Archive for the ‘性犯罪’ Category

女装男性下半身露出で公然わいせつ罪②

2019-01-19

女装男性下半身露出で公然わいせつ罪②

~前回からの流れ~

20代男性Aさんは、宮城県松島町の商業施設内で、女性Vさんに対して、履いていたスカートをまくりあげて下半身を露出した公然わいせつ罪の疑いで宮城県塩釜警察署逮捕されました。
事件を起こしたとき、Aさんは、下着を身に着けずにスカートを履き、化粧やかつらをして女装していました。
同署管内では、スカート姿の男が下半身を露出しているという通報が相次いでおり、Aさんの服装と類似していることから、警察はAさんに余罪があると見て調べています。
(事実に基づいたフィクションです。)

前回の記事では、公然わいせつ罪とはどういう犯罪か、公然わいせつ罪で行われる逮捕の種類はどのようなものがあるかについてご説明しました。
今回の記事では、公然わいせつ罪余罪について取り上げます。

~公然わいせつ罪と余罪~

事例では、宮城県塩釜警察署管内で、スカート姿の男が下半身を露出しているという通報が相次いでおり、Aさんの服装と類似していることから、警察はAさんに余罪があると見て調べています。
余罪とは、捜査機関が被疑者を逮捕・勾留する根拠になった被疑事実とは異なる被疑事実をいいます。
逮捕・勾留の根拠とされている被疑事実以外は、全て余罪として扱われます。
例えば、公然わいせつ事件Aで逮捕・勾留され、その取り調べ中に公然わいせつ事件Bについても自白したことで公然わいせつ事件Bが明らかになったという場合、捜査機関は公然わいせつ事件Bを「余罪」として捜査の対象と考えます。

公然わいせつ罪の事件は,余罪が複数あるケースが多いと言われています。
近くで似たような手口の事件が相次いでいるような場合は、それらの事件が余罪捜査の対象になることが考えられます。

公然わいせつ罪の法定刑は、「6月以下の懲役若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料」と、他の性犯罪に比べて,法定刑がそれほど重くありません。
しかし、余罪が複数あるケースでは,初犯であっても公判請求(起訴)される可能性が考えられます。
余罪がある場合は、弁護士に依頼して、先の流れを予測しながら弁護方針を固めてもらい、しっかりとした対応をする必要が高いと言えます。

~余罪があると~

刑事事件で逮捕された場合、逮捕から48時間以内に、身柄が検察庁に送致され、検察官が24時間以内以内に被疑者を勾留する必要があるか否かを判断します。
検察官が勾留請求をし、裁判官が認めた場合、勾留が付されて10日間(最大で20日間)身体拘束されることになります。
余罪がある場合には、勾留期間終了後に再逮捕されるおそれがあります。
逮捕された場合、再度、再逮捕された被疑事実について勾留決定がなされる可能性があります。
余罪が複数あるような場合には、かなりの長期間の身体拘束が続くおそれがあります。
(なお、余罪がある事例であっても、別罪として立件されないケースや再逮捕されないケースもあります。)
加えて、余罪が複数ある事案は、より悪質だと考えられて、捜査や取調べが厳しくなる可能性もあります。

余罪についての対処は複雑で、どのように対処すべきか自分だけで考えて対応することは難しいです。
捜査機関に露見していない余罪がある場合には、まずは弁護士に相談してみることをお勧めします。
なお、弁護士には守秘義務があるため、弁護士余罪を話したことによって捜査機関に余罪が伝わってしまうことはありません。

公然わいせつ罪によって捜査されている、家族が逮捕されてしまった、余罪について心配という場合には、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にお任せください。
無料法律相談、初回接見サービスのお申込みは。フリーダイヤル0120-631-881にてお受付しています。
(宮城県塩釜警察署への初回接見費用:38,800円)

女装男性下半身露出で公然わいせつ罪①

2019-01-18

女装男性下半身露出で公然わいせつ罪① 

20代男性Aさんは、宮城県松島町の商業施設内で、女性Vさんに対して、履いていたスカートをまくりあげて下半身を露出した公然わいせつ罪の疑いで宮城県塩釜警察署逮捕されました。
事件を起こしたとき、Aさんは、下着を身に着けずにスカートを履き、化粧やかつらをして女装していました。
同署管内では、スカート姿の男が下半身を露出しているという通報が相次いでおり、Aさんの服装と類似していることから、警察はAさんに余罪があると見て調べています。
(事実に基づいたフィクションです。)

~公然わいせつ罪~

公然わいせつ罪とは、「公然とわいせつな行為」をする犯罪のことです。
公然わいせつ罪の法定刑は、6月以下の懲役若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料です。
本罪の典型例は、事例のような公共の場で下半身を露出させるケースです。

ここでいう「公然」とは、不特定または多数人が認識することのできる状態のことを言います。
公共の場はもちろん、不特定多数が閲覧可能なインターネット上、路上等に駐車した自動車内でも周りから丸見えの状態であれば「公然」と考えられます。
事例における「商業施設」は、まさに不特定または多数の人がいる場所であるため、公然性は該当するでしょう。
ただし、実際に不特定または多数の人に認識されたことまでは必要ではなく、その時点では周囲に誰もいなかったとしても、いつ通行人の目に触れてもおかしくない状態であれば、公然性の要件に該当することになります。
公然わいせつ罪の保護法益は、健全な性秩序ないし性風俗です。
そのため、「わいせつな行為」とは、「その行為者またはその他の者の性欲を刺激興奮または満足させる動作であって、普通人の正常な性的羞恥心を害し善良な性的道義観念に反するもの」とされています。(東京高判昭27・12・18)
「わいせつな行為」としては、性器や臀部、胸などを露出する、性行為や性行疑似行為などが該当します。
事例の「下半身を露出」する行為は、「わいせつな行為」に当たる可能性が高いでしょう。

なお、公共の場で身体の一部(尻など)を露出したが公然わいせつ罪が成立しない場合には、軽犯罪法第1条20号の身体露出の罪が成立する可能性があります。
身体露出の罪の罰則は、拘留または科料です。

~公然わいせつ罪の逮捕~

公然わいせつ罪は、公共の場で行われることが多い性質から、事件直後に逮捕される現行犯逮捕が一般的だと言われており、目撃者や現場近くの通行人、通報を受けて駆け付けた警察官に現行犯逮捕されることが多い傾向にあります。

しかし、「現行犯逮捕さえされなければ逮捕されない」というわけではありません。
防犯カメラや目撃者の証言を基に犯人を割り出し、逮捕状によって後日逮捕される「通常逮捕」もありえます。
・公然わいせつ行為を行なった後に逃亡に成功したとしても同じような目撃情報が相次いでいる場合
・ストリップ劇場などの風俗店が業としておこなっている場合
などは、警察による捜査が進められて、後日に通常逮捕されるケースもあります。

実際に弊所には、店でたびたび店員に陰部を露出して見せていた男性が、防犯カメラの映像と店員の証言が証拠となり逮捕されてしまったという相談も寄せられています。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、公然わいせつ罪勾留を回避した実績のある弁護士が所属している刑事事件専門の法律事務所です。
最短即日対応の初回接見サービスや初回無料法律相談は24時間いつでも受付中です。
公然わいせつ罪に困った時は、弊所のフリーダイヤル0120-632-881まですぐにお問い合わせください。
次回の記事では、公然わいせつ罪と余罪の関係について触れていきます。
(宮城県塩釜警察署への初回接見費用:38,800円)

外国人の売春防止法違反(周旋)

2019-01-11

外国人の売春防止法違反(周旋)

仙台市青葉区のX国籍のAさんは、風俗店を持たず、風俗嬢を派遣する事業形態であるデリバリーヘルス(通称デリヘル)を経営しており、オプションとして本番行為ありのサービスを打ち出して、売春を行った従業員から売春の利益の一部を受け取っていました。
Aさんは、従業員に売春の客を周旋していたとして売春防止法違反の疑いで宮城県仙台中央警察署逮捕されました。
Aさんと同じくX国籍を有するAの夫は、Aの日本語があまり流暢ではないことを心配しており、今後もAさんとともに日本で生活を送るためにはどうしたらよいか、刑事事件専門の弁護士に相談をすることにしました。
(フィクションです。)

~売春防止法違反~

売春防止法は、売春をすること、及び、その相手方となることを禁止しています(売春防止法第3条)。
「売春」とは、対償を受け、又は受ける約束で、不特定の相手と性交することをいいます。
売春をする事も買春をする事も違法な行為となります。
しかし、単なる売春・買春を行うことに対する罰則は定められていないため、刑罰が科されることはありません。
その理由は、売春に陥った者は、刑事罰よりも福祉の救済を必要とする者であるという観点で本法が立法されていること、判断能力を十分に備えた者の性に関する行為はあえて刑罰の対象としなくてよいと考えられることなどが言われています。

売春防止法において、処罰対象となる行為には、売春を助長する行為等です。
・公衆の目に触れる方法での売春勧誘
・売春の周旋
・困惑等により売春をさせる行為やそれによる対償の収受
・売春をさせる目的での利益供与
・人に売春をさせることを内容とする契約を結ぶ行為
・売春を行う場所の提供
・人を自己の管理下において売春をさせることを業とする行為
・売春場所の提供を業とすること
・管理売春業のために資金等を提供する行為
などがあります。
今回の事例で、Aさんが疑われている売春の周旋は、同法6条で禁止されています。
「周旋」とは、仲立ちをして取り持つこと、間に入ってやり取りをスムーズにさせることを言います。
今回の場合、売春をする人と買春をする人の間を取り持つことを言います。
売春防止法に違反して売春の周旋を行うと、2年以下の懲役又は5万円以下の罰金となります(売春防止法6条1項)。

~外国人による刑事事件~

今回の事例のAさんは、X国籍をもつ外国人です。
逮捕された方が外国人であっても、刑事手続きは日本人に対するものと同様に進められます。
日本の刑事手続はすべて日本語で行われるため、外国人が逮捕されて取調べを受ける場合、大きな問題となるのが言葉です。
日本語がある程度話せる方ならそれほど問題にはなりませんが、今回の事例のAさんの夫は、Aさんの日本語があまり流暢ではないことを心配しています。
警察官や検察官の取調べにおいては、捜査機関の付した通訳もしくは通訳なしで進められます。
通訳が付されたとしても、捜査機関が付した通訳では公平な立場から通訳がされている保証はありません。
被疑者が手続きを理解するためや取調べにあたって、通訳が適切になされることは非常に重要であり、一言一句毎に正確に通訳される必要があります。
正確に通訳されなければ、被疑者の主張が正しく伝えられないことになってしまいます。

そもそも、外国人に限らず、ほとんどの方にとって、逮捕されて取調べを受けることはなかなか経験することではありません。
まして外国人の場合、母国と日本の文化や刑事手続きの違いに戸惑うことも多いでしょう。

言葉の問題以外にも、外国人刑事事件の場合、在留資格や退去強制が問題となります。
刑罰法令違反により一定以上の有罪判決を受けた場合、退去強制手続に付され、いわゆる強制送還されることとなる可能性があります。
外国人事件で有罪判決が見込まれる場合で、かつ、事件後も日本での生活を望んでいる場合には、この退去強制手続に付されるか否か、在留資格の更新ができるかが非常に重大な問題となります。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、日本語でのコミュニケ―ションに不安がある方に対して、通訳人を手配して通訳をお付けすることが可能です。
初回接見をご依頼いただいた場合、弁護士が通訳人とともに逮捕された方のもとへと接見に伺うことも可能です。
逮捕されている方が外国人の場合でも、まずはフリーダイヤル0120-631-881までお問い合わせください。
(宮城県仙台中央警察署への初回接見費用:34,100円)

強制わいせつ罪になる電車内痴漢

2019-01-05

強制わいせつ罪になる電車内痴漢

通勤途中の50代男性のAさんは、仙台市内を走る満員電車の電車内で、前に立っていた女性Vさんの臀部を着衣の上から触りました。
Vさんが抵抗しなかったため、Aさんは行動をエスカレートさせて、Vさんの下着の中に手を滑り込ませて直接陰部を弄びました。
耐えかねたVさんが、Aさんに対して「痴漢しないで」と叫んだため、周りの乗客によってAさんは取り押さえられ、現行犯逮捕されました。
Aさんは通報を受けて駆け付けた宮城県仙台東警察署に引き渡されて、強制わいせつ罪の疑いでそのまま身体を拘束されることになりました。
(事実を基にしたフィクションです。)

~ 電車内痴漢 条例違反の場合と強制わいせつ罪の場合 ~

世間で「痴漢」と呼ばれる行為の犯行場所や手口にはいくつか種類がありますが、各都道府県の迷惑行為防止条例で規定されている痴漢行為や刑法で規定されている強制わいせつ罪にあたる行為が、一般的に痴漢と呼ばれます。
その中でも、「痴漢」と聞いた場合に真っ先に思い浮かぶのは、電車内での痴漢行為でしょう。
迷惑行為防止条例は、痴漢行為に関して、強制わいせつ罪の成立範囲より広い範囲で、一定の行為を禁止しています。
その分、強制わいせつ罪よりも迷惑行為防止条例違反の痴漢の罰則の方が一般的に軽くなっています。

宮城県の迷惑行為防止条例の場合、衣服その他の身に着ける物(以下「衣服等」という。)の上から又は直接人の身体に触れることが、いわゆる「痴漢」行為になります。
一方、刑法第176条で規定されている強制わいせつ罪は、暴行や脅迫で相手をひるませながら、わいせつな行為をした場合に成立する犯罪です。

これだけ聞くと、電車内での痴漢行為はすべて迷惑行為防止条例違反になるのではないかと感じるかもしれません。
電車内での痴漢事件の場合、多くの場合は各都道府県で定められている迷惑行為防止条例が適用されます。
しかし、痴漢行為の態様等によっては、事例のAのように、強制わいせつ罪が適用される可能性があります。
服や下着の中にまで手を入れて直接陰部などを触るような悪質な痴漢行為である場合には、衣服の上から触れた場合よりも、強制わいせつ罪が適用される可能性は高くなります。
ただし、下着の中に手を入れて臀部や陰部を触ったら強制わいせつ罪、服や下着の上から触った場合には迷惑行為防止条例違反、という明確な基準があるわけではありません。
強制わいせつ罪か迷惑行為防止条例違反のいずれにあたるかどうかは,痴漢態様そのものや,痴漢に至るまでの経緯,犯行時刻・場所,被疑者の言動等を総合的に勘案して判断されると言われています。
また、下着の上から臀部を触った場合に強制わいせつ罪を認めた裁判例もあることには注意が必要です。

つまりは、どちらの罪が成立するかは、痴漢事件の個々の内容によるということです。

~電車内での痴漢が強制わいせつ罪になってしまったら~

強制わいせつ罪と迷惑防止条例違反では罰則に大きな違いがあります。
強制わいせつ罪は、法定刑が6か月以上10年以下の懲役であり、初犯でも,態様,計画性,結果,被害者の処罰感情等によっては実刑となる可能性もある重大な犯罪です。
加えて、迷惑防止条例違反とは違い罰金刑が規定されていないために、起訴されれば必ず刑事裁判を受けなければなりません。
刑事裁判は、一般に公開されるため、誰でも傍聴席から裁判の様子を見学することができます。
被疑者・被告人にとっては、どちらの罪で立件されるかがとても重要な要素となるでしょう。

~電車内痴漢事件を疑われたら~

電車内痴漢事件では、実際は痴漢をしていないのに痴漢として扱われたという冤罪事件のケースもあります。
また、痴漢をしてしまった場合でも、実際には下着の中には手を入れていないにも関わらず、被害者や周囲の乗客の勘違いなどで「下着の中に手を入れて、直接触られた」と証言される場合も考えられます。

冤罪の場合、事実と異なることを話されている場合は、早急に弁護士に相談すべきです。
実際に痴漢をしてしまい、認めている場合でも、被害者と示談できれば、検察官から不起訴処分を受ける可能性が高まるため、示談を弁護士に相談することをお勧めします。
仙台市内の電車内で痴漢として現行犯逮捕されお困りの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所弁護士までご相談ください。
(宮城県仙台東警察署 初回接見費用:36,900円)

盗撮後逃走して自首

2018-12-29

盗撮後逃走して自首

宮城県塩釜市に住む会社員のAさん(29歳)は、通勤途中の駅構内などで、女性のスカート内をスマートフォンのカメラで盗撮する行為を繰り返していました。
ある日、Aさんは、盗撮していた女性Vさんが振り返ってAさんの盗撮行為に気づいたそぶりを見せたため、Vさんが大声を上げたりして盗撮が周囲にばれる前に、その場から走って逃げました。
しかし、逃走する最中に、盗撮に使用していたスマートフォンを落としてしまいました。
スマートフォンの中にはAさんの個人情報はもとより、盗撮写真のデータが大量に入っています。
Aさんは、スマートフォンが警察に届けられることで、自分の盗撮行為が早晩バレてしまうのではないかと不安です。
まだ警察から連絡などはありませんが、不安な日々を続けるくらいなら、いっそ自首することで、逮捕されずに軽い処分ですませたいと考えて、Aさんは、自首の前に、刑事事件専門の弁護士に無料法律相談することにしました。
(事実に基づいたフィクションです。)

~盗撮事件~

宮城県では、盗撮行為に関して、「迷惑行為防止条例」)の第3条の2で禁止しています。

【迷惑行為防止条例】
(卑わいな行為の禁止)
第三条の二 何人も、公共の場所又は公共の乗物において、人を著しく羞恥させ、又は人に不安を覚えさせるような次に掲げる行為をしてはならない。
三 人の下着等を撮影し、又は撮影する目的で写真機、ビデオカメラその他これらに類する機器(以下「写真機等」という。)を向け、若しくは設置すること。
四 前三号に掲げるもののほか、卑わいな言動をすること。
2 何人も、正当な理由がないのに、人の衣服等を透かして見ることのできる写真機等を用いて、公共の場所にいる人又は公共の乗物に乗つている人の下着等を見、又は撮影してはならない。
3 何人も、正当な理由がないのに、住居、浴場、更衣室、便所その他人が通常衣服の全部又は一部を着けない状態でいるような場所で当該状態にある人を撮影し、又は撮影する目的で写真機等を向け、若しくは設置してはならない。
4 何人も、正当な理由がないのに、集会場、事務所、教室その他の特定かつ多数の者が利用するような場所において、人の下着等を撮影してはならない。

罰則は、同条例第十六条に定められており、「一年以下の懲役又は百万円以下の罰金」です。
しかし、常習としておこなった場合は、二年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処されることになります。

~自首するとどうなる?~

自首をすれば刑が軽くなる、と聞いたことがある方は多いと思います。
自首については、刑法第42条に規定されています。
刑法第42条
「罪を犯した者が捜査機関に発覚する前に自首したときは、その刑を減軽することができる(略)」

自首が成立すると、刑が軽くなる可能性があります。
しかし、必ず刑が軽くなるというわけではなく、「減軽することができる」とされているとおり、刑が軽くなる可能性があるにとどまります。
減軽される場合は「有期の懲役又は禁錮を減軽するときは、その長期及び短期の2分の1を減ずる」(刑法第68条)とされています。

~自首の要件~

自首となるには、犯罪及び犯人が捜査機関に発覚する前に、犯人が自ら罪を犯したことを捜査機関に申告し、その処分を求める事が必要です。

まだ警察から連絡が来ていなくても、すでに被疑者として割り出されて犯罪の容疑をかけられている場合には、自首が成立しない可能性があります。
例えば、警察に犯罪事実と被疑者が発覚しているが、捕まるのが嫌で被疑者が逃げていて警察に被疑者の所在がつかめていないという場合に、考え直して自ら警察署に赴いたとしても、自首は成立しません。
職務質問や取調べで追及され自供したときも自首は成立しません。
また、交通事故を起こして警察に届け出る場合の申告は自首には当たりません。

もし、被疑者として割り出されるなど捜査機関に発覚したあとに捜査機関に出向いて自らの犯罪を自白した場合には、自首ではなく任意出頭とされます。
任意出頭の場合は、自首の場合の刑の任意的減軽という法律上の効果を受けることはできません。
ただし、任意出頭の場合でも、自ら警察に申し出ていることから、情状面で考慮されて刑や処分が軽くなったり、逮捕のリスクが下がったりすることはあります。

事例においては、警察が既に犯罪を覚知し、捜査を開始しているか否かはわかりません。
Aさんが自らの罪を警察署へ申し出た場合、自首にあたるか任意出頭にあたるかはわかりません。
しかし、もし、任意出頭になってしまったとしても、自ら自分が犯人であると申し出ることから、捜査に協力している、また、反省の態度を示していると判断してもらえる可能性があります。
この様な事情は、逮捕のリスクを下げること、逮捕された場合早期に身柄解放されることに役立つ事情になると考えられます。

ご自身の事件で、自首すべきか悩んでいる場合は、ぜひ、警察署に行く前に、自首が成立するか弁護士することをお勧めします。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、多くの方から自首についてのご相談をいただいています。
刑事事件専門の弁護士無料法律相談で親身にお話を聞き、お悩み解決に尽力いたします。
まずは、フリーダイヤル0120-631-881までお電話ください。

宮城県山元町 掲示板にわいせつ画像をアップロードしてわいせつ電磁的記録媒体陳列罪

2018-12-24

宮城県山元町 掲示板にわいせつ画像をアップロードしてわいせつ電磁的記録媒体陳列罪

宮城県山元町に住むAは、自宅のパソコンからインターネット上の誰もが閲覧可能な掲示板に無修正のわいせつな画像をアップロードしました。
事態に気付いた掲示板の運営によってわいせつ画像はすぐに削除されたものの、宮城県警察亘理警察署の警察官がわいせつ電磁的記録媒体陳列罪の疑いで家宅捜索に来ました。
(フィクション)

~わいせつ電磁的記録媒体陳列罪~

わいせつ電磁的記録媒体陳列罪とは、刑法のわいせつ物頒布等の罪に含まれる罪です。
わいせつ物頒布等罪は、健全な性風俗あるいは公衆の性的感情を保護するために設けられている犯罪です。
起訴されて有罪が確定すれば、2年以下の懲役又は250万円以下の罰金若しくは科料が科せられます。(懲役と罰金の両方を科される場合もあります。)

わいせつ電磁的記録媒体陳列罪の「電磁的記録媒体」とは、パソコンのハードディスクやインターネットのサーバーなどに記録されている情報のことを指し、「公然と陳列」するとは、わいせつ物を不特定または多数人が視聴できるような状態にすることをいいます。

どのような物が「わいせつ」に当たるかですが、判例は「わいせつ」の意義について、「徒に性欲を興奮または刺戟せしめ、かつ、普通人の正常な性的羞恥心を害し、善良な性的道義観念に反するもの」としています。
「わいせつ」にあたるか否かは、その社会における一般人・通常人を基準にして決定されるとされており、時代と社会とによって変化します。
実際の事件でご自身の陳列した物が「わいせつ」にあたるのかについては、裁判例の参照も含めて様々な点を総合考慮して慎重に検討する必要があるため、専門的で微妙な判断が要求されます。

インターネットが広く普及している現在においては、何の気なしにおこなった行為がわいせつ電磁的記録媒体陳列罪などの犯罪に該当してしまうことがありえます。
ご自身の事件で「わいせつ」に当たるかお困りの場合は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所までご相談ください。
初回法律相談:無料
(宮城県亘理警察署までの初回接見費用:41,500円)

宮城県蔵王町の強制性交等罪で逮捕 否認事件に強い弁護士

2018-12-18

宮城県蔵王町の強制性交等罪で逮捕 否認事件に強い弁護士

Aは、合コンで知り合った女性Vと意気投合し、合コンの後に宮城県角田市内のホテルで性交渉しました。
後日、Aは強制性交等罪の疑いで宮城県角田警察署逮捕されました。
Aは、逮捕から一貫して、Vとホテルに行って性交渉したことは認めていたものの、強制性交等の事実については否認していました。
Aの家族は、否認事件に強い弁護士を探しています。
(フィクションです。)

~強制性交等罪~

強制性交等罪は、被害者の反抗を著しく困難にする程度の暴行や脅迫を用いて、性交、肛門性交又は口腔性交(以下「性交等」という。)をした場合に成立します。
強制性交等罪は、性犯罪の中でも最も法定刑が重く規定されています。
罰金刑がないために起訴されれば正式裁判となり、実刑判決を受ける可能性も高く、長期間身柄を拘束される可能性も高いです。

~否認事件での弁護士の活動~

実際には同意の上での行為であった場合など、強制性交等罪に当たらないにもかかわらず警察の捜査対象となり、取調べ逮捕が行われる場合があります。

否認事件の場合、警察や検察での取調べは非常に厳しいものとなります。
そこで、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所弁護士は、逮捕・勾留されている方が供述する内容を事前に確認する等、捜査機関により思いがけず不利な証拠を作られてしまわないように、取調べに対するアドバイスを行います。
同時に、逮捕・勾留されている方の不安が和らぐようにしっかりと寄り添って支え続けます。

そして、捜査機関に対して強制性交等罪の成立を否定する客観的な証拠を提出する、捜査機関の見解が十分な証拠に基づくものではないことを主張するなどにより、不起訴処分・無罪判決を勝ち取るように尽力いたします。

強制性交等罪の否認事件でお困りの場合は、刑事事件専門の弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所までご用命ください。
まずは、フリーダイヤル0120-631-881までお電話いただくか、お問い合わせフォームをご利用ください。
(宮城県角田警察署への初回接見費用:44,200円)

知り合いの男子中学生にわいせつな行為をして強制性交等罪に 宮城県色麻町対応の刑事弁護士

2018-12-10

知り合いの男子中学生にわいせつな行為をして強制性交等罪に 宮城県色麻町対応の刑事弁護士

20代会社員のAさんは、宮城県色麻町において知り合いの男子中学生(12歳)にわいせつな行為をした強制性交等罪の疑いで、宮城県警察加美警察署逮捕されました。
Aさんの両親は、Aさんの仕事を心配して、なんとか早期に釈放されないか宮城県色麻町対応の刑事事件専門の弁護士に無料法律相談の問い合わせをしました。
(実際の事件を参考に作成したフィクションです。)

~12歳の男子中学生にわいせつな行為をして強制性交等罪に~

今年4月、当時12歳の男子中学生2人にわいせつな行為をした強制性交等罪の疑いで、香川県の男子大学生が逮捕されました。
男子大学生は被害者である中学生2人と、普段からゲームやSNSで交流していたそうで、男子中学生の自宅で当時12歳の男子中学生2人にわいせつな行為をした疑いで逮捕されたと報道されています。

2017年7月の刑法の改正により、従来の強姦罪の法定刑や処罰範囲を拡大させて厳罰化した強制性交等罪という犯罪ができました。
強制性交等罪は、「13歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いて性交、肛門性交又は口腔性交(以下「性交等」という。)をした者は、強制性交等の罪とし、5年以上の有期懲役に処する。13歳未満の者に対し、性交等をした者も、同様とする」と規定されています。
つまり,13歳未満の少年少女と性交等を行うと,少年少女の同意の有無にかかわらず,強制性交等罪に該当する行為となります。
報道によると、逮捕された香川県の男子大学生は、被害者である男子中学生2人と普段からゲームやSNSで交流していたそうで、事件が起きたのも男子中学生の部屋だったそうです。
このことから考えると、もしかすると、わいせつな行為に関して被害者が同意していたのかもしれません。
しかし、被害者が13歳未満の者である場合には,承諾の有無にかかわらず強制性交等罪が成立することとなります。

また、強姦罪の行為は「姦淫」(陰茎を膣に挿入する行為)だったため、加害者となりえるのは男性のみで、被害者は女性のみに限られていました。
しかし、今回の刑法改正により行為の処罰範囲が拡大されたことによって、女性から男性へ性交を強制すること、口淫や肛門性交を強制する行為や、男性から男性への行為も処罰されることになりました。
冒頭の事例や紹介した香川県の事件のように、たとえ男同士のわいせつ事件であったとしても、肛門性交や口腔性交に該当すれば、強制性交等罪となりうるということになったのです。

強姦罪の法定刑は「3年以上の懲役」でしたが、強制性交等罪の法定刑は「5年以上の懲役」に引き上げられています。
強制性交等罪でお困りの方は、法改正に精通した刑事事件専門の弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。
(宮城県警察加美警察署の事件の初回法律相談 無料)

同級生の裸の動画を拡散させた児童ポルノ禁止法違反の少年事件 宮城県栗原市対応の弁護士

2018-12-04

同級生の裸の動画を拡散させた児童ポルノ禁止法違反の少年事件 宮城県栗原市対応の弁護士

元高校生の15歳少年A君は、友人の15歳少女Vさんに裸を自撮りさせ、その動画を無料通信アプリで同級生らに送信し拡散させたなどとして、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造、提供、公然陳列)などの疑いで、仙台地方検察庁古川支部書類送検された。
他に、宮城県栗原市在住の高校生の男女複数が仙台地方検察庁古川支部書類送検されている。
(2018年8月17日に新聞・テレビ各社で報道された実際の事件を参考にしたフィクションです。)

~同級生に裸動画を自撮り・送信させて、拡散すると~

今回の事例の参考にした事件では、友人少女の裸動画を拡散した疑いで、高校生ら14人が愛知県警少年課により書類送検されています。
書類送検されたのは、いずれも15、16歳の元高校生や高校生1~2年生の少年少女です。
報道では、友人少女の中学の同級生だった知人の男子高校生が同級生らのLINEのグループに少年から提供を受けた動画を投稿するなどして、最終的に書類送検された14人の大半を含む少なくとも50人の高校生らに動画が拡散した、とされています。

児童ポルノとは、18歳未満の者(=児童)の裸やわいせつな行為をしているところなどをうつした写真やそのデータなどをさします。
児童ポルノの「製造」という言葉からは少し想像しづらいかと思いますが、18歳未満の児童に自撮りをさせて裸の画像等を送信させた場合、「児童ポルノ製造の罪」に問われることになります。
児童ポルノ事件の被害のうち、約4割が自ら撮影した自撮り画像を送ってしまったことによる被害だと報道されています。

事例では、Vさんは15歳ですので、Vさんは児童ポルノ禁止法で規定する「児童」にあたり、Vさんに裸の動画を自撮りさせて送信させた場合、児童ポルノの製造に当たります。
事例の参考にした事件で書類送検された少年らは、「個人でやりとりするだけならばれないと思った」「知らない人の動画なので拡散しても自分は困らないと思った」と話しているそうです。
しかし、軽い気持ちで行われたことであっても法律に触れる行為を少年が行った場合は、少年事件として扱われることになります。

今回のように友人と一緒に児童ポルノ事件に関わってしまった場合は、少年間の関係や弁護士がついているか否かにばらつきがあって、公平上どのような方法で被害弁償を行なうか難しい問題となります。
このような時こそ、刑事事件少年事件専門の弁護士に依頼して、お子様のために最善の解決となるよう活動してもらうことをお勧めします。

児童ポルノ製造少年事件でお困りの方は、刑事事件少年事件専門の弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所までご相談ください。
(仙台地方検察庁古川支部の事件の初回法律相談:無料)

宮城県石巻市の痴漢事件で罰金刑 示談できていたら不起訴だったかもと後悔しないよう弁護士へ

2018-11-27

宮城県石巻市の痴漢事件で罰金刑 示談できていたら不起訴だったかもと後悔しないよう弁護士へ

30代男性Aさんは、宮城県石巻市の書店で衣類の上から体を触る痴漢行為を行なったとして、宮城県警察石巻警察署に連行され、宮城県の迷惑行為防止条例違反で取調べを受けた後、釈放されました。
Aさんは、略式裁判で罰金刑となりましたが、弁護士を付けて被害者との示談をおこなっていれば不起訴になったかもしれないと後悔しています。
(フィクションです。)

~痴漢事件で被害者と示談できると~

痴漢は、その態様により、都道府県の迷惑行為防止条例違反となるか、強制わいせつ罪となるか異なります。
事例のAさんのように衣類の上から身体を触る場合には、迷惑行為防止条例違反に該当します。

刑事事件では、事件が検察に送致されると、検察官は起訴するか不起訴にするか判断を行います。
検察官は、痴漢事件などの被害者のいる事件の場合、起訴・不起訴の判断をするにあたって被害者との示談が成立しているかどうかを重視します。
迷惑行為防止条例違反の痴漢事件の場合、初犯で犯行を認めて反省しており、犯行態様が悪質でないケースでも、被害者との示談が成立しなければ罰金刑となることもあります。

痴漢事件を起こしてしまった場合には、前科をつけずに事件解決するためには、被害者との示談を成立させることがもっとも効果的です。

しかし、痴漢事件の場合、被害者が加害者に対して強い拒絶感や処罰感情を有している場合も多いです。
示談が成立する可能性をあげたいという場合は、痴漢事件の豊富な弁護経験を持つ弁護士に任せることをお勧めします。
弁護士であれば、加害者の真摯な謝罪を被害者に伝え、被害者の気持ちや立場に配慮した示談交渉を粘り強く進めて、加害者被害者双方が納得できる示談を成立させることも可能です。

痴漢事件でご家族が捜査されておりお困りであれば、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にお問い合わせ下さい。
刑事事件専門の弁護士が、不起訴処分獲得を目指して被害者との示談交渉に取り組みます。
(宮城県警察石巻警察署への初回接見費用:43,200円)

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