」の略称です。
リベンジポルノ防止法は、元交際者や元配偶者の性的な画像等を、撮影対象者の同意なく、第三者が撮影対象者を特定できる方法で、インターネットの掲示板等に公表する行為等を禁止しています。

リベンジポルノ防止法で規制対象とされる「私事性的画像」とは、
撮影された人が、他人に見られることを認識せずに撮影した
①性交・性交類似行為
②他人が撮影対象者の性器等を触る行為又は撮影対象者が他人の性器等を触る行為で、性欲を興奮、刺激するもの。
③衣服の全部又は一部を付けない状態で、殊更に性的な部位が露出され又は強調されているもので、かつ、性欲を興奮、刺激するもの。
が撮影された画像に係る電磁的記録です。

罰則は、
・第三者が撮影対象者を特定できる方法で、私事性的画像記録を不特定若しくは多数の者に提供し、又は公然と陳列すると、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
・公表させる目的で、私事性的画像記録を提供した場合は、1年以下の懲役又は30万円以下の罰金
となっています。

撮影対象者を特定できる方法とは、顔が写っている場合はもちろんですが、背景として写っている物から特定できる場合、公表された画像に添えられている文言等、画像以外から特定できる場合も含まれます。

復讐が目的の事件の場合は、リベンジポルノ防止法違反以外にも名誉毀損罪など他の犯罪も犯していることがあります。
その場合、逮捕される恐れが高くなり、かつ、身柄解放がされにくくなります。
処分に関しても、インターネット上に出回った画像を完璧に消去するのは不可能に近いため、被害者が被る性的プライバシーの侵害は大きく、回復が非常に困難であることから、初犯であっても示談がなければ非常に厳しい処分となることが予想されます。

一方で、リベンジポルノ防止法違反は、親告罪とされているため、被害者に謝罪し、示談して告訴を取り下げてもらえれば、不起訴処分を獲得することができます。
リベンジポルノ防止法違反事件では、犯罪の性質上、被害者は加害者に対して非常に厳しい感情を抱いている可能性が高いため、示談をするには、法律のプロであり第三者である弁護士を挟むことが有効です。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件少年事件専門の法律事務所です。
リベンジポルノ防止法違反でお困りの方は、お気軽に0120-631-881までお問い合わせください。
(宮城県警察大河原警察署の初回接見費用:41,600円)

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