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電車内の痴漢事件で弁護士に接見を頼むメリット

2021-11-09

電車内の痴漢事件で弁護士に接見を頼むメリット

電車内の痴漢事件弁護士接見を頼むメリットについて,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部が解説します。

【刑事事件例】

宮城県石巻市に住むAさんは,同市内にある会社に勤務する会社員です。
ある日,いつも通り,Aさんの家族がAさんの帰りを待っていたところ,Aさんが帰宅せず,電話やメールにも一切出ませんでした。
不安になったAさんの家族が宮城県石巻警察署に捜索願を出そうと問い合わせてみたところ,実はAさんは宮城県石巻警察署に痴漢事件で逮捕されているということが判明しました。
刑事事件例はフィクションです。)

【弁護士に接見を頼むメリット】

電車内の痴漢事件弁護士接見を頼むメリットについて解説します。

【1.弁護士に逮捕された経緯について聞いてもらえる】

家族の方がいきなり痴漢事件逮捕されたと聞いた場合,どういう理由や経緯で逮捕されてしまったのかがさっぱり分からず,大変動揺し狼狽してしまうかもしれません。
痴漢事件逮捕されたと知ったご家族の方には,「もしかしたら冤罪事件に巻き込まれてしまったのではないか」をご心配される方もおられると思います。

ここで,弁護士接見を頼めば,弁護士痴漢事件の被疑者の方と直接会ってもらい,どういう経緯で,痴漢事件逮捕されてしまったのかを聞いてもらうことができます。
この際に,被疑者の方が痴漢の容疑を認めているのか,それとも,痴漢の容疑を否認して冤罪事件だと主張しているのかを確認することができます。

被疑者の方が痴漢の容疑を認めているのか,それとも否認しているのかということは,今後の痴漢事件での捜査・裁判への対応に大きな違いをもたらしますので,大変重要な事柄です。

【2.弁護士に会社への連絡について聞いてもらえる】

痴漢事件逮捕されてしまった被疑者の方が会社員やアルバイトである場合で,ご家族の方が痴漢事件の被疑者の方の収入を頼って生活しているとき,被疑者の方が痴漢事逮捕されてしまって長期間身体拘束されてしまうと,無断欠勤を理由とする解雇にリスクが高まります。

しかし,会社やアルバイト先へ,早期に,かつ適切な伝え方で,痴漢事件の被疑者の方が出勤することができないと伝えることができれば,無断欠勤を原因とする解雇を避けることができる可能性があります。
例えば,会社員の方であれば,取り急ぎのところ有給休暇を使って,無断欠勤を避けることなどができるでしょう。

このように,ご家族の方が代わりに,早期にかつ適切な伝え方で痴漢事の被疑者の方が出勤することができないと伝えるために,弁護士に接見をしてもらって,痴漢事件の被疑者の方から会社への連絡について聞いてもらうのがよいでしょう。

【3.弁護士から今後の見通しについて教えてもらえる】

家族の方がいきなり痴漢事件逮捕されたと聞いた場合,今後,ご家族の方はどうなってしまうのかとご不安になると思います。
そのようなときは,弁護士接見をお願いして,痴漢事件被疑者の方からよく痴漢事件の経緯や対応,認否などを聞いてもらって,今後の見通しを教えてもらうのがよいでしょう。

なお,ご家族の方は知らなかったものの,痴漢事件の被疑者の方から話を聞いてみて初めて,今回の痴漢事件とは別に,複数の痴漢事件を起こしており,別件の痴漢事件の容疑が複数あるということが分かるケースもあります。

この場合,弁護士を入れて,すみやかに示談や法廷弁護活動などをしてもらわないと,最悪の場合,重い刑事罰が科されてしまう可能性がありますので,弁護士への接見の依頼は急いだほうがよいと考えられます。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部は,刑事事件を専門に扱う法律事務所です。
電車内の痴漢事件弁護士接見(初回接見については,こちらをクリック)を頼みたいとお考えの場合は,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部までご相談ください。
フリーダイヤルは0120-631―881です。
今すぐお電話ください。

盗撮事件で逮捕された被疑者のご家族の方へ

2021-10-26

盗撮事件で逮捕された被疑者のご家族の方へ

盗撮事件逮捕された被疑者のご家族の方へ,盗撮事件について弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部が解説します。

【刑事事件例】

宮城県大崎市に住むAさんは,盗撮の容疑で宮城県警察古川警察署により逮捕されてしまいました。
Aさんが盗撮事件逮捕されたと連絡を受けたAさんの家族は,あまりに突然のことで気が動転してしまいそうになりましたが,Aさんのためにできることはないかとネット等で盗撮事件弁護士について調べてみることにしました。
刑事事件例はフィクションです。)

【盗撮事件の被疑者の家族ができることとは?】

盗撮事件逮捕されてしまった被疑者のご家族の方が,留置施設に収容されてしまっている被疑者の方のためにできることはたくさんあります。
以下,盗撮事件の被疑者のご家族ができることを解説します。
盗撮事件の被疑者の方のために,盗撮事件のご家族の方ができることを一緒に考えていきましょう。

【1.面会に行く】

盗撮事件逮捕・勾留されている被疑者の方は,自分が起こしてしまった事の重大さを理解し,ひどく反省していたり,今後,どうしていけばよいのかと,精神的に大きなダメージを受けていたりする場合があります。
このような場合に,盗撮事件の被疑者のご家族の方が,盗撮事件の被疑者の方と面会して話をするということは,盗撮事件の被疑者の方にとって,とても大きな精神的な支えとなります。

なお,盗撮事件の被疑者のご家族の方ができる面会には,回数や時間の制限があります。
もし,盗撮事件を起こしてしまった経緯や,今後の刑事弁護活動の方針,学校や会社への連絡など,盗撮事件逮捕・勾留されてしまった被疑者の方からたくさんのことを聞き,また,たくさんのことを伝えたいという場合には,弁護士を雇って,代わりに伝言役を担ってもらうという方法があります。

【2.差入れをする】

盗撮事件逮捕・勾留されている被疑者の方は,外部との交通が遮断されているため,留置施設に自由に私物を持ち込んだり,私物を購入したりすることはできません。
ここで大切となってくるのが「差入れ」です。

勾留されている被疑者の方に対して,衣服や本などを渡すことを「差入れ」といいます。
弊所で受任した盗撮事件においても,逮捕されている被疑者の方が日常生活で使っている衣服や,留置施設に収容されている長い時間を何とかして過ごすための本や雑誌を差し入れるケースが多く見られます。

盗撮事件の被疑者のご家族の方が忙しくて差入れに行けないという場合は,弁護士盗撮事件の被疑者のご家族に代わって物品を差し入れることもでき,差入品が盗撮事件の被疑者の方の精神面の支えになることもあります。

なお,差入れることのできる物には一定の制限があり,盗撮事件の被疑者の方が自分や他人を傷つけたりすることがないように,衣服に付いている紐類や,ボールペン等の尖ったものなどは差し入れることができないと決められています。
また,差入れの個数にも制限があります。

【3.弁護士を雇って,被疑者の方を釈放してもらう】

盗撮事件逮捕されてしまった被疑者の方をすぐに出してあげたいと思った場合は,すぐに弁護士を雇って,盗撮事件の被疑者の方を釈放してもらうための訴えや手続きをしてもらうのがよいでしょう。

例えば,弁護士は,逮捕に引き続く身体拘束である勾留手続きを,検察官が求めたり,裁判所が認めたりしないように,検察官と裁判官それぞれに対して,書面等を通して訴えることができます。
また,盗撮事件の被疑者の方の身体拘束が起訴された後まで続く場合には,保釈のための保釈請求書を作ってもらったり,実際に保釈保証金の納付の手続きをしてもらったりすることができます。

ここで,弁護士は,実際に盗撮事件を起こしてしまった当事者である被疑者の方自身にしか雇うことができないわけではありません。
盗撮事件逮捕されてしまった被疑者のご家族の方であっても雇うことができます。
盗撮事件逮捕されてしまった被疑者のご家族の方から弁護士が雇われた場合は,弁護士による接見の際に,弁護士が「あなたのご家族の方に雇われた弁護士です。」と盗撮事件被疑者の方に伝えて,実際に盗撮事件の被疑者の方から詳しい話を聞いた上で,身柄解放活動を行っていきます。

【盗撮事件で弁護士をお探しの場合は】

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部は,刑事事件を専門に扱う法律事務所です。
盗撮事件逮捕されてしまった被疑者のご家族の方から依頼を受けて,盗撮事件の被疑者の方を守るための刑事弁護活動を行っています。
盗撮事件逮捕された被疑者のご家族の方で,弁護士をお探しの場合は,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部までご相談ください。
フリーダイヤルは,0120-631―881です。
専門のスタッフが,盗撮事件の被疑者のご家族の方から詳しい事情をお伺いします。
今すぐお電話ください。

ご紹介,痴漢事件での初回無料法律相談

2021-10-14

ご紹介,痴漢事件での初回無料法律相談

痴漢事件での初回無料法律相談について,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部がご紹介します。

【刑事事件例】

宮城県仙台市太白区に住むAさんは,同市内を走る電車内で痴漢事件を起こしてしまいました。
Aさんは,痴漢の容疑で,宮城県警察仙台南警察署の警察官から,「痴漢事件の件でお話を聞きたい」と仙台南警察署への出頭を求められてしまいました。
Aさんは,家族に自らが痴漢事件を起こしてしまったことを伝え,痴漢事を穏便に解決するために刑事弁護士を雇おうと考えています。
刑事事件例はフィクションです。)

【痴漢事件での初回無料法律相談】

痴漢事件での初回無料法律相談とは,痴漢事件に詳しい刑事弁護士に話を聞いてもらうことにできる初回の1時間の法律相談のことをいいます。
痴漢事件での初回無料法律相談では,痴漢事件に詳しい刑事弁護士が,痴漢事件を起こしてしまった被疑者の方やそのご家族の方から,痴漢事件を起こしてしまった経緯や現在の取調べの状況などを聞き,「今後,痴漢事件を穏便に解決するにはどのようにしたらよいのか」といった痴漢事件を起こしてしまった被疑者の方やそのご家族の方が自然に抱くご質問に丁寧にご回答させていただきます。

痴漢事件での初回無料法律相談をお願いしたからといって,必ずその刑事弁護士痴漢事件の刑事弁護を依頼しなければならないといったことはありません。
痴漢事件の初回無料法律相談では,実際に刑事弁護士痴漢事件を起こしてしまった経緯や今抱えているご不安を聞いてもらった上で,「この刑事弁護士なら頼みたい」と思った場合には,刑事弁護士に依頼をすることができます。
反対に,「他の刑事弁護士の話を聞いてみたい」という場合には,痴漢事件の初回無料法律相談をしたその場ですぐに,正式に依頼をする必要はありません。

というのは,痴漢事件刑事弁護士を雇う場合には,刑事弁護士が本当に信頼できるのか問うことがとても重要になるからです。
例えば,痴漢事件を穏便に解決するための刑事弁護活動では,痴漢事の被疑者の方がもう二度と痴漢事件を起こさない約束ができるということを検察官や裁判官に示していかなければなりません。
特に,痴漢事件のような性犯罪事件では,痴漢事件を起こしてしまった被疑者の方が,今回の痴漢事件で問題となった自らの性癖などをお話していただくなど,真に自らが抱える問題を解決して,もう二度と痴漢事件は起こさないと言えるようにしなければなりません。
そして,今回の痴漢事件で問題となった自らの性癖などの真に自らが抱える問題についてお話していただく場合には,刑事弁護士との間にしっかりとした信頼関係を築く必要があります。

また,痴漢事件の刑事弁護活動では,痴漢事件の被害者の方と示談をすることが考えられますが,「示談金としていくらまでなら払うことができるのか」といったご家庭内の事情も刑事弁護士にある程度お話いただくことになるため,同じように,刑事弁護士との間にしっかりとした信頼関係を築く必要があるといえます。

このように,痴漢事件刑事弁護士を雇う場合には,刑事弁護士が本当に信頼できるのか,痴漢事の刑事弁護を任してもよいのかということがとても重要になるといえるのです。
そして,初回無料法律相談は,刑事弁護士に直接話を聞いてもらい,刑事弁護士の相性を確かめることのできるとても大切な機会になります。

【痴漢事件での初回無料法律相談をご希望の方は】

痴漢事件で今後どうなってしまうのかがご不安という場合は,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部で初回無料法律相談をしてみませんか。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部は,刑事事件を専門に扱う法律事務所です。
痴漢事件での初回無料法律相談をご希望の方は,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部までお電話ください。
痴漢事件に詳しい担当者が,痴漢事件を起こしてしまった経緯を聞いた上で,初回無料法律相談のご案内をさせていただきます。
フリーダイヤルは,0120-631―881です。
今すぐお電話ください。

夫が盗撮事件を起こしたご家族へのアドバイス

2021-10-12

夫が盗撮事件を起こしたご家族へのアドバイス

夫が盗撮事件を起こしたご家族へのアドバイスについて,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部が解説します。

【刑事事件例】

Aさんは,岩手県一関市にある会社に勤務する会社員です。
Aさんは,仕事のストレスがあってか,同市内にある量販店の女子トイレで盗撮事件を起こしてしまいました。
Aさんの盗撮行為は,中にいたVさんに気付かれてしまい,後日,岩手県警察一関察署の警察官により軽犯罪法違反の容疑で出頭を求められ,Aさんは盗撮行為を認めました。
Aさんは,岩手県警察一関警察署の警察官に任意で事情聴取を受けていることを会社に報告し,自宅謹慎となっています。
夫が盗撮事件を起こしたことを知ったAさんのご家族は,Aさんのために弁護士を雇うことを考えています。
(刑事事件例はフィクションです。)

【夫が盗撮事件を起こしたご家族へのアドバイス】

夫が盗撮事件を起こしたご家族へのアドバイスは,2つあります。
これは,盗撮事件を起こしてしまった場合に下される処分や判決をできるだけ軽くするためのアドバイスです。

1.盗撮事件の被害者の方と示談をしましょう

盗撮事件を起こしてしまった場合の処分や判決を下す検察官や裁判官は,その処分や判決の重さを決める際に,盗撮事件の被害者の方と示談をしているかどうかという点を重視します。
なぜなら,示談をまとめることができた場合は,盗撮事件の被害を後からでも埋めることができたといえるからです。
また,示談の内容によっては,盗撮事件の被害者の方が今回起こしてしまった盗撮事件を今回限りで許してもらえる可能性があり,盗撮事件を起こしてしまった場合の処分や判決を下す検察官や裁判官は,盗撮事件の被害者の方の意思や考え方を処分や判決の重さに反映させようとするからです。

そのため,盗撮事件を起こしてしまった場合に下される処分や判決をできるだけ軽くするためのアドバイスとしては,やはり「盗撮事件の被害者の方と示談をしましょう。」ということができます。

2.二度と盗撮事件を起こさない環境を作りましょう。

盗撮事件を起こしてしまった場合の処分や判決を下す検察官や裁判官は,その処分や判決の重さを決める際に,盗撮事件を起こしてしまった被疑者・被告人の方が,今後盗撮事件の再犯を起こす可能性があるかどうかという点を重視します。
なぜなら,当然のことですが,今後盗撮事件の再犯を起こす可能性があるのであれば,盗撮事件の被疑者・被告人の方は全然反省していないことになるし,また,重い処分や判決を加えて,今後盗撮事件の再犯を起こさないようにしなければならないからです。

そのため,盗撮事件を起こしてしまった場合に下される処分や判決をできるだけ軽くするためのアドバイスとしては,「二度と盗撮事件を起こさない環境を作りましょう。」ということができます。
例えば,盗撮事件はいわゆる性犯罪事件のひとつですので,盗撮事件を起こしてしまった方の考え方,認知の仕方を改めてもらう方法として,心療内科や精神科に通院したりカウンセリングを受けたりするということが考えられます。

【まずは無料法律相談をご利用ください】

盗撮事件を起こしてしまったので,盗撮事件の被害者の方と示談をしたり,二度と盗撮事件を起こさない環境を作ったりして,盗撮事件を起こしてしまった場合に下される処分や判決をできるだけ軽くしたいという場合,刑事弁護士を雇うことをお薦めします。

確かに,盗撮事件の被害者の方と示談をしたり,二度と盗撮事件を起こさない環境を作ったりするために刑事弁護士を雇わないという方法もあります。
具体的には,非常に稀ではありますが,警察を通して盗撮事件の被害者の方の連絡先を直接聞いて,盗撮事件を起こしてしまった方自身が直接盗撮事件の被害者の方と示談をするという方法があります。
また,自ら積極的に通院やカウンセリングを受け,二度と盗撮事件を起こさないように環境を作り,その旨を自分の口で検察官や裁判官に伝えるという方法もあります。

しかし,現実的には,警察からは盗撮事件の被害者の方と直接連絡はしないように言われたり,盗撮事件の被害者の方自身が刑事弁護士を通さないと盗撮事件の被疑者・被告人の方とは話さないと言ってきたりすることが多くあります。
また,自ら積極的に通院やカウンセリングを受け,二度と盗撮事件を起こさないように環境を作ったとしても,その旨を自分の口で検察官や裁判官に正しく伝えて,処分や判決の際に考慮してもらうのは難しいといえます。

そこで,盗撮事件を起こしてしまった場合には,刑事弁護士を雇って,盗撮事件の被害者の方と示談をしたり,二度と盗撮事件を起こさない環境を作ったりして,盗撮事件を起こしてしまった場合に下される処分や判決をできるだけ軽くしていくことをお薦めします。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部は,刑事事件を専門に扱う法律事務所です。
盗撮事件に詳しい刑事弁護士盗撮事件で捜査を受けているご本人やそのご家族の方から無料でお話を聞き,アドバイスを行う初回無料法律相談を行っています。

盗撮事件で起こした夫のご家族刑事弁護士をお探しの方は,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部までご相談ください。
一度初回無料法律相談を利用したからといって,刑事弁護士を実際に雇う義務は発生しないため,まずはお話だけという場合であっても丁寧に盗撮事の事情を聞いて,親身になってアドバイスをします。
初回無料法律相談をご希望の方は,フリーダイヤル0120-631―881まで今すぐお電話ください。

エアドロップでわいせつな動画送った疑い(通称「エアドロップ痴漢」)で逮捕

2021-10-05

エアドロップでわいせつな動画送った疑い(通称「エアドロップ痴漢」)で逮捕

宮城県仙台市青葉区のエアドロップ痴漢について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部が解説致します。

【刑事事件例】

 宮城県仙台市青葉区に住むAさんは、多くの通勤・通学者がいるバスターミナルで、近くにいた同市在住の女子高校2年のVさんのスマートフォンに対して、スマートフォンの通信機能「エアドロップ」でひわいな動画を送りつけました。
 Vさんが仙台中央警察署に被害届を出したところ、仙台中央察署が捜査を開始しました。
 近くの防犯カメラの映像などから犯人がAさんだということが判明したため、仙台中央警察署はAさんをわいせつ電磁的記録等送信頒布等罪の疑いで逮捕しました。
 仙台中央警察署の警察官からAさんが逮捕されたことを突然知らされたAさんの妻であるBさんは、気が動転してしまい、今後何をしたら良いのか分からず困ってしまいました。
 (この刑事事件例は朝日新聞の8月24日付けの記事を基にしたフィクションです)

【わいせつ電磁的記録等送信頒布等罪とは】

 刑法 175条1項

 わいせつな文書、図画、電磁的記録に係る記録媒体その他の物を頒布し、又は公然と陳列した者は、2年以下の懲役若しくは250万円以下の罰金若しくは科料に処し、又は懲役及び罰金を併科する。
 電気通信の送信によりわいせつな電磁的記録その他の記録を頒布した者も、同様とする。

 刑事事件例でAさんに問われうる罪は刑法175条1項後段に記載されている「わいせつ電磁的記録等送信頒布等罪」です。
 これは、①「電気通信の送信により」②「わいせつ」な③「電子的記録」を④「頒布した」人を処罰する犯罪になります。
 以下で、このわいせつ電磁的記録等送信頒布等罪の4つの要件について簡単に説明します。

【わいせつ電磁的記録等送信頒布等罪の各要件について】

 わいせつ電磁的記録等送信頒布等罪の1つ目の要件である「電気通信」とは、有線、無線その他の電磁的方法により、符号、音響又は映像を送り、又は受けることを言います。
 刑事事件例においては、エアドロップという通信機能が用いられています。
 エアドロップは、Wi-FiとBlootoothという無線通信によって、スマートフォン間でデータ等の受け渡しを行うことができる機能ですので、エアードロップはわいせつ電磁的記録等送信頒布等罪の要件である「電気通信」にあたると言えるでしょう。
 
 わいせつ電磁的記録等送信頒布等罪の2つ目の要件である「わいせつ」とは、「徒に性欲を興奮又は刺激せしめ、且つ、普通人の正常な性的羞恥心を害し、善良な性的道義観念に反する」ものをいいます。
 そして、「わいせつ」か否かの判断については、社会通念(その時代の平均的な一般人の意識)に従って決められるものとされています。
 何が「わいせつ」とされるかの判断については、微妙な判断になる場合もありますが、例えば刑事事件例において、Aさんが自身の陰部が写った動画を送った場合は、その動画はわいせつ電磁的記録等送信頒布等罪の「わいせつ」の要件は満たすと判断される可能性が高いといえるでしょう。

 わいせつ電磁的記録等送信頒布等罪の3つ目の要件は「電磁的記録」とは、電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によっては認識することができない方式で作られる記録であって、電子計算機による情報処理の用に供されるものをいいます。
 情報としての画像や動画のデータは「電磁的記録」にあたるでしょう。
 刑事事件例では、Aさんは動画のデータをVさんに送っていますので、わいせつ電磁的記録等送信頒布等罪の「電磁的記録」の要件は満たすことになるでしょう。 

 わいせつ電磁的記録等送信頒布等罪の4つ目の要件である「頒布」とは、有償・無償を問わずに、不特定又は多数の人の記録媒体上に電磁的記録を存在するに至らしめることをいいます。
 これを刑事事件例で説明すると、Aさんはエアードロップ機能を使ってVさん1人のスマートフォンにしか、わいせつな動画を送っておらず、不特定又は多数の人のスマートフォンにわいせつな動画を送ってはいないことになります。
 この場合、わいせつ電磁的記録等送信頒布等罪の「頒布」の要件は満たされないことになるかのように思われます。
 しかし、この刑事事件例のAさんのように、偶然1人の記録媒体上にしか、電磁的記録を存在するに至らしめなかった場合であっても、それが不特定又は多数の人の記録媒体上に電磁的記録を存在するに至らしめる意思でなされたものであれば、「頒布」に該当することになります。
 刑事事件例で説明すると、エアードロップ機能は、データを受け取る側の設定次第ではVさん以外の不特定多数の人のスマートフォンにもデータを送ることが可能な通信機能です。
 そして、多くの人が行きかうバスターミナルにおいて、エアードロップ機能を使ってわいせつな動画データを送るという行為をした人には、不特定又は多数の人のスマートフォンにわいせつな動画を送る意思があると評価されることになるでしょう。
 したがって、刑事事件例において、わいせつ電磁的記録等送信頒布等罪の「頒布」の要件は満たされることになるでしょう。

 以上より、Aさんは、わいせつ電磁的記録等送信頒布等罪によって、処罰される可能性が高いといえます。

【家族がわいせつ物頒布等罪罪で逮捕されてしまったら…】

 刑事事件例のように、突然ご家族の方が逮捕されてしまってどうすればよいか分からず不安を感じている方は、刑事事件に精通した刑事弁護人に相談し、いち早く初回接見を頼まれることをお勧め致します。
  初回接見とは、刑事弁護人が警察署などの留置施設に出張して、逮捕・勾留によって身柄を拘束されている方と接見(面会)する、その1回目のことをいいます。

 初回接見には以下のようなメリットが期待できます。
 逮捕されて身柄を拘束されている方は、逮捕後72時間はご家族の方であっても面会することできないため、精神的・肉体的負担が大きいですが、刑事弁護人であれば自由に接見することができますので、そのような負担を軽減することができます。
 また、この初回接見により、事件の見通しや予定される刑事手続の流れ、さらには、今後の取調べの対応方法についてのアドバイス等について聞くことができるという大きなメリットがあります。
 突然ご家族が逮捕されてしまい不安な方にも同様に、初回接見を行った刑事弁護人から事件の見通しや今後予定されるであろう刑事手続の流れについてもしっかりとご説明させていただき、ご家族の方が抱えている不安を解消させていただきます。
 他にも、刑事弁護人を通して、ご家族の方から身柄を拘束されている方に対して伝言を伝えることができますし、身柄を拘束されている方からご家族の方に対する伝言も承ることもできます。
 以上のように、初回接見は、いま身柄を拘束されている方にとっても、また、突然ご家族が逮捕されてしまい今後について不安な方にとっても、重要なものといえます。

 弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所には刑事弁護に精通した刑事弁護人が在籍しております。
 宮城県仙台市青葉区でご家族がエアドロップ痴漢逮捕されてお困りの方、あるいは初回接見のご依頼を検討されている方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部までご相談ください。 

青少年保護育成条例違反事件で不起訴

2021-09-24

青少年保護育成条例違反事件で不起訴

青少年保護育成条例違反事件不起訴になった刑事事件について,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部が解説します。

【刑事事件例】

2021年8月21日に高知さんさんテレビに,以下のような青少年保護育成条例違反事件が掲載されました。

女子高生にみだらな行為をしたとして逮捕された大学の先生が不起訴処分となりました。
大学の先生である男性は18歳未満と知りながら県内の女子高生と市のホテルでみだらな行為をしたとして宮城県青少年保護育成条例違反の疑いで逮捕されました。
女子高校生とはSNSで知り合い、金銭のやり取りはなかったということです。
検察庁はAさんを不起訴としました。
(2021年8月21に高知さんさんテレビに掲載された記事を参考に作成しました。)

【青少年保護育成条例の禁止行為,刑事罰とは?】

刑事事件例では,青少年保護育成条例違反事件を起こしたものの,不起訴処分として刑事事件が終結しています。

この記事を閲覧してくださった読者の方の中には,ご自身又はご家族の方が青少年保護育成条例違反事件を起こしてお困りの方がおられると思います。
以下では,青少年保護育成条例の中身,刑罰について確認し,最後に青少年保護育成条例違反事件不起訴可能性について解説します。

今回は,宮城県青少年保護育成条例について考えてみます。

宮城県青少年保護育成条例31条(みだらな性行為又はわいせつな行為の禁止)
1項:何人も,青少年に対しみだらな性行為又はわいせつな行為をしてはならない。

刑事事件例のように18歳未満と知りながら県内の女子高生と市のホテルでみだらな行為をした場合,宮城県青少年保護育成条例31条のみだらな性行為又はわいせつ行為の禁止規定に違反することになります。

宮城県青少年保護育成条例41条(罰則)
1項:第31条第1項の規定に違反して,青少年に対しみだらな性行為又はわいせつな行為をした者は,2年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処する。

そして,宮城県青少年保護育成条例31条1項のみだらな性行為又はわいせつ行為の禁止規定に違反した場合,その者には宮城県青少年保護育成条例違反の罪として「2年以下の懲役又は100万円以下の罰金」が科されます。

【青少年保護育成条例違反事件の不起訴になる確率は?】

法律の世界では100%の確率で事件の結果が分かるということはありません。
しかし,類似の刑事事件青少年保護育成条例違反事件)の処分や判決の内容,犯罪行為の態様や動機,余罪の有無,前科前歴の有無などに照らして,一定の可能性をお教えすることができます。

ここで,弊所で受任したことのある類似の刑事事件青少年保護育成条例違反事件)を参考に考えれば,刑事事件例のような青少年保護育成条例違反事件では,青少年保護育成条例違反事件の被害者の方と示談をすることができたかどうかということが,不起訴処分を獲得できるか否かに大きく左右されるということがいえます。

青少年保護育成条例違反事件の被害者の方と示談をすることができた場合,たとえ事後的であっても,青少年保護育成条例違反による被害を回復できたことが評価されて不起訴処分を獲得できる可能性が大きくなるのです。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部は,刑事事件を専門に扱う法律事務所です。
青少年保護育成条例違反事件不起訴にしてほしいとご要望の場合は,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部までご相談ください(不起訴処分については,こちらをご参照ください)。

宮城県仙台市泉区内の盗撮事件

2021-07-20

宮城県仙台市泉区内の盗撮事件

宮城県仙台市泉区内の盗撮事件について,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部が解説します。

【刑事事件例】

宮城県仙台市泉区で会社員をしているAさん(35歳)は,職場において,同僚の30代女性の事務机の裏側に小型カメラを仕掛け,スカート内の下着を盗撮してしまいました。
盗撮事件の被害を受けた女性(Vさん)が,机の裏側に設置されていた小型カメラに気付き,宮城県泉警察署に盗撮事件の被害を訴えたことにより,Aさんによる宮城県迷惑行為防止条例違反事件盗撮事件)が明らかになってしまったといいます。
Aさんは,「自分のために盗撮していた」という趣旨の話をし,自らの宮城県迷惑行為防止条例違反事件盗撮事件)の容疑を認めたといいます。
(フィクションです。)

【宮城県迷惑行為防止条例違反の罪(盗撮の罪)とは】

宮城県迷惑行為防止条例3条の2第4項
何人も,正当な理由がないのに,集会場,事務所,教室その他の特定かつ多数の者が利用するような場所において,人の下着等を撮影してはならない。

宮城県迷惑行為防止条例3条の2第4項では,「事務所」「その他の特定かつ多数の人が利用するような場所において,」「人の下着等を撮影」すること(盗撮すること)を禁止しています。

刑事事件例のように,職場において,同僚の30代女性の事務机の裏側に小型カメラを仕掛け,スカート内の下着を盗撮する行為は,この宮城県迷惑行為防止条例3条の2第4項に触れると考えられます。

【盗撮事件を起こした場合の刑罰とは】

宮城県迷惑行為防止条例16条
次の各号のいずれかに該当する者は,1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処する。 ②第3条の2第4項の規定に違反した者

宮城県迷惑行為防止条例3条の2第4項の規定に触れた(盗撮した)者は,「第3条の2第4項の規定に違反した者」であるので,「1年以下の懲役又は100万円以下の罰金」に処せられる可能性があります。

ここで,懲役とは刑務所において刑務作業に服することをいい,罰金とはその名の通り一定額の金銭を徴収されることをいいます。
そのため,宮城県迷惑行為防止条例3条の2第4項の規定に触れた(盗撮した)者は,1年もの間,刑務所で刑務作業を強いられたり,100万円という大金を聴取されたりする可能性があるのす。
興味本位,気軽な気持ちで盗撮行為をした場合においても,このような厳罰が科される可能性があるので,注意が必要です。

【宮城県迷惑行為防止条例違反事件と身柄解放活動】

宮城県迷惑行為防止条例違反事件盗撮した)において,早期に盗撮事件での逮捕・勾留といった身体拘束から解放されたいという場合,刑事弁護士に身柄解放活動(刑事弁護活動)を行ってもらえないか助言を求めるのが良いでしょう。

身柄活動において早期に釈放されるかどうかは,その事件の具体的な事情に左右されますので,まずは刑事弁護士に事情を説明することから身柄拘束の第一歩がはじまります。

例えば,刑事事件例では,もしかしたらAさんが一家の大黒柱であるのかもしれません。
それにもかかわらず,Aさんが長い間,盗撮事件での逮捕や勾留をされ続けた結果,会社を解雇されてしまったという場合,AさんのみならずAさんのご家族も大きな不利益を被るかもしれません。
このような場合,刑事弁護士は,身体拘束を求める検察官や,身体拘束を決定する裁判官に対して,Aさんが盗撮事件での逮捕・勾留され続けると,Aさんのみならず,Aさん以外のご家族の人生までもが大きな影響を受けてしまうので,何とか長期の盗撮事件での逮捕・勾留はさけてもらえないかと主張していくことができると考えられます。

刑事弁護士がどのような論理で早期の釈放を求めていくのかは,こういった事件を取り巻く具体的な事情に大きく左右されますので,まずはお近くの刑事弁護事務所にご相談の上,現在,盗撮事件の被疑者の方がどのような状況におかれているのかといったことを整理できるようにすることが大切です。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部は,刑事事件を専門に扱う法律事務所です。
宮城県仙台市泉区内で盗撮事件を起こし,刑事弁護士を探しているという場合は,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部までご相談ください。

宮城県迷惑行為防止条例違反事件(痴漢事件)

2021-07-16

宮城県迷惑行為防止条例違反事件(痴漢事件)

宮城県迷惑行為防止条例違反事件痴漢事件)について,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部が解説します。

【刑事事件例】

Aさんは,宮城県仙台市青葉区のJR仙台駅の路上において,「ハグしましょう」などと声をかけ、女子高校生ら(V1さん,V2さん)に抱きつき,胸など体を触ったとして,宮城県仙台中央警察署の警察官により宮城県迷惑行為防止条例違反痴漢の容疑で逮捕されました。
Aさんは,「ハグをするのが目的だった」と宮城県迷惑行為防止条例違反痴漢の容疑を一部否認しています。
Aさんは,宮城県仙台中央警察署の警察官から,「同様の被害が数件があることは確認している」と言われています。
Aさんには宮城県迷惑行為防止条例違反が成立し,刑罰が科されてしまうのでしょうか。
(2021年7月13日にABCニュースに掲載された記事を参考に作成したフィクションです。)

【宮城県迷惑行為防止条例違反の罪とは】

宮城県迷惑行為防止条例3条の2第1項(卑わいな行為の禁止)
何人も,公共の場所又は公共の乗物において,人を著しく羞恥させ,又は人に不安を覚えさせるような次に掲げる行為をしてはならない。
1号 衣服その他の身に着ける物(以下「衣服等」という。)の上から又は直接人の身体に触れること。

刑事事件例のAさんの行為は,宮城県迷惑行為防止条例のうち,特に宮城県迷惑行為防止条例3条の2第1項1号の「卑わいな行為の禁止」の規定に違反する可能性があります。
この宮城県迷惑行為防止条例違反の罪は,いわゆる痴漢を取り締まるための規定です。

【宮城県迷惑行為防止条例違反の罪の刑罰とは】

宮城県迷惑行為防止条例17条1項
次の各号のいずれかに該当する者は,6月以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。
1号 第3条の2第1項から第3項までの規定に違反した者(前条第1項第1号の規定に該当する者を除く。)

宮城県迷惑行為防止条例17条2項
常習として前項第1号から第3号までの違反行為をした者は,1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処する。

宮城県迷惑行為防止条例3条の2第1項1号の痴漢の禁止規定(宮城県迷惑防止条例違反の罪)に違反した場合,「6月以下の懲役又は50万円以下の罰金」,つまり刑務所への服役や多大な罰金が強いられることになる可能性があります。

また「常習として」痴漢行為を行っていたうえで宮城県迷惑行為防止条例3条の2第1項1号の痴漢の禁止規定(宮城県迷惑防止条例違反の罪)に違反した場合には,「1年以下の懲役又は100万円以下の罰金」が強いられる可能性があります。
すなわち,「常習として」痴漢行為を行った場合には,より長い期間刑務所に服役したり,最大100万円の納入が科されたりする可能性があるのです。

【宮城県迷惑行為防止条例違反事件(痴漢事件)で逮捕された場合】

宮城県迷惑行為防止条例違反事件痴漢事件)で逮捕されてしまったが,これらの重い刑罰(懲役刑や罰金刑)を回避したいという場合は,何よりも宮城県迷惑行為防止条例違反事件痴漢事件)の方と示談をまとめることが重要です。

しかし,宮城県迷惑行為防止条例違反事件痴漢事件)の場合,特に刑事事件例のように被害者の方が未成年者である場合,示談交渉の相手方となる被害者の方のご両親は自分の子どもが痴漢事件の被害に遭ったことに対して,強い怒りや処罰感情を抱いている場合もあります。

このような場合において,宮城県迷惑行為防止条例違反事件痴漢事件)の加害者の方が被害者の方と直接連絡を取り,示談の話をすると,かえって被害者の方の感情を逆撫でてしまったり,示談交渉の経過を複雑にしてしまったりする可能性があります。
このような事態を避けるため,宮城県迷惑行為防止条例違反事件痴漢事件)の加害者の方と被害者の方との間を刑事弁護士が取り持ち,示談交渉が上手く進むようにしていくことができるでしょう。

また,このような示談交渉をする際には,一般に,その前提として犯罪の容疑,刑事事件例では宮城県迷惑行為防止条例違反痴漢の罪の容疑を認めることが必要であると考えられます。
これは,示談というものは,宮城県迷惑行為防止条例違反痴漢の罪という犯罪の容疑を認め,真摯に反省しているからこそ可能なものであるからです。

刑事事件例では,Aさんは,「ハグをするのが目的だった」と宮城県迷惑行為防止条例違反痴漢の容疑を一部否認していますが,仮にAさんが示談を望む場合には,刑事弁護士から宮城県迷惑行為防止条例違反痴漢の容疑を認めることの法的意味や今後の見通しについてしっかりと説明を受けて,示談での事件解決を目指すことが大切であると考えられます。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部は,刑事事件を専門に扱う法律事務所です。
宮城県迷惑行為防止条例違反事件痴漢事件)でお困りの場合は,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部までご相談ください。

人違いの強制わいせつ事件

2021-07-06

人違いの強制わいせつ事件

人違いの強制わいせつ事件について,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部が解説します。

【刑事事件例】

Aさんは,Bさんに好意を抱いておりましたが,AさんはBさんとは知り合い又は友人の関係にあるといえる関係にはありませんでした。
Aさんは「もう強制わいせつでも何でもするしかない」と考え,Bさんの自宅(宮城県仙台市青葉区)を特定した上,ある日の深夜11時,Bさんの自宅付近にて,Bさんが帰宅するのを待ち伏せていました。
すると,女性の人影(後ろ姿)が見えたため,AさんはBさんだと思い,後ろから抱きつきました。
しかし,その女性は全くの別人(Vさん)でした。
Aさんは,Vさんの通報を受けて臨場した宮城県仙台中央警察署の警察官により,強制わいせつ罪の容疑で逮捕されてしまいました。
(フィクションです。)

【強制わいせつ罪とは】

刑法176条
13歳以上の者に対し,暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をした者は,6月以上10年以下の懲役に処する。

Aさんは,Vさんに対し,暴行を用いて,後ろから抱き着くというわいせつな行為をしています。

このAさんの行為は,客観的には強制わいせつ罪の成立要件に該当します。
しかし,Aさんは,真実,被害者の方がVさんであるのにもかかわらず,VさんをBさんと誤信して強制わいせつ罪にあたる行為に及んでいます。

とすると,Aさんには,強制わいせつ罪の故意(強制わいせつ罪の行為を認識し,認容していること)がないとして,強制わいせつ罪は不成立となるのでしょうか。

【人違いの強制わいせつ事件について】

刑法38条1項
罪を犯す意思がない行為は、罰しない。
ただし,法律に特別の規定がある場合は,この限りでない。

刑法は,故意(犯罪事実の認識をし,認容すること)がある場合にのみ,犯罪が成立するとしています。
これは,行為者(被疑者の方)が犯罪事実を認識したときに,犯罪行為を止めるという反対動機が形成できるのにも関わらず,あえて犯罪行為に出たというところに,行為者(被疑者の方)に責任を問い,刑罰を与えてよいと考えられているからです。

そして,犯罪事実は刑法の各条文に記載された要件のことであるので,刑法の各条文に記載された犯罪の成立要件をおよそ認識している限り,以上のような刑事責任を認めることができると考えられています。

これを刑事事件例に強制わいせつ事件で考えてみると,Aさんがおよそ「13歳以上の者」に対し,暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をするという,刑法176条の強制わいせつ罪の成立要件を認識したとき,Aさんは強制わいせつ罪の行為を止めるという反対動機を形成することができます。
それにもかかわらず,Aさんはあえて強制わいせつ罪の行為に出ているため,ここに反規範的態度があるとして,Aさんに責任があると考えることができます。

したがってAさんには,強制わいせつ罪の故意(強制わいせつ罪の行為を認識し,認容していること)があったとして,強制わいせつ罪が成立すると考えられます。

【人違いの強制わいせつ事件を起こした場合】

刑事事件例のように,たとえ被害者の方が人違いであったとしても,強制わいせつ事件を起こした場合には,その被疑者の方には強制わいせつ罪が成立すると考えられています。
そのため,被疑者の方に強制わいせつ罪が成立することを前提に,できるだけ早く留置施設や拘置所から出ることができるようにしたり強制わいせつ事件の被害者の方と示談を進めたりする必要があります。

以上のような身柄解放活動や示談交渉活動をする際には,刑事事件に強い刑事弁護士を選ぶことをお薦めします。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部は,刑事事件を専門に扱う法律事務所です。
人違いの強制わいせつ事件でお困りの場合は,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部までご相談ください。

風俗利用時の盗撮事件

2021-05-18

風俗利用時の盗撮事件

風俗利用時の盗撮事件について,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部が解説します。

【刑事事件例】

Aさん(23歳)は,宮城県柴田郡内のホテルに呼んだ風俗店従業員の女性(Vさん)の裸をスマートフォンで無断で撮影していたところ,Vさんに盗撮行為が見つかってしまいました。
そして,Aさんは,Vさんにより宮城県大河原警察署の警察官に通報されてしまいました。
その結果,Aさんは,宮城県大河原警察署の警察官により,宮城県迷惑行為防止条例違反(盗撮)の容疑で逮捕されてしまいました。
(2021年5月12日に読売新聞に掲載された記事を参考に作成したフィクションです。)

【宮城県迷惑行為防止条例とは】

宮城県迷惑行為防止条例とは,「人に著しく迷惑をかける行為を防止し,もつて県民生活の平穏を維持すること」(宮城県迷惑行為防止条例1条)を目的として定められています。
宮城県迷惑行為防止条例は,正式名称は「公衆に著しく迷惑を掛ける暴力的不良行為等の防止に関する条例」といいます。

【宮城県迷惑行為防止条例違反(盗撮)とは】

宮城県迷惑行為防止条例3条の2第3項(卑わいな行為の禁止)
何人も,正当な理由がないのに,住居,浴場,更衣室,便所その他人が通常衣服の全部又は一部を着けない状態でいるような場所で当該状態にある人を撮影し,又は撮影する目的で写真機を向け,若しくは設置してはならない。

宮城県迷惑行為防止条例3条の2第3項では盗撮行為を禁止しています。
具体的には,「住居,浴場,更衣室,便所その他人が通常衣服の全部又は一部を着けない状態でいるような場所で当該状態にある人を撮影し,又は撮影する目的で写真機を向け,若しくは設置」する行為(盗撮行為)を禁止しています。

宮城県迷惑行為防止条例16条
次の各号のいずれかに該当する者は,1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処する。
1号 第3条の2…第3項の規定に違反して撮影した者

宮城県迷惑行為防止条例3条の2第3項に違反して盗撮行為を行った者には,宮城県迷惑行為防止条例違反(盗撮)の罪として,「1年以下の懲役又は100万円以下の罰金」が科せられます。

【刑事弁護士ができることとは】

宮城県迷惑行為防止条例違反(盗撮)事件で刑事弁護士ができることにはどのようなものがあるのでしょうか。

この点,刑事弁護士が行うことができる刑事弁護活動は,一般に①身柄解放活動,②示談交渉,③検察官対応,④裁判対応が考えられます。

①身柄解放活動とは,宮城県迷惑行為防止条例違反(盗撮)の容疑で逮捕・勾留されている被疑者の方を身体拘束から解放するための刑事弁護活動のことをいいます。
通常,宮城県迷惑行為防止条例違反(盗撮)事件の被疑者・被告人の方は身体拘束を受けることで,通勤や通学ができない等の大きな不利益を被っている場合が考えられますので,刑事弁護士は早急な身柄解放活動を行います。

②示談交渉では,宮城県迷惑行為防止条例違反(盗撮)事件の被害者の方に対して,刑事弁護士を通して,謝罪や損害賠償,示談書の締結を行います。
示談は寛大な処分や判決を受けるために有効な手段であると考えられるため,宮城県迷惑行為防止条例違反(盗撮)事件の被疑者の方や依頼者の方のご希望を伺った上で,示談交渉を速やかに行っていきます。

③検察官対応とは,宮城県迷惑行為防止条例違反(盗撮)事件を捜査する検察官に対して,不起訴処分などの寛大な処分をするように働きかける刑事弁護活動のことをいいます。
④裁判対応とは,宮城県迷惑行為防止条例違反(盗撮)事件の被害者の方が起訴されてしまった場合,裁判官に対して,執行猶予や減刑など寛大な判決をするように公判廷において働きかける刑事弁護活動のことをいいます。
検察官対応や裁判対応では,身元引受人となる宮城県迷惑行為防止条例違反(盗撮)事件の被疑者・被告人の方のご家族の方のご協力を得て,宮城県迷惑行為防止条例違反(盗撮)事件の被疑者・被告人の方の更生環境が整っていること等を主張していきます。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部は,刑事事件を専門に扱う法律事務所です。
刑事事件に強い刑事弁護士が,初回接見サービスや初回無料相談など刑事弁護活動を行っています。
風俗利用時の盗撮事件でお困りの場合は,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部までご相談ください。

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