Archive for the ‘性犯罪’ Category

若林警察署が逮捕

2019-09-14

若林警察署が逮捕

ある3連休の初日、Aさんは宮城県仙台市若林区内にあるショッピングセンターを訪れていました。
そこでAさんは、女性客や女性店員のスカートの中を盗撮していました。
しかし途中で盗撮された女性が気が付いたことから、警備員に事務室まで連れていかれることに。
その後、駆け付けた若林警察署の警察官から事情を聞かれ、そのまま逮捕されました。
Aさんは連休明けに会社で重要な仕事もあったため、絶望感に駆られています。
(フィクションです)

~盗撮で成立する犯罪~

盗撮を行ったAさんの行為は、宮城県の迷惑行為防止条例に違反したことになります。
まずは条文を見てみましょう。

第3条の2第1項
何人も、公共の場所又は公共の乗物において、人を著しく羞恥させ、又は人に不安を覚えさせるような次に掲げる行為をしてはならない。
第3号 人の下着等を撮影し、又は撮影する目的で写真機、ビデオカメラその他これらに類する機器(以下「写真機等」という。)を向け、若しくは設置すること。

罰則は、盗撮の常習者ではない場合、16条1項1号により、1年以下の懲役または100万円以下の罰金となります。
常習者の場合はより重く、16条2項により、2年以下の懲役または100万円以下の罰金となります。
これまでも盗撮をしたことがあったとしても、ただちに常習者として罰せられるわけではありませんが、盗撮の前科がある場合には常習者として罰せられる可能性が上がってしまいます。

~刑事手続きの流れ~

逮捕されてしまったAさん。
今後の手続の流れを確認しておきます。

まずは最大で3日間、警察署の留置場等で身体拘束されます。

この期間中、警察官から取調べ等の捜査を受けた後、検察庁に移動し、検察官から取調べを受けます(弁解録取)。
検察官は、犯した罪の重さ、犯行を認めて反省しているか、前科の有無、家族などの身元引受人がいるかといった事情を考慮した上で、逃亡や証拠隠滅のおそれがあるなどと判断すれば、勾留(こうりゅう)請求をします。

その後、裁判所に移動して、裁判官から事情を聞かれます(勾留質問)。
その結果、裁判官も逃亡や証拠隠滅のおそれがあるなどと判断すれば、勾留決定をします。勾留決定がなされると、さらに10日間の身体拘束がなされる。
この勾留期間はさらに最大10日間延長されることもあります。

合計すると23日間、身体拘束が続く可能性があるわけです。

その後、検察官が被疑者を刑事裁判にかけると判断(起訴)すれば、刑事裁判がスタートします。
勾留されたまま起訴されれば、保釈金を支払って保釈が認められない限り、身体拘束が続いていくことになります。
そして裁判で無罪や執行猶予とならない限り、刑罰を受けることになります。

~早期釈放の可能性も?~

事件によっては逃亡や証拠隠滅のおそれが低いと判断され、勾留請求や勾留決定がされず、逮捕後3日以内に釈放されることもあります。
Aさんが行ったような盗撮の場合、犯行を認めて反省の態度を示している、被害者にしっかり謝罪・賠償する意向がある、前科がない、といった事情があれば、勾留されずに釈放される可能性も十分考えられます。

Aさんの場合、連休明けには何としても仕事に行きたいという事情もあります。
また一般に、盗撮が会社にバレると、何らかの処分を受けてしまう可能性があります。
したがって勾留を防ぐことがとても重要になってきます。
弁護士としては、まずはAさんが勾留されないように、逃亡や証拠隠滅をする可能性が低いと言える理由をまとめた意見書を、検察官や裁判官に提出するなどして、早期釈放を目指します。

ただし、さきほど3日以内の釈放の可能性があると書きましたが、実際には逮捕翌日に勾留決定までなされることも多く、スピード勝負となります。

なお、釈放されれば即、事件終了ということではなく、自宅から警察署や検察庁に出向いて取調べを受けたり、裁判所に出向いて刑事裁判を受けるという流れになることが考えられます。

~当番弁護で十分?~

逮捕された場合、弁護士会が運営する当番弁護士制度を利用することができます。
これは弁護士が無料で被疑者に面会し、成立する犯罪や今後の刑事手続などを説明するというものです。

ただし、これは1回限りしか利用することができず、上記のような説明を受けられるのみです。
したがって勾留を防ぐために意見書提出等の弁護活動をご希望の場合には、弁護士と私費でご契約していただくことが必要です。

~弁護士へご相談ください~

逮捕されると、ご本人やご家族は、いつ釈放されるのか、刑事手続はどのように進んでいくのか、取調べにはどう受け答えしたらいいのか、どのくらいの処罰を受けるのか等々、不安点が多いと思います。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件・少年事件を専門とする弁護士事務所です。
ご家族などからご依頼いただければ、拘束されている警察署等にすみやかに接見に伺います。
また、逮捕されていない場合やすでに釈放されている場合は、事務所での法律相談を初回無料でお受けいただけます。
接見や法律相談では、刑事弁護の経験が豊富な弁護士が、上記の不安点などにお答えいたします。

盗撮などで逮捕された、取調べのために警察に呼び出されたといった場合には、ぜひご相談ください。

盛岡東警察署が逮捕

2019-09-12

盛岡東警察署が逮捕

岩手県盛岡市に住むAさん。
混雑するバスの車内での痴漢行為を繰り返していました。
ある日、いつものように標的を定めて痴漢をしたところ、被害者が、
「やめてください」
と声を上げました。
周りの乗客の手助けもあり、Aさんはすぐにバスから降ろされ、駆け付けた盛岡東警察署の警察官によって逮捕されました。
連絡を受けて驚いたAさんの家族は、すぐに弁護士に相談することにしました。
(フィクションです)

~痴漢で成立する犯罪は?~

痴漢をすると、その犯行態様によって、①各都道府県の条例違反になる場合と、より重い刑法の②強制わいせつ罪が成立する場合があります。

たとえば服の上から痴漢をした場合、①各都道府県の条例違反となることが多いです。
ただし、服の上からでも悪質な態様の痴漢と判断されれば②強制わいせつ罪が成立する可能性もありえます。
一方、スカートや下着の中に手を入れて触ったというようなケースでは、②強制わいせつ罪が成立する可能性が高いでしょう。

岩手県の条例は、以下のような規定となっています。

第8条
何人も、公共の場所又は公共の乗物において、他人を著しく羞恥させ、又は他人に不安を生じさせ、若しくは嫌悪の情を催させる方法で、卑わいな行為であって次に掲げるものをしてはならない。
(1) みだりに他人の胸部、臀(でん)部、下腹部等(以下「胸部等」という。)の身体の一部に触れること(着衣の上からこれらの身体の一部に触れることを含む。)。

罰則は、痴漢常習者ではない場合には、12条1項により、6か月以下の懲役または50万円以下の罰金になる可能性があります。
痴漢常習者の場合、同条2項により、1年以下の懲役または100万円以下の罰金になる可能性があります。
痴漢の前科がある場合には、常習者として処罰される可能性が上がるでしょう。

一方、②強制わいせつ罪は以下のような規定になっており、刑罰もより重くなっています。

刑法第176条
十三歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をした者は、六月以上十年以下の懲役に処する。十三歳未満の者に対し、わいせつな行為をした者も、同様とする。

~今後の刑事手続きの流れ~

逮捕されたAさんは、まずは最大で3日間、警察署等で身体拘束され、取調べ等の捜査を受けます。
そして逃亡や罪証隠滅のおそれがあるなどとして検察官が勾留(こうりゅう)を請求し、裁判官が許可すれば、さらに10日間の身体拘束がされる可能性があります。
この勾留期間はさらに10日間延長されることもあります。

その後、検察官が被疑者を刑事裁判にかけると判断(起訴)すれば、刑事裁判がスタートします。
そして裁判で無罪や執行猶予とならない限り、刑罰を受けることになります。

なお、途中で釈放されれば、自宅から警察署や検察庁に出向いて取調べを受けたり、裁判所に出向いて刑事裁判を受けるという流れになることが考えられます。

~早期釈放や軽い処分を目指す~

上記の手続に関し、弁護士は以下のような弁護活動を行います。

まず、検察官が勾留請求しなければ、あるいは裁判官が勾留決定をしなければ、最初の3日間で釈放されます。
比較的軽い犯罪では、この段階で釈放されることもよくあります。
そこで弁護士は、逃亡や証拠隠滅のおそれがないといえる理由などを意見書にまとめて検察官や裁判官に提出するなどし、勾留を防ぐ活動をします。

次に、検察官が起訴しないという判断(不起訴処分)をすれば、刑事手続はそこで終わり、釈放される上に前科も付きません。
起訴するとしても、簡易な手続で罰金刑に処する略式起訴を選ぶこともあります。
そこで、被害者と示談が成立していること、本人が反省していること、前科がないこと、家族の監督が期待できること、性犯罪防止のための治療やカウンセリングに通い始めたことなど、本人に有利な事情を出来る限り主張して、不起訴処分にするよう検察官に要請していきます。

前科の有無にもよりますが、比較的軽い犯罪では、被害者と示談が締結できれば不起訴処分などの結果になることもよくあります。

~弁護士にご相談を~

警察に逮捕されると、ご本人やご家族は、いつ釈放されるのか、どのくらいの罰則を受けるのか、取調べにはどう受け答えしたらいいのか等々、不安点が多いと思います。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件・少年事件を専門とする弁護士事務所です。
ご家族などからご依頼いただければ、拘束されている警察署等にすみやかに接見に伺います。
また、逮捕されていない場合やすでに釈放されている場合は、事務所での律相談を初回無料でお受けいただけます。
接見や法律相談では、上記の不安点などにお答えいたします。

痴漢などで逮捕された、捜査を受けているといった場合には、ぜひ一度ご相談ください。

仙台南警察署が逮捕

2019-09-11

仙台南警察署が逮捕

宮城県仙台市に住む25歳のAさん。
SNSで知り合った17歳の女子高生Vさんと会い、ホテルで性交をしました。
AさんはVさんに性交の対価を払うといったことはせず、そのまま別れました。
後日、Vさんが深夜徘徊で警察に補導されたことをきっかけとして、AさんとVさんの関係が発覚。
仙台南警察署の警察官がAさんの自宅を訪問し、Aさんは警察署で任意の取調べを受けた末、そのまま逮捕となりました。
(フィクションです)

~青少年健全育成条例~

対価を支払わずに、6歳以上18歳未満の者と性交をした場合、宮城県の青少年健全育成条例に違反する可能性があります。
まずは条文を見てみましょう。

第31条
何人も、青少年に対しみだらな性行為又はわいせつな行為をしてはならない。
第41条
第三十一条第一項の規定に違反して、青少年に対しみだらな性行為又はわいせつな行為をした者は、二年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。

おおまかに分類すると、性交をした場合には「みだらな性行為」に該当するかどうか、性交以外(キス、体に触るなど)の行為の場合には「わいせつな行為」に該当するかどうかが問題となります。

そして一般的には、真摯な交際関係にある男女間では「みだらな性行為」や「わいせつな行為」に該当しないことになるでしょう。
しかし真摯な交際関係にない男女が性交をした場合には、性欲を満足させるために青少年を相手に性交をしたにすぎないとして、「みだらな性行為」をしたと判断される可能性が高くなります。

Aさんの場合、VさんとはSNSで知り合っただけで、真摯な交際関係にないことから、「みだらな性行為」をしたと判断される可能性が十分考えられます。

なお、Aさんが性交の対価を支払っていた場合には、より重い児童買春の罪に問われるでしょう。

児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律
第4条
児童買春をした者は、五年以下の懲役又は三百万円以下の罰金に処する。

また、そもそもVさんが性交に同意していなかった場合には、さらに重い強制性交等罪が成立する可能性があります。

刑法第177条
十三歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いて性交、肛門性交又は口腔性交(以下「性交等」という。)をした者は、強制性交等の罪とし、五年以上の有期懲役に処する。十三歳未満の者に対し、性交等をした者も、同様とする。

なお、被害者が13歳未満の場合、たとえ同意があったとしても、条例違反にとどまらず、強制性交等罪や強制わいせつ罪が成立する可能性があります。
したがって条例で規制されていない6歳未満の子供に対する性交やわいせつな行為をした場合も、強制性交等罪や強制わいせつ罪が成立することになるでしょう。

刑法第176条
十三歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をした者は、六月以上十年以下の懲役に処する。十三歳未満の者に対し、わいせつな行為をした者も、同様とする。

~弁護士にご相談を~

逮捕されたAさんの今後の刑事手続きについて、詳しくはこちらをご覧ください。
https://sendai-keijibengosi.com/keijijikennonagare/

弁護士としては、まずは早期釈放を目指した上で、被害者と示談を締結するなどして不起訴処分罰金刑などの軽い処分・判決を目指していくことになります。

警察に逮捕されると、ご本人やご家族は、いつ釈放されるのか、どのくらいの罰則を受けるのか、取調べにはどう受け答えしたらいいのか等々、不安点が多いと思います。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件・少年事件を専門とする弁護士事務所です。
ご家族などからご依頼いただければ、拘束されている警察署等にすみやかに接見に伺います。
また、逮捕されていない場合やすでに釈放されている場合は、事務所で法律相談を初回無料でお受けいただけます。
接見や法律相談では、上記の不安点などにお答えいたします。

淫行などで逮捕された、捜査を受けているといった場合には、ぜひ一度ご相談ください。

福島警察署が逮捕

2019-09-08

福島警察署が逮捕

福島県川俣町に住む17歳の男子高校生Aくん。
同じ高校に通う女子生徒に無理やりわいせつな行為をしたとして、福島警察署の警察官に逮捕されました。
今後どうなってしまうのか不安になったAくんの両親は、弁護士に相談することにしました。
(フィクションです)

~強制わいせつ罪や強制性交等(未遂)罪に~

女子生徒にわいせつな行為をしたAくん。
本人としてはちょっとふざけただけのつもりだったかもしれませんが、重い罪に問われる可能性があります。

問題となる罪としては、強制わいせつ罪や強制性交等(未遂)罪が考えられます。

(強制わいせつ)
刑法第176条
十三歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をした者は、六月以上十年以下の懲役に処する。十三歳未満の者に対し、わいせつな行為をした者も、同様とする。
(強制性交等)
第177条
十三歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いて性交、肛門性交又は口腔性交(以下「性交等」という。)をした者は、強制性交等の罪とし、五年以上の有期懲役に処する。十三歳未満の者に対し、性交等をした者も、同様とする。
(未遂罪)
第180条
第百七十六条から前条までの罪の未遂は、罰する。

これらの条文から考えると、

①レイプ(強姦)をするつもりがなく、女子生徒の体を触っただけであれば強制わいせつ罪
②レイプしようとしたがそこまで出来なかった場合が強制性交等未遂罪
③レイプまでしてしまった場合には強制性交等罪

が成立することになるでしょう。

~少年事件の手続~

Aくんは、まずは最大で23日間、警察署等で身体拘束され、取調べ等の捜査を受けます。
このうち最初の3日間を逮捕期間、その後の20日間を勾留期間と言います。
ここまでは成人事件と同じですが、この後は家庭裁判所の管轄となり、成人事件とは大きく異なる手続が進んでいきます。

事件が家庭裁判所に送致されると、家庭裁判所調査官が中心となって、事件の内容や少年の非行の進み具合、家庭環境、更生のために必要な処遇等の調査を行います。
調査の方法として、4週間程度、少年鑑別所に入れられて調査を受ける観護措置というものがなされる場合もあります。

逮捕されていない少年や途中で釈放された少年についても、家庭裁判所に出向いて家庭裁判所調査官による面談を受けるなどの調査が行われます。

~少年審判の内容にはどんなものがあるか?~

調査官等による調査の結果、軽微な事件であり、反省の態度を示しているといった事情があれば、審判不開始決定がなされ、前科も付かずにここで手続が終了となることもあります。
成人の事件における不起訴(起訴猶予)処分に近いものといえます。

そうでない場合は、少年審判が開始されます。
少年審判は、成人事件における刑事裁判にあたるものです。
一般に、少年審判の結果としては以下のものが考えられます。

①不処分
非行事実が認められない、あるいは認められるとしても少年審判が終わる頃には反省の態度が見られるようになり、再犯の可能性が低いような場合になされます。
成人事件における無罪判決や不起訴(起訴猶予)処分に近いものといえます。

②保護観察
保護観察所の指導・監督の下、少年を社会の中で生活させながら、更生させていくというものです。
成人事件における執行猶予に近いものといえます。

③児童自立支援施設や児童相談所長などへの送致
非行性が②よりも進んでいる少年や、家庭環境に問題があるなどの事情により②の保護観察が行えない等の場合に、各種福祉施設に住ませつつ、社会の中で生活させ更生を目指すというものです。

④少年院送致
③よりも非行性が進んでいる少年について、原則として外出が許されない環境で生活させ、更生させていくものです。
収容期間は刑法などの法律に書かれた懲役・禁錮の期間に拘束されません。
事件により異なりますが、平均すると1年ほどと言われています。

⑤検察官送致(逆送)
凶悪事件などにおいて、成人の場合と同じ刑罰を受けさせるべきと判断された場合などになされるもので、改めて成人と同じ刑事裁判を受ける流れになります。

~弁護士に一度ご相談を~

弁護士は、少年の権利保護や更生に向けた環境作りのために活動します。

たとえば、家裁調査官や裁判官に対して、反省していること、非行性が進んでおらず再犯の可能性が低いこと、被害者との示談が成立していること、家族の監督が期待できることなど、本人に有利な事情があればできる限り主張し、勾留や観護措置などによる身体拘束を防いだり、少年審判においてより軽い審判内容となるように活動していきます。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、少年事件や刑事事件を専門に扱っている弁護士事務所です。
ご家族などからご依頼いただければ、拘束されている警察署等にすみやかに接見に伺います。
仮に逮捕されていない場合やすでに釈放された場合には、事務所での法律相談を初回無料で行っております。
接見や法律相談では、成立する犯罪や今後の手続の流れ、予想される処分、弁護士の活動などをご説明いたします。

少年の人生に大きく関わってくるところですので、ぜひ一度ご相談ください。

奥州警察署が逮捕

2019-09-06

奥州警察署が逮捕

岩手県金ヶ崎町に住むAさん。
Aさんの職場のトイレは男女兼用となっていました。
Aさんは女性を盗撮する目的でトイレに小型カメラを仕掛け、盗撮を繰り返していました。
しかし職場のある女性がカメラの存在に気が付き、警察に通報。
捜査の結果、Aさんの犯行が発覚したことから、Aさんは奥州警察署の警察官によって逮捕されました。
(フィクションです)

~迷惑行為防止条例違反に~

職場のトイレを盗撮したAさんは、岩手県の「公衆に著しく迷惑をかける行為等の防止に関する条例」に違反したことになります。
条文を見てみましょう。

(卑わいな行為の禁止)
第8条
何人も、公共の場所又は公共の乗物において、他人を著しく羞恥させ、又は他人に不安を生じさせ、若しくは嫌悪の情を催させる方法で、卑わいな行為であって次に掲げるものをしてはならない。
(1)(2)省略
(3) みだりに、着衣で覆われている他人の下着等を撮影し、若しくは撮影する目的で当該下着等を撮影することができる位置に写真機等を差し出し、又は写真機等を使用して着衣で覆われている他人の身体を透視する方法により、裸体(その一部を含む。)の映像を見、若しくは撮影すること。
(罰則)
第 12 条第1項
第8条又は第9条の規定に違反した者は、6月以下の懲役又は 50 万円以下の罰金に処する。
第2項
常習として第8条又は第9条の規定に違反した者は、1年以下の懲役又は 100 万円以下の罰金に処する。

Aさんの行為は8条(3)に該当したことになります。

罰則は、盗撮の常習者ではない場合が6か月以下の懲役または50万円以下の罰金となります。
常習者の場合には倍の1年以下の懲役または100万円以下の罰金ということになります。
盗撮の前科がある場合には常習者として扱われる可能性が上がります。
Aさんは盗撮を繰り返していましたが、前科がなければ常習者としては扱われない可能性が十分考えられます。

~刑事手続きの流れは?~

逮捕されたAさんは、まずは最大で3日間、警察署等で身体拘束され、取調べ等の捜査を受けます。
そして逃亡や罪証隠滅のおそれがあるなどとして検察官が勾留(こうりゅう)を請求し、裁判官が許可すれば、さらに10日間の身体拘束がされる可能性があります。
この勾留期間はさらに10日間延長されることもあります。

その後、検察官が被疑者を刑事裁判にかけると判断(起訴)すれば、刑事裁判がスタートします。
そして裁判で無罪や執行猶予とならない限り、刑罰を受けることになります。

なお、途中で釈放されれば、自宅から警察署や検察庁に出向いて取調べを受けたり、裁判所に出向いて刑事裁判を受けるという流れになることが考えられます。

~弁護士の活動~

上記の手続に関し、弁護士は以下のような弁護活動を行います。

まず、検察官が勾留請求しなければ、あるいは裁判官が勾留許可をしなければ、最初の3日間で釈放されます。
そこで、逃亡や証拠隠滅のおそれがないといえる理由を具体的事情に基づいて意見書にまとめ、検察官や裁判官に提出するなどして勾留を防ぎます。
同時に、ご家族が今後しっかり監督していくといった内容の上申書を提出することが多いです。
これらの活動によって、勾留がされずに釈放となるケースも数多くあります。

また、検察官が起訴しないという判断(不起訴処分)をすれば、刑事手続はそこで終わり、釈放される上に前科も付きません。
起訴するとしても、簡易な手続で罰金刑に処する略式起訴を選ぶこともあります。
そこで、被害者と示談が成立していること、本人が反省していること、前科がないこと、家族の監督が期待できること、性犯罪防止のための治療やカウンセリングに通い始めたことなど、本人に有利な事情を出来る限り主張して、不起訴処分や略式起訴にするよう検察官に要請していきます。

特に示談を締結しておくことは重要です。
しかし性犯罪の被害者の方は、加害者本人と会うのは心理的負担が大きく、示談交渉してくれないことも多いです。
そこで弁護士が代わって示談交渉することで、スムーズな示談締結を目指していきます。

~弁護士にご相談を~

逮捕されると、ご本人やご家族は、刑事手続はどのように進んでいくのか、取調べにはどう受け答えしたらいいのか、どのくらいの処罰を受けるのか等々、不安点が多いと思います。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件・少年事件を専門とする弁護士事務所です。
ご家族などからご依頼いただければ、拘束されている警察署等にすみやかに接見に伺います。
また、逮捕されていない場合やすでに釈放されている場合は、事務所での法律相談を初回無料でお受けいただけます。
接見や法律相談では、刑事弁護の経験が豊富な弁護士が、上記の不安点などにお答えいたします。

盗撮で逮捕された、取調べのために警察に呼び出されたといった場合には、ぜひご相談ください。

一関警察署が逮捕

2019-09-02

一関警察署が逮捕

岩手県一関市に住むAさん。
居酒屋で友人と飲み会をした後、1人で家に向かって歩いていました。
すると向こうから女性が歩いて来るのが見えました。
「いい女だな」
と思ったAさんは、女性をナンパしました。
女性が無視して立ち去ろうとしたところ、Aさんは、
「おい、無視すんなよ」
などと言って女性の腕をつかみ、抵抗する女性の胸を無理やり触りました。
Aさんは、通報を受けて駆け付けた一関警察署の警察官によって逮捕されました。
翌朝、留置場で目が覚めたAさん。
女性を触ったことについて全く覚えていませんでした。
(フィクションです)

~強制わいせつ罪~

女性の胸を無理やり触ったAさんの行為には、強制わいせつ罪が成立するでしょう。

刑法第176条
十三歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をした者は、六月以上十年以下の懲役に処する。十三歳未満の者に対し、わいせつな行為をした者も、同様とする。

抵抗する女性の胸を無理やり触ったということは、「暴行…を用いてわいせつな行為をした」といえるわけです。

~責任能力はある?~

Aさんは犯行時に泥酔しており、翌日も女性を触ったことを覚えていません。
このような場合、責任能力がないとして犯罪が成立しなかったり、責任能力が減少しているとして刑が軽くならないか問題となることがあります。
条文を見てみましょう。

刑法第39条1項
心神喪失者の行為は、罰しない。
第2項
心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する。

責任能力とは、物事の善悪を判断し、それに従って行動する能力をいいます。
飲酒、薬物摂取、精神疾患などを原因として、責任能力が完全になくなっている状態を、刑法では心神喪失(39条1項)といい、原則として罰することは出来ません。
また、責任能力が弱っている状態を心神耗弱(しんしんこうじゃく・39条2項)といい、刑罰が軽くなります。

そして飲酒の場合、どの程度酔っているかによって、①単純酩酊②複雑酩酊③病的酩酊の3つに分けることができます。
①単純酩酊であれば、完全な責任能力が認められるでしょう。
②複雑酩酊だと、39条2項の心神耗弱として刑が軽くなる可能性があります。
③病的酩酊に至ると、39条1項の心神喪失として、罰せられない可能性があります。

しかし、ちょっと酔ったくらいで②や③になる可能性は低いです。
犯行時の記憶が残っていなかったとしても、それだけで②や③になるわけでもありません。
意識が朦朧としている、まともに歩けない、奇声を上げたり意味不明な発言をするなどの異常な言動が見られるような場合に、②や③に該当する可能性が出てきます。

Aさんの場合、酔って記憶をなくすくらいだったとはいえ、1人で家に向かって歩くことができています。
また、女性が歩いて来るのを認識し、ナンパをしていることから、気が大きくなっていたところはあるかもしれませんが、胸に触ったという犯行そのものを除けば、奇声を上げたり意味不明な発言をするなどの異常な言動が見られたわけでもありません。

したがって①単純酩酊として、完全な責任能力が認められて罰せられる可能性が高いといえるでしょう。

~弁護士にご相談を~

逮捕されると最大で23日間拘束され、その後に刑事裁判を受けるという流れになります。
刑事裁判を受けている最中も、保釈が認められない限り、身体拘束が続く可能性があります。
拘束されていれば当然ながら仕事などに行くこともできず、社会生活に大きな影響があります。
また、被害者の方にしっかり賠償して示談を締結しないと、重い判決を受ける可能性も上がってしまいます。

弁護士としては、早期に釈放されるように検察官や裁判官に要請する、あるいは被害者と示談を締結するなどの弁護活動を行っていきます。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件・少年事件を専門とする弁護士事務所です。
ご家族などからご依頼いただければ、拘束されている警察署等にすみやかに接見に伺います。
また、事務所での法律相談は初回無料で行っておりますので、逮捕されていない場合やすでに釈放された場合にはこちらをご利用ください。

強制わいせつなどで逮捕された、捜査を受けているといった場合には、ぜひ一度ご相談ください。

児童ポルノで逮捕

2019-08-28

児童ポルノで逮捕

宮城県白石市に住むAさん。
SNSで知り合った女性とメッセージをやり取りしていました。
女性は19歳だと言っていましたが、送ってもらった顔写真を見たAさんは、やや幼いかなと思っていました。
その後、女性に裸の画像まで送ってもらい、うまいこといったなどと思っていたAさん。
しかし、女性はやはり18歳未満でした。
女性の両親が警察に相談したことから、Aさんが裸の画像を送らせたことが警察に発覚。
Aさんは白石警察署の警察官によって逮捕されました。

~児童ポルノ製造~

18歳未満の者に、わいせつな自撮り画像を送らせると、児童ポルノ処罰法の児童ポルノ製造の罪に問われることになります。

児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律
第7条4項
前項に規定するもののほか、児童に第二条第三項各号のいずれかに掲げる姿態をとらせ、これを写真、電磁的記録に係る記録媒体その他の物に描写することにより、当該児童に係る児童ポルノを製造した者も、第二項と同様とする。

条文には、「第二条第三項各号のいずれかに掲げる姿態」とあります。
これは簡単に言うと、わいせつな格好ということになります。
これを写真や画像データとして描写したものを製造すると、児童ポルノ製造の罪が成立するわけです。

そして、「製造」には、自撮り画像を送らせるという行為も含まれます。
言葉からはイメージしにくいですが、裸の自撮り画像を撮影させ、自分にだけとはいえ世に出させているわけですから、児童ポルノ画像を作り出した、すなわち「製造した」といえるということになるわけです。

罰則は、7条2項と「同様とする」、すなわち、3年以下の懲役または300万円以下の罰金になります。

~18歳未満だと知らなかった?~

Aさんは女性から、19歳だと言われていました。
たしかに、裸の画像を送らせても、18歳未満だということを全く知らなかったのであれば、故意がないので犯罪は成立しません。

刑法第38条1項
罪を犯す意思がない行為は、罰しない。ただし、法律に特別の規定がある場合は、この限りでない。

しかし、18歳未満であることをはっきりわかっていなくても、18歳未満かもしれないと認識していれば、故意はあるとして犯罪が成立してしまいます。
Aさんは、女性の顔写真を送られたときに、「ちょっと幼いかな」と思っており、18歳未満かもしれないと認識していたと思われます。

したがって故意は認められ、児童ポルノ製造の罪が成立してしまいます。

~今後の刑事手続きの流れ~

逮捕されたAさんは、まずは最大で3日間、警察署等で身体拘束され、取調べ等の捜査を受けます。
そして逃亡や罪証隠滅のおそれがあるなどとして検察官が勾留(こうりゅう)を請求し、裁判官が許可すれば、さらに10日間の身体拘束がされる可能性があります。
この勾留期間はさらに10日間延長されることもあります。

その後、検察官が被疑者を刑事裁判にかけると判断(起訴)すれば、刑事裁判がスタートします。
そして裁判で無罪や執行猶予とならない限り、刑罰を受けることになります。

なお、途中で釈放されれば、自宅から警察署や検察庁に出向いて取調べを受けたり、裁判所に出向いて刑事裁判を受けるという流れになることが考えられます。

弁護士としては、検察官や裁判官に対し、ご本人に有利な事情を出来る限り主張して、早期の釈放を目指したり、不起訴処分や罰金刑、執行猶予などの軽い処分や判決を目指していきます。
ご本人に有利な事情としては、しっかり反省している、前科がない、性犯罪防止のための治療やカウンセリングに通いはじめた、被害者と示談を締結した、などのものが考えられます。

検察官や裁判官に適切に主張したり、被害者と示談を締結するのはとても重要ですが、一般の方にはなかなか難しいところかと思います。

~弁護士に相談を~

児童ポルノ製造で逮捕された、捜査を受けているといった場合、まずは一度、弁護士にご相談ください。
どんな罪が成立するのか、手続はどのように進んでいくのかといった説明や、取調べを受ける際のアドバイスなどを致します。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件・少年事件を専門とする弁護士事務所です。
ご家族などからご依頼いただければ、拘束されている警察署等にすみやかに接見に伺います。
仮に逮捕されていなかったり、すでに釈放された場合には、事務所での法律相談を初回無料でお受けいただけます。
ご連絡をお待ちしております。

仙台北警察署が逮捕

2019-08-27

仙台北警察署が逮捕

宮城県仙台市に住むAさんは、通勤にJR仙山線を使っていました。
ラッシュ時で混雑する車内。
Aさんは目の前にいた女性のおしりを服の上から触る痴漢行為に出ました。
抵抗する様子がなかったことから、おしりを触り続けていたAさん。
しかし、次の駅が近付いたところで、
「触らないでください!」
と声を上げられました。
駅に着いたところで、周りの乗客の手伝いもあり、Aさんは電車から降ろされ、駅事務所に連れていかれました。
まもなくAさんは、駆け付けた仙台北警察署の警察官によって逮捕されました。
(フィクションです)

~電車内痴漢~

Aさんのように服の上からおしりを触るという痴漢をした場合、迷惑行為防止条例違反となることが考えられます。

宮城県・迷惑行為防止条例
第3条の2第1項
何人も、公共の場所又は公共の乗物において、人を著しく羞恥させ、又は人に不安を覚えさせるような次に掲げる行為をしてはならない。
第1号
衣服その他の身に着ける物(以下「衣服等」という。)の上から又は直接人の身体に触れること。

罰則は、痴漢常習者ではない場合には、17条1項1号により、6か月以下の懲役または50万円以下の罰金になる可能性があります。
痴漢常習者の場合、同条2項により、1年以下の懲役または100万円以下の罰金になる可能性があります。
痴漢の前科がある場合には、常習者として処罰される可能性が上がるでしょう。

なお、スカートや下着の中に手を入れて触るなど、より悪質なケースでは、刑法の強制わいせつ罪が成立する可能性もあります。

刑法第176条
十三歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をした者は、六月以上十年以下の懲役に処する。十三歳未満の者に対し、わいせつな行為をした者も、同様とする。

~今後の刑事手続きの流れ~

逮捕されたAさんは、まずは最大で3日間、警察署等で身体拘束され、取調べ等の捜査を受けます。
そして逃亡や罪証隠滅のおそれがあるなどとして検察官が勾留(こうりゅう)を請求し、裁判官が許可すれば、さらに10日間の身体拘束がされる可能性があります。
この勾留期間はさらに10日間延長されることもあります。

その後、検察官が被疑者を刑事裁判にかけると判断(起訴)すれば、刑事裁判がスタートします。
そして裁判で無罪や執行猶予とならない限り、刑罰を受けることになります。

なお、途中で釈放されれば、自宅から警察署や検察庁に出向いて取調べを受けたり、裁判所に出向いて刑事裁判を受けるという流れになることが考えられます。

~不起訴処分もありうる?~

検察官が起訴すれば、刑事裁判がスタートすると説明しましたが、事件によっては起訴しないという判断(不起訴処分)とする場合もあります。
不起訴処分になれば、そこで刑事手続きは終わり、前科も付かないことになります。

たしかに痴漢という犯罪行為をしているのですが、前科がなく(あるいは少なく)、被害者と示談が成立しているといったケースでは、不起訴処分がなされることもあるのです。

すなわち、性犯罪の被害者の方は、これ以上、事件と関わりを持ちたくないと考える方が多いです。
裁判となれば、被害者が出廷して証言するということもあり得ますが、これは被害者にとって大きな負担となります。
そこで、加害者との間で、賠償を受け取るとともに事件現場に近付かないなどの誓約をさせる形などの示談をして、刑事裁判を開かなくてもいいから早期に事件を終結させることを願う被害者の方もいらっしゃいます。

検察官としても、無理に裁判にして被害者の方に負担をかけたくないところですので、示談が成立しているのであれば不起訴処分にする可能性が上がるわけです。
また、不起訴処分とまではいかなくても、簡易な手続で罰金刑に処する略式起訴という処分にすることもあります。

そこで、不起訴処分などを狙うとともに、被害者の方の被害回復のためにも、示談を締結することが極めて重要となってきます。

~弁護士に相談を~

しかし示談交渉をしようにも、示談金額や示談書の内容をどうしたらよいのか、なんと言ってお願いすればよいのかなど、わからないことが多いと思います。
そもそも被害者の方は、報復が怖いなどの理由で、加害者やその家族には名前や連絡先を教えないことが多く、被害者と連絡をとることすらできない場合も多いです。

しかし、加害者やその家族には教えないという約束の上で、弁護士にだけ名前や連絡先を教えてくれる被害者の方も多くいらっしゃいます。
そうなれば、弁護士が加害者の代理人として示談交渉をすることができます。

そこで、痴漢で逮捕された、捜査を受けているといった場合には、ぜひ一度ご相談ください。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件・少年事件を専門とする弁護士事務所です。
ご家族などからご依頼いただければ、拘束されている警察署等にすみやかに接見に伺います。
仮に逮捕されていなかったり、既に釈放された場合には、事務所での法律相談を初回無料でお受けいただけます。
ご連絡をお待ちしております。

古川警察署が逮捕

2019-08-24

古川警察署が逮捕

宮城県大崎市に住むAさん。
同じアパートに住む女性Vさんの下着を盗もうとして部屋に忍び込みました。
下着を発見しバッグに詰め込み、部屋を出ようとした瞬間、帰宅したVさんと鉢合わせに。
とっさにVさんの体を手で払いのけて逃走しました。
しかし顔を見られていたことなどから、Aさんの犯行と発覚。
Aさんは古川警察署の警察官によって逮捕されました。
(フィクションです)

~成立する犯罪は?~

Vさんの部屋に忍び込んで下着を盗んだAさん。
まずは住居侵入罪窃盗罪が成立することが考えられます。

刑法第130条
正当な理由がないのに、人の住居若しくは人の看守する邸宅、建造物若しくは艦船に侵入し、又は要求を受けたにもかかわらずこれらの場所から退去しなかった者は、三年以下の懲役又は十万円以下の罰金に処する。
第235条
他人の財物を窃取した者は、窃盗の罪とし、十年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。

~暴行罪・傷害罪も?~

Aさんは、Vさんの体を手で払いのけて逃走しています。
この払いのけた行為については、Vさんがケガをしていれば傷害罪、していなければ暴行罪が成立する可能性があります。

第204条
人の身体を傷害した者は、十五年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。
第208条
暴行を加えた者が人を傷害するに至らなかったときは、二年以下の懲役若しくは三十万円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する。

~強盗罪になる可能性は?~

さらにAさんに強盗罪が成立する可能性はないでしょうか。

第238条(事後強盗)
窃盗が、財物を得てこれを取り返されることを防ぎ、逮捕を免れ、又は罪跡を隠滅するために、暴行又は脅迫をしたときは、強盗として論ずる。
第236条1項(強盗)
暴行又は脅迫を用いて他人の財物を強取した者は、強盗の罪とし、五年以上の有期懲役に処する。

今回は238条の事後強盗罪が問題となります。
事後強盗罪は、
①窃盗が、
②財物を得てこれを取り返されることを防ぎ、逮捕を免れ、又は罪跡を隠滅するために、
③暴行又は脅迫をした
といえれば、暴行脅迫を用いて物を奪った通常の強盗と同じ取り扱いがされることになります。

①「窃盗」とは窃盗犯人という意味ですが、下着をカバンに入れてV宅を出ようとしたAさんは①「窃盗」にあたります。
そしてVさんを手で払いのけたのは、下着という②「財物を得てこれを取り返されることを防ぎ」あるいは「逮捕を免れ」るために行ったものといえます。
③「暴行」や「脅迫」は相手方の反抗を抑圧する程度の強い態様のものをいいます。
これに至らない態様のものであれば、事後強盗罪は成立しません。

軽く手で払いのけた程度であれば、相手方の反抗を抑圧する強い態様のものとまではいえない可能性が高いです。
しかし、男性であるAさんが、体力に劣る女性のVさんを目一杯押して転倒させ、大ケガをしてもおかしくないような状況だったのであれば、相手方の反抗を抑圧する強い態様のものだったとして、強盗罪が成立する可能性も出てきます。

なお、強盗罪が成立した上に、Vさんがケガをしていれば、強盗致傷罪というさらに重い罪が成立します。

第240条(強盗致死傷)
強盗が、人を負傷させたときは無期又は六年以上の懲役に処し、死亡させたときは死刑又は無期懲役に処する。

結局Aさんは、強盗罪が成立すれば、住居侵入罪+強盗(致傷)罪に問われることになるでしょう。
一方、強盗罪が成立しなければ、住居侵入罪+窃盗罪+暴行罪または傷害罪に問われることになるでしょう。

~弁護士にご相談を~

逮捕されると、ご本人やご家族は、いつ釈放されるのか、どのくらいの罰則を受けるのか、取調べにはどう受け答えしたらいいのか等々、不安点が多いと思います。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件・少年事件を専門とする弁護士事務所です。
ご家族などからご依頼いただければ、拘束されている警察署等にすみやかに接見に伺います。
また、逮捕されていない場合やすでに釈放されている場合は、事務所での法律相談を初回無料でお受けいただけます。
接見や法律相談では、上記の不安点などにお答えいたします。

住居侵入窃盗や強盗などで逮捕された、捜査を受けているといった場合には、ぜひ一度ご相談ください。

仙台中央警察署が逮捕

2019-08-21

仙台中央警察署が逮捕

宮城県仙台市に住むAさん。
通勤で仙台市地下鉄を利用しています。
以前、通勤ラッシュの満員電車内で痴漢をしましたが、被害女性が抵抗しなかったことから調子に乗り、度々痴漢をしていました。
この日も、Aさんが隣に立っていた女性のお尻を服の上から触ったところ、
「痴漢はやめてください」
と言われました。
周りの乗客も協力し、あっという間に駅事務所に連れていかれ、Aさんは駆け付けた仙台中央警察署の警察官によって逮捕されました。
(フィクションです)

~迷惑行為防止条例違反~

電車内で服の上から女性のおしりを触るという痴漢行為をしたAさん。
宮城県の迷惑行為防止条例違反となるでしょう。

宮城県・迷惑行為防止条例
第3条の2第1項
何人も、公共の場所又は公共の乗物において、人を著しく羞恥させ、又は人に不安を覚えさせるような次に掲げる行為をしてはならない。
第1号
衣服その他の身に着ける物(以下「衣服等」という。)の上から又は直接人の身体に触れること。

罰則は、痴漢常習者ではない場合には、17条1項1号により、6か月以下の懲役または50万円以下の罰金になる可能性があります。
痴漢常習者の場合、同条2項により、1年以下の懲役または100万円以下の罰金になる可能性があります。
Aさんのように痴漢を繰り返していたとしても、直ちに常習者として処罰されるわけではありませんが、痴漢の前科がある場合には、常習者として処罰される可能性が上がるでしょう。

なお、スカートや下着の中に手を入れて痴漢をするなど、より悪質な方法による痴漢をした場合には、より重い刑法の強制わいせつ罪が成立する可能性もあります。

刑法第176条
十三歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をした者は、六月以上十年以下の懲役に処する。十三歳未満の者に対し、わいせつな行為をした者も、同様とする。

~今後の刑事手続きの流れ~

逮捕されたAさんは、まずは最大3日間、警察署の留置施設等に身体拘束されます。
そして、逃亡や証拠隠滅のおそれがあるとして検察官が勾留請求し、裁判官が勾留許可すれば、さらに最大20日間の身体拘束がされます。

その後、
①刑事裁判を受けて懲役または執行猶予となる
②簡易な手続で罰金を納めて終わる略式罰金
③不起訴となり前科も付かずに終わる
といういずれかの流れが考えられることになります。

詳しくはこちらをご覧ください
https://sendai-keijibengosi.com/keijijikennonagare/

弁護士としては、まずは逮捕されているご本人に面会(接見)に行き、事件の内容を聞き取り、成立する犯罪名や今後の刑事手続きの流れなどの説明、取調べでの受け答え方法のアドバイスなどを致します。
そして勾留を防いで早期釈放されるよう、あるいは不起訴処分略式罰金などの軽い処分となるよう、検察官や裁判官に要請するといった弁護活動をしていきます。

特に、不起訴処分や略式罰金などの軽い処分となるためには、被害者の方に賠償して示談を締結することが極めて重要となります。
しかし、ご本人やご家族だと、被害者の方が会ってくれない、何といってお願いすればよいかわからない、示談金額や示談書の内容をどうすればよいかわからない、という状況だと思います
したがって弁護士は、ご本人やご家族に代わって示談交渉を進めることにも力を入れます。

~一度ご相談を~

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件・少年事件を専門とする弁護士事務所です。
ご本人が逮捕されている事件では、すみやかに身体拘束されている警察署等に接見に伺い、その結果をご家族などにご報告するという初回接見・同行サービスを行っております。
仮に逮捕されていない、あるいはすでに釈放された場合には、事務所での法律相談を初回無料でお受けいただけます。

痴漢で逮捕された、捜査を受けているいった場合には、ぜひ一度ご相談ください。

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