仙台市若林区のクラブの麻薬(LSD)事件で逮捕 否認事件で無罪の弁護士
深夜に仙台市若林区の路上を歩いていて職務質問・所持品検査を受けたAは、LSDの錠剤を所持していたことから、麻薬及び向精神薬取締法違反の容疑で宮城県警察仙台中央警察署に現行犯逮捕された。
逮捕される直前にAは、仙台市若林区のクラブで遊んでおり、クラブで知り合った男性から、酔い止め(実際はLSD)と称していくつか錠剤を購入して使用している。
突然の家族の逮捕に驚いたAの両親は、薬物事件に強い弁護士に問い合わせて初回接見を依頼した。
(フィクションです。)
~LSD~
LSDは、「麻薬及び向精神薬取締法」によって、使用が禁止されている薬物で合成麻薬の一種です。
LSD(リゼルグ酸ジエチルアミド、リゼルギン酸ジエチルアミド)
水溶液をしみこませた紙片、錠剤、カプセル、ゼラチン等が様々な形状があり、経口又は飲み物とともに飲むなどして使用されます。
LSDは、強い幻覚作用のあるアッパー系の薬物でクラブなどで使用されるドラッグとして流通しており、乱用した場合、特に幻視作用が強くあらわれます。
幻視以外にも、幻聴、時間の感覚の欠如などの強烈な幻覚作用が現れることが知られており、乱用を続けた場合は長期にわたって神経障害を来すこともあります。
LSDのリスクとしては、他にパニック反応やフラッシュバックが知られています。
LSDを所持・使用した場合、7年以下の懲役に処せられる可能性があります。
~違法薬物だと知らずに使ったら~
事例のAは、錠剤を酔い止めだと聞いて購入・使用しており、LSDであることを知りませんでした。
弊所にも、事例のようにクラブやディスコで違法薬物だと知らずに錠剤を購入・使用して、帰り道に職務質問・所持品検査されて発覚、現在も捜査されているがどうしたらよいかという相談が寄せられています。
Aのように、違法薬物であることを知らずに使用してしまった場合は、犯罪になりません。
なぜなら、犯罪の成立には、故意が必要だからです。
ただ、違法薬物であることを知らずに使用したのであっても、薬物を受け取った際の状況や値段等から、違法薬物であるという認識があっただろうと判断されるおそれもあります。
薬物を使用してしまった以上、警察は、違法薬物だという認識をもって使用したと考えて捜査するため、無実の主張を信じてもらえずに警察官に逮捕されてしまう可能性はあります。
「知らなかった」ということを、捜査機関・裁判所に認めてもらうことにはかなりの困難が伴います。警察官や検察官から厳しい疑いの目を向けられている場合で自分の無実を主張して信じてもらう、無罪を勝ち取ることを望まれる場合は、その思いを弁護士に代弁してもらうこともお考え下さい。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士は、無実を信じてもらえずに窮地に置かれている方のために、最善を尽くします。
LSDなどの薬物事件・否認事件で逮捕されてお困りの際は、まずは初回接見サービスを通して、弊所の弁護士と話してみてください。
(宮城県警察仙台中央警察署への初回接見費用:34,100円)