Archive for the ‘性犯罪’ Category

強姦で逮捕

2019-11-10

強姦で逮捕

強制性交等罪で逮捕された場合について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部が解説します。

【事例】
岩手県北上市に住む男性Aさん。
自宅で男女の友人数名と飲み会をしていました。
そのうち1人の女性が酔いつぶれ、残りの友人は次の日早いからと言って帰宅。
Aさんと酔いつぶれた女性1人がAさん宅にいる状態になりました。
魔が差したAさんは、女性の体を触りはじめました。
Aさんから見て抵抗する様子がなかったことから、性交までしてしまいました。
後日、北上警察署の警察官がAさん宅に訪れ、Aさんは強制性交等の容疑で逮捕されました。
(事実をもとにしたフィクションです)

~(準)強制性交等罪~

抵抗する様子が見えないと思い、性交までしてしまったAさん。
同意があると思っていたかもしれませんが、強制性交等または準強制性交等という罪が成立してしまう可能性があります。

刑法第177条(強制性交等)
十三歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いて性交、肛門性交又は口腔性交(以下「性交等」という。)をした者は、強制性交等の罪とし、五年以上の有期懲役に処する。十三歳未満の者に対し、性交等をした者も、同様とする。
第178条2項(準強制性交等)
人の心神喪失若しくは抗拒不能に乗じ、又は心神を喪失させ、若しくは抗拒不能にさせて、性交等をした者は、前条の例による。

以前は強姦罪(ゴウカンザイ)あるいは準強姦罪と呼ばれていましたが、今は犯罪が成立する範囲を広げるとともに、(準)強制性交等罪(キョウセイセイコウトウザイ)という呼び方に変わりました。

これらの条文からすると、暴行または脅迫を用いて性交等をすれば強制性交等罪で、心神喪失若しくは抗拒不能に乗じて性交等を準強制性交等罪で有罪になりえます。
このうち暴行や脅迫は、被害者の反抗を著しく困難にする程度のものが必要とされています。
しかし、反抗したらさらに強い暴行を加えられてケガさせられたり殺されたりするかもという恐怖心から反抗が難しい場合も多いです。
したがって、あからさまに殴る蹴るといったことまでしなくても、手足を抑えたり、被害者の足を手で広げたという行為があれば、暴行があったと認定される可能性があります。

また、酔いつぶれてそもそも抵抗ができないような状態だったのであれば、暴行・脅迫がなくても、準強制性交等罪が成立することになるでしょう。

そして刑罰は、5年以上の有期懲役(余罪がなければ上限は20年)という重い定めとなっています。
被害者の人格を踏みにじり、その後の人生に大きな影響を与えてしまうことから、重く処罰できるようになっているのです。

それでも初犯であれば執行猶予が付く可能性もありますが、このあたりは犯行内容の悪質さや被害者の年齢、容疑を認めて反省しているかといった様々な要素によって変わってくるところです。
たとえば、被害者が未成年者だと、たとえ初犯でも、犯行を認めて反省態度を示していても、執行猶予を付けるのはなかなか難しいでしょう。

~同意があると思ったのに~

真に同意があればもちろん犯罪は成立しませんし、同意があると完全に信じていれば、故意がないとして犯罪は成立しません。

第38条
罪を犯す意思がない行為は、罰しない。(以下略)

しかし、同意がないかもしれないという半信半疑な状態だったのであれば、故意はあるとされ、有罪となってしまいます。
そこで、いくら同意があると思ったと主張しても、「同意していないかも、くらいには思っていたでしょ?」と言われてしまい、有罪となってしまう可能性もあります。

~弁護士にご相談を~

このように逮捕されると、ご本人はもちろん、ご家族も、有罪となってしまうのか、どれくらいの刑罰を受けるのか等々、不安な点が多いと思いますので、ぜひお早めにご相談ください。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部は、刑事事件・少年事件を専門とする弁護士事務所です。
ご家族などから初回接見のご依頼をいただければ、拘束されている警察署等にて、ご本人に面会(接見)し、上記の不安点などについてご説明いたします。
接見後にその結果をご家族にご報告致しますので、報告を聞いていただいた上で、正式に弁護活動を依頼するかどうかを決めていただけます。

また、逮捕されていない場合やすでに釈放された場合には、弁護士事務所での法律相談を初回無料で行っております。

宮城県の他、近隣の県からのご相談・ご依頼もお受けしておりますので、ぜひ一度ご連絡ください。

わいせつ動画投稿で逮捕

2019-11-09

わいせつ動画投稿で逮捕

わいせつ電磁的記録頒布罪などで逮捕された場合について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部が解説します。

【事例】
岩手県一関市に住むAさんは、動画でひと儲けしたいと考え、彼女との性交の様子を撮影し、性器にモザイクもかけないまま、インターネットのわいせつ動画投稿サイトにアップロードしました。
この動画はサイトを訪れた多くの人に閲覧されました。
警察のサイバーパトロールによりこの動画が発見され、捜査の結果Aさんがアップロードしたものと判明。
Aさんは岩手県警の警察官によって逮捕されました。
(事実をもとにしたフィクションです)

~わいせつ動画を投稿すると~

Aさんはインターネットに性交の様子を撮影した無修正動画を投稿しました。
この行為には、わいせつ電磁的記録頒布罪が成立することになるでしょう。
条文を見てみます。

刑法第175条1項
わいせつな文書、図画、電磁的記録に係る記録媒体その他の物を頒布し、又は公然と陳列した者は、二年以下の懲役若しくは二百五十万円以下の罰金若しくは科料に処し、又は懲役及び罰金を併科する。電気通信の送信によりわいせつな電磁的記録その他の記録を頒布した者も、同様とする。

この条文は、1文目にわいせつ物頒布罪わいせつ物陳列罪、2文目にわいせつ電磁的記録頒布罪という犯罪が定められています。
1文目は主に、DVDなどの記録媒体を交付したり陳列したりする行為を処罰する規定です。
今回のAさんのようにインターネットに動画をアップロードする行為は、2文目の「電気通信の送信」に該当します。
したがってAさんが2文目の、「わいせつな電磁的記録その他の記録を頒布した者」に当たるか否かが問題となります。

どんなものが「わいせつ」といえるかは時代によって変わりますが、とりあえず性器がモザイク処理されていない無修正動画や画像が該当すると考えておけばよいでしょう。
Aさんがアップロードした動画はまさに、条文の2文目にある、「わいせつな電磁的記録」ということになるでしょう。

そして、インターネットにアップして多くの人が閲覧しているので「頒布」に該当します。

したがってAさんは、「わいせつな電磁的記録…を頒布した者」として、2年以下の懲役もしくは250万円以下の罰金もしくは科料、または懲役と罰金の両方を科される可能性があるわけです。

You Tuberが注目されるなど、動画でお金を稼ぐ人はこれからさらに多くなっていくでしょう。
しかし、やりすぎると大きな代償を払うことになりかねないので注意が必要です。

~刑事事件はどう進んでいくのか~

逮捕をされたAさんは、最初に最大で3日間、警察署の留置所等に入れられます。
そして、証拠隠滅や逃亡のおそれがあるとして検察官が勾留(こうりゅう)を請求し、裁判官が許可すれば、さらに最大20日間の身体拘束がされる可能性があります。

その後、検察官が、被疑者を刑事裁判にかけると判断すれば(起訴)、刑事裁判がスタート。
無罪や執行猶予とならない限り、刑罰を受けることになります。

なお、途中で釈放されれば、自宅から警察署や検察庁に出向いて取調べを受けたり、裁判所に出向いて刑事裁判を受けるという流れになることが考えられます。

~まずはご相談を~

逮捕されると、ご本人はもちろん、ご家族も不安な点が多いと思いますので、ぜひお早めにご相談ください。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部は、刑事事件・少年事件を専門とする弁護士事務所です。
ご家族などから初回接見のご依頼をいただければ、拘束されている警察署等にて、ご本人に面会(接見)し、上記の不安点などについてご説明いたします。
接見後にその結果をご家族にご報告致しますので、報告を聞いていただいた上で、正式に弁護活動を依頼するかどうかを決めていただけます。

また、逮捕されていない場合やすでに釈放された場合には、弁護士事務所での法律相談を初回無料で行っております。

わいせつ電磁的記録頒布罪などで逮捕された、捜査を受けているといった場合には、ぜひ一度ご連絡ください。

宮城県での児童ポルノ撮影で逮捕

2019-10-25

宮城県での児童ポルノ撮影で逮捕

児童ポルノ製造の罪などで逮捕された場合について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部が解説します。

【事例】
宮城県仙台市に住むAさん。
某デパート内の子供向けのアミューズメントパークには、すぐ横にあるトイレがありました。
Aさんは子供が多く利用するそのトイレを狙って、個室に小型カメラを設置し、盗撮しました。
しばらく時間をおいてカメラを回収しようと考えていたAさんでしたが、トイレの利用者がカメラの存在に気付き、店員に報告。
仙台南警察署の警察官も到着し、カメラを回収して内容を確認しました。
するとカメラには、子供が用を足している様子が数多く写っていました。
デパートの防犯カメラの映像なども分析した結果、Aさんの犯行が発覚。
Aさんは逮捕されました。
(フィクションです)

~トイレ盗撮をすると~

Aさんのようにデパートのトイレで盗撮を行った場合、一般的には、宮城県の迷惑行為防止条例違反に問われることになります。
条文を見てみましょう。

第3条の2第3項
何人も、正当な理由がないのに、住居、浴場、更衣室、便所その他人が通常衣服の全部又は一部を着けない状態でいるような場所で当該状態にある人を撮影し、又は撮影する目的で写真機等を向け、若しくは設置してはならない。

罰則は、盗撮の常習者ではない場合、17条1項1号により、6か月以下の懲役または50万円以下の罰金となります。
常習者の場合はより重く、17条2項により、1年以下の懲役または100万円以下の罰金となります。
盗撮の前科がある場合には、常習者として処罰される可能性が上がるでしょう。

~児童ポルノ処罰法違反にも~

ところが今回は、子供が多く利用するトイレを狙い、子供が用を足す場面を多く撮影したことから、より重い児童ポルノ処罰法の児童ポルノ製造の罪に問われる可能性があります。

児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律
第7条4項
前項に規定するもののほか、児童に第二条第三項各号のいずれかに掲げる姿態をとらせ、これを写真、電磁的記録に係る記録媒体その他の物に描写することにより、当該児童に係る児童ポルノを製造した者も、第二項と同様とする(筆者注:3年以下の懲役または300万円以下の罰金)。
第2条3項3号
衣服の全部又は一部を着けない児童の姿態であって、殊更に児童の性的な部位(性器等若しくはその周辺部、臀でん部又は胸部をいう。)が露出され又は強調されているものであり、かつ、性欲を興奮させ又は刺激するもの

児童とは18歳未満の者をいいます。
児童の卑わいな写真や動画を撮影すると、児童ポルノを「製造」したとして、上記条文に違反してしまう可能性があります。
特に児童を狙ったわけではなく、たまたま児童の姿も写っていた程度であれば、条例違反に問われるだけで済む可能性も上がるでしょうが、Aさんのように児童を狙っていたとなると、逆に児童ポルノ処罰法に問われる可能性も上がってしまうでしょう。

~逮捕後の手続は?~

逮捕された後の手続について、詳しくはこちらをご覧ください
https://sendai-keijibengosi.com/keijijikennonagare/

逮捕されると、いつ釈放されるのか、どれくらいの刑罰を受けるのか、取調べにはどう対応したらよいのか等、不安点が多いと思います。
また、逮捕後は手続が一気に進んでいきますので、早期釈放や軽い処分を目指す弁護活動も早めに行う必要があります。
ぜひお早めに弁護士にご相談ください。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件・少年事件を専門とする弁護士事務所です。
ご家族などから初回接見のご依頼をいただければ、拘束されている警察署等にて、ご本人に面会(接見)し、上記の不安点などについてご説明いたします。
接見後にその結果をご家族にご報告致しますので、報告を聞いていただいた上で、正式に弁護活動を依頼するかどうかを決めていただけます。

児童ポルノ処罰法違反迷惑行為防止条例違反などで逮捕された、捜査を受けているといった場合には、ぜひ一度ご連絡ください。

宮城県での強盗・強制性交等で逮捕

2019-10-17

宮城県での強盗・強制性交等で逮捕

強盗・強制性交等罪で逮捕された場合について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部が解説します。

【事例】
宮城県内に住むAさん。
蔵王町の民家に窃盗目的で入りましたが、住んでいた女性と鉢合わせに。
持っていたナイフを首元に突きつけ、金を出すように要求。
現金を奪うとともに、女性をレイプした上で逃走しました。
その後、被害届の提出を受けた白石警察署の捜査により、Aさんの犯行が発覚。
Aさんは逮捕されました。
(フィクションです)

~強盗罪と強制性交等罪~

Aさんは、強盗と強制性交の2つの罪を同時に行っています。
この場合、「強盗・強制性交等罪」という犯罪が成立します。
以下、順を追って解説していきます。

まず刑法には、強盗罪と強制性交等罪が別々に規定されています。

刑法第236条1項(強盗)
暴行又は脅迫を用いて他人の財物を強取した者は、強盗の罪とし、五年以上の有期懲役に処する。
第177条(強制性交等)
十三歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いて性交、肛門性交又は口腔性交(以下「性交等」という。)をした者は、強制性交等の罪とし、五年以上の有期懲役に処する。十三歳未満の者に対し、性交等をした者も、同様とする。

両方とも、5年以上の有期懲役と定められています(上限は原則20年)。

~強盗・強制性交等罪とは~

しかし、両方の罪を同じタイミングで行った場合には、別の条文で定められている「強盗・強制性交等罪」という罪が成立します。

第241条1項(強盗・強制性交等)
強盗の罪若しくはその未遂罪を犯した者が強制性交等の罪(第百七十九条第二項の罪を除く。以下この項において同じ。)若しくはその未遂罪をも犯したとき、又は強制性交等の罪若しくはその未遂罪を犯した者が強盗の罪若しくはその未遂罪をも犯したときは、無期又は七年以上の懲役に処する。

この条文は要するに、強盗と強制性交等の順序はどちらが先でもかまわないが、両方の罪を犯したとき(未遂に終わった場合も含む)は、無期または7年以上の懲役になるということです。
強盗と強制性交等罪を単独で犯したときには、それぞれ懲役の上限が原則20年、下限が5年でした。
しかし両方同時の犯したとなると重くなり、上限は無期懲役、下限が7年になるということです。

Aさんは、ナイフを首元に突きつけるという脅迫を用いて現金を奪う「強盗の罪」を犯し、続けて「強制性交等の罪」も犯しているので、強盗・強制性交等が成立することになるわけです。

~軽くなる場合と重くなる場合~

仮にAさんが、現金を奪えず、さらにレイプも未遂に終わった場合には、刑が軽くなる可能性があります。

第241条2項
前項の場合のうち、その犯した罪がいずれも未遂罪であるときは、人を死傷させたときを除き、その刑を減軽することができる。ただし、自己の意思によりいずれかの犯罪を中止したときは、その刑を減軽し、又は免除する。

強盗も強制性交も未遂に終わった場合には、被害者が負傷も死亡もしていない場合には、刑が軽くなる可能性があります(具体的には、3年半以上20年以下の懲役となります。刑法68条2号3号参照)。
特に、犯行途中で後悔して自らの意思で犯行を中止し、両罪とも未遂に終わったような場合には、減刑または免除のどちらかが必ずされることになります。

逆に、Aさんがナイフで被害者を刺すなどして、被害者が死亡してしまった場合、死刑または無期懲役のどちらかになってしまいます。

第241条3項
第一項の罪に当たる行為により人を死亡させた者は、死刑又は無期懲役に処する。

~弁護士に相談を~

逮捕されたAさんは、まずは最大で23日間の身体拘束がなされます。
その後、検察官が被疑者を刑事裁判にかけると判断すれば(起訴)、刑事裁判がスタートし、保釈が認められない限り、身体拘束が続きます。
そして裁判で無罪刑の免除とならない限り、刑罰を受けることになります。

逮捕された場合、今後の刑事手続きはどうなるのか、どのくらいの刑罰を受けるのか、取調べにはどのように受け答えしたらよいのかなど、不安点が多いと思います。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件を専門とする弁護士事務所です。
ご家族などからご依頼いただければ、拘束されている警察署等にすみやかに接見に伺います。。
仮に逮捕されていない場合には、事務所での法律相談を初回無料で行っております。
接見や法律相談では、上記の不安点などにお答えいたします。

強盗・強制性交等罪で逮捕された、捜査を受けたといった場合には、ぜひ一度ご相談ください。

宮城県での略取・監禁で逮捕

2019-10-12

宮城県での略取・監禁で逮捕

わいせつ目的略取罪や監禁罪で逮捕された場合について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部が解説します。

【事例】
宮城県石巻市に住むAさん。
好意を寄せていた女性に交際を申し込みましたが、断られました。
逆恨みしたAさんは、わいせつな行為をしてやろうと考え、帰宅途中の女性を待ち伏せし、自らの車に無理やり押し込んでAさんの自宅まで連れていき、部屋に施錠して閉じ込めました。
しかし女性は、Aさんが一瞬目を離した隙に窓から逃げ出しました。
逃げ出した際に女性は足にケガをしました。
その後Aさんは、女性からの通報を受けて駆け付けた石巻警察署の警察官によって逮捕されました。
(フィクションです)

~わいせつ目的略取罪~

逆恨みからわいせつ行為をする目的で女性を車に押し込んで拉致したAさん。
わいせつ目的略取罪が成立するでしょう。

第225条
営利、わいせつ、結婚又は生命若しくは身体に対する加害の目的で、人を略取し、又は誘拐した者は、一年以上十年以下の懲役に処する。

「略取」とは、暴行・脅迫を用いて他人を生活環境から離脱させ、自己または第三者の事実的支配下に置く行為をいいます。
Aさんは「わいせつ…目的で」、女性を車に押し込むという暴行を用いて「略取」したということになります。
なお、暴行・脅迫ではなく、だましたり誘惑などの手段を用いた場合を「誘拐」といいます。

~監禁致傷罪~

Aさんは女性を自室に閉じ込め、逃げようとした女性がケガをしたことから、監禁致傷罪も成立するでしょう。

第220条
不法に人を逮捕し、又は監禁した者は、三月以上七年以下の懲役に処する。
第221条
前条の罪を犯し、よって人を死傷させた者は、傷害の罪と比較して、重い刑により処断する。

「監禁」とは、人が一定の区域から出ることを不可能または著しく困難にして、行動の自由を奪うことをいいます。
今回は結果的に女性が逃げ出すことができていますが、少なくとも自室に施錠して女性が部屋から出ることを著しく困難にしたとして、「監禁」に当たる可能性は十分考えられます。

刑罰は監禁罪(220条)と傷害罪(204条)を比較して、上限も下限も重い方が基準となります。
傷害罪は15年以下の懲役または50万円以下の罰金ですので、結局、監禁致傷罪は、3カ月以上15年以下の懲役ということになります。

なお、自動車に押し込んで車を発進させると、女性が隙を見て逃げ出そうとしても大怪我のおそれがあります。
そうするとこの時点で、自動車という一定の区域から出ることを著しく困難にしたという余地があります。
したがって、仮に部屋に閉じ込める前に女性が逃げることができたとしても、監禁罪が成立する可能性もあるでしょう。

~逮捕後の手続~

逮捕されたAさんは、まずは最大で3日間、警察署等で身体拘束され、取調べ等の捜査を受けます。
そして逃亡や罪証隠滅のおそれがあるなどとして検察官が勾留(こうりゅう)を請求し、裁判官が許可すれば、さらに10日間の身体拘束がされる可能性があります。
この勾留期間はさらに10日間延長されることもあります。

その後、検察官が被疑者を刑事裁判にかけると判断すれば(起訴)、刑事裁判がスタートします。
そして裁判で無罪や執行猶予とならない限り、刑罰を受けることになります。

弁護士としてはまず、逃亡や証拠隠滅をする可能性が低いと言える理由を意見書にまとめ、検察官や裁判官に提出するなどして勾留を防ぎ、早期に釈放されることを目指していきます。
ただし、決して軽い罪ではないことから、刑罰から逃れるために逃亡のおそれがあると判断されたり、被害者を脅迫して供述を変えさせるなどの行為(供述証拠隠滅の一種)をする可能性があると判断され、勾留が続いてしまう可能性も高いです。

また、裁判においては、執行猶予などの比較的軽い判決となるように、被害者と示談交渉をするなどの弁護活動をしていくことになります。

~弁護士にご相談を~

Aさんの罪は軽くないかもしれませんが、弁護士が間に入ることによって被害者に賠償して示談を締結することができ、罪が軽くなる事情の1つとなる場合もあります。
当事者双方にとって良い結果となるよう、一度弁護士にご相談ください。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件・少年事件を専門とする弁護士事務所です。
ご家族などからご依頼いただければ、拘束されている警察署等にすみやかに接見に伺います。
また、逮捕されていない場合やすでに釈放されている場合は、事務所での法律相談を初回無料でお受けいただけます。

略取や誘拐、監禁などで逮捕された、取調べのために警察に呼び出されたといった場合には、ぜひご相談ください。

宮城県での強制わいせつで逮捕

2019-10-05

宮城県での強制わいせつで逮捕

強制わいせつについて、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部が解説します。

宮城県岩沼市に住むAさん。
居酒屋で酒を飲んだ後、岩沼駅から自宅に向かって歩き始めたところ、少し前を若い女性が歩いていることに気が付きました。
魔が差したAさんは、女性に後ろから抱き付き、服の上から胸を揉むなどの行為に出ました。
その後、急いで逃走したAさん。
しかし被害者の供述や現場付近に設置された防犯カメラ映像などからAさんの犯行が発覚。
Aさんは岩沼警察署の警察官に逮捕されました。
(フィクションです)

~路上痴漢で成立する犯罪~

Aさんは路上で痴漢行為をしてしまいました。
電車内の場合もそうですが、一口に痴漢といっても、その態様によって成立する犯罪が変わってきます。
まずは宮城県の迷惑行為防止条例を見てみましょう。

宮城県・迷惑行為防止条例
第3条の2第1項
何人も、公共の場所又は公共の乗物において、人を著しく羞恥させ、又は人に不安を覚えさせるような次に掲げる行為をしてはならない。
第1号
衣服その他の身に着ける物(以下「衣服等」という。)の上から又は直接人の身体に触れること。

※ 罰則は、痴漢常習者ではない場合、6か月以下の懲役または50万円以下の罰金(17条1項1号)。
  痴漢常習者の場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金(同条2項)。

上記条文からすると、衣服の上から身体を触った場合も直接身体に触った場合も、条例違反になる旨が書かれています。
そしてAさんも服の上から身体を触っています。
そうすると、Aさんも条例違反に問われるのではないかと思うでしょう。
しかし服の上から触った場合であっても、より重い刑罰が定められた刑法の強制わいせつ罪が成立する場合もあります。

刑法第176条
十三歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をした者は、六月以上十年以下の懲役に処する。十三歳未満の者に対し、わいせつな行為をした者も、同様とする。

強制わいせつ罪の条文には、たとえば服の上から触った場合には成立しないとは書かれていません。
したがって、いくら服の上からであっても、悪質な方法による場合には、より重い強制わいせつ罪に問われる可能性があるのです。

Aさんの場合、服の上からとはいえ、後ろから抱き付いて胸を揉むという、ある程度強い態様での犯行をしています。
したがって強制わいせつ罪に問われる可能性も十分考えられるでしょう。

~お早めのご連絡を~

逮捕された後の手続の流れはこちらをご覧ください。
https://sendai-keijibengosi.com/keijijikennonagare/

勾留を防いで早期釈放を目指すとともに、簡易な手続で罰金刑にする略式起訴などを目指していくことになるでしょう。
具体的には、被害者に賠償して示談を締結することや、場合によっては条例違反にとどまるといえる事情を主張していくなどの方法が考えられます。

しかし、どちらの罪が成立するのかわかりづらいでしょうし、警察官や検察官が強制わいせつで処罰を受けさせようとしているときに、それを覆すのは容易ではありません。

また示談については、どうやって示談をお願いしたらよいのか、示談金はいくらにすべきなのか、示談書の文言はどうすべきかなど、わからない点が多いと思います。
そもそも、性犯罪の被害者の方々にとっては、加害者とかかわりを持つことが大きな負担となるので、そもそも示談交渉に応じてもらえないことも多いです。
しかし、弁護士が間に入り、被害者と加害者が直接やり取りしなくていい場合には、示談交渉に応じていただける場合も多いです。

そこでぜひ一度、弁護士に相談されることをお勧めいたします。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件・少年事件を専門とする弁護士事務所です。
ご家族などからご依頼いただければ、拘束されている警察署等にすみやかに接見に伺います。
また、事務所での法律相談は初回無料で行っておりますので、まだ逮捕されていない方はこちらをご利用ください。

強制わいせつ罪迷惑行為防止条例違反で逮捕された場合や、取調べのために呼び出されたといった場合は、お早めにご連絡ください。

宮城県での盗撮で逮捕

2019-10-03

宮城県での盗撮で逮捕

盗撮について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部が解説します。

宮城県柴田町に住むAさん。
友人とご飯を食べに飲食店を訪れましたが、注文後に男女兼用トイレに小型カメラを設置しました。
退店間際に再びトイレに行ってカメラを回収しようと考えていたAさんでしたが、他の客がカメラの存在に気が付き、店員に申し出ました。
大河原警察署の警察官が駆け付け、小型カメラに保存された映像や、店の防犯カメラの映像を調べた結果、Aさんの犯行が発覚。
Aさんは逮捕されました。
(フィクションです)

~盗撮で成立する犯罪~

飲食店のトイレにカメラを設置して盗撮した場合、宮城県の迷惑行為防止条例に違反したことになります。

第3条の2第3項
何人も、正当な理由がないのに、住居、浴場、更衣室、便所その他人が通常衣服の全部又は一部を着けない状態でいるような場所で当該状態にある人を撮影し、又は撮影する目的で写真機等を向け、若しくは設置してはならない。

罰則は、盗撮の常習者ではない場合、17条1項1号により、6か月以下の懲役または50万円以下の罰金となります。
常習者の場合はより重く、17条2項により、1年以下の懲役または100万円以下の罰金となります。

~建造物侵入罪も成立する可能性~

また、盗撮目的で入店すると、建造物侵入罪も成立する可能性があります。

刑法第130条
正当な理由がないのに、人の住居若しくは人の看守する邸宅、建造物若しくは艦船に侵入し、又は要求を受けたにもかかわらずこれらの場所から退去しなかった者は、三年以下の懲役又は十万円以下の罰金に処する。

この条文の「侵入」とは、管理権者の意思に反する立ち入りをいいます。
居酒屋側としては、盗撮目的をも持ち合わせて入店することは容認していなかったといえます。
したがって、居酒屋の建物の管理権者である店長等の人物の意思に反する立ち入りを行ったとして、建造物侵入罪も成立する可能性があるわけです。

実際には、入店それ自体は本来許される行為であることや、前述の条例違反でも処罰できることから、建造物侵入罪については立件しないケースもあります。
しかし、条例違反よりも重い懲役刑が定められた建造物侵入罪の責任を負うことになってもおかしくはありませんから、注意が必要です。

~お早めにご相談を~

逮捕された後の手続の流れはこちらをご覧ください。
https://sendai-keijibengosi.com/keijijikennonagare/

弁護士としては、勾留を防いで早期釈放を目指すとともに、不起訴処分や簡易な手続で罰金刑にする略式起訴を目指して弁護活動をしていくことになります。
前科がない(あるいはほとんどない)、被害者にしっかり賠償して示談を締結した、といった事情があれば、不起訴処分や略式起訴で済む可能性も十分考えられます。
前科の有無は変えられませんので、示談交渉をしていくことが極めて重要となります。

しかし、どうやって示談をお願いしたらよいのか、示談金はいくらにすべきなのか、示談書の文言はどうすべきかなど、わからない点が多いと思います。
そもそも、性犯罪の被害者の方々にとっては、加害者とかかわりを持つことが大きな負担となるので、そもそも示談交渉に応じてもらえないことも多いです。

しかし、弁護士が間に入り、被害者と加害者が直接やり取りしなくていい場合には、示談交渉に応じていただける場合も多いです。
ぜひ一度、弁護士に相談されることをお勧めいたします。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件・少年事件を専門とする弁護士事務所です。
ご家族などからご依頼いただければ、拘束されている警察署等にすみやかに接見に伺います。
また、事務所での法律相談は初回無料で行っておりますので、まだ逮捕されていないが今後逮捕されないか心配という方はこちらをご利用ください。

逮捕後は一気に手続が進んでいきますので、お早めのご連絡をお待ちしております。

宮城県でのリベンジポルノで逮捕

2019-09-29

宮城県でのリベンジポルノで逮捕

リベンジポルノについて、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部が解説します。

宮城県角田市に住む男性Aさん。
女性Bさんと交際していましたが、(Aさんからすると)突如、電話で別れを切り出されました。
電話の後、訳が分からず呆然としたり、悲しみが襲ってきたりしていました。
その後も復縁を迫りましたが了承されなかったので、だんだんと怒りの感情へと変化していきました。
Aさんは仕返しのため、Bさんとの交際中に撮影したBさんの裸の画像をインターネットに公開しました。
被害を知ることとなったBさんは警察に告訴状を提出。
Aさんは角田警察署の警察官によって逮捕されました。
(事実をもとにしたフィクションです)

~リベンジポルノ防止法~

交際中に撮影した裸などの写真や動画を、別れた後に逆恨みなどから公開してしまう、いわゆるリベンジポルノが問題となっています。
一度インターネットに流出すると、完全に回収するのは不可能なことから、被害者にとって大変深刻な問題となります。

このようなリベンジポルノを防ぐために、「私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律」(通称・リベンジポルノ防止法)が制定されています。
まずは、どのような画像や動画がリベンジポルノの画像に該当するのかについて書かれた条文を見てみましょう。

第2条1項(柱書省略)
1号 性交又は性交類似行為に係る人の姿態
2号 他人が人の性器等(性器、肛門又は乳首をいう。以下この号及び次号において同じ。)を触る行為又は人が他人の性器等を触る行為に係る人の姿態であって性欲を興奮させ又は刺激するもの
3号 衣服の全部又は一部を着けない人の姿態であって、殊更に人の性的な部位(性器等若しくはその周辺部、臀部又は胸部をいう。)が露出され又は強調されているものであり、かつ、性欲を興奮させ又は刺激するもの

上記1号から3号に該当する卑わいな画像や動画をインターネットなどで公開すれば、処罰の対象になるということです。
なお、撮影された人が、第三者も閲覧することを分かった上で撮影に応じた場合(例えば芸術としてのヌード撮影等)は除きます。

では、このような画像をインターネットに公開した場合、どのような刑罰を受ける可能性があるのでしょうか。

第3条1項
第三者が撮影対象者を特定することができる方法で、電気通信回線を通じて私事性的画像記録を不特定又は多数の者に提供した者は、三年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。

条文には、「第三者が撮影対象者を特定することができる方法」とあります。
顔が写っていればもちろん該当しますが、顔以外の身体的特徴や、動画の場合は声などから、被害者を知っている人が見れば誰だかわかる場合には該当することになるでしょう。
そして、リベンジポルノの画像をインターネットへの公開は、「電気通信回線を通じて私事性的画像記録を不特定又は多数の者に提供した」に該当します。

よって、3年以下の懲役または50万円以下の罰金になる可能性があるということになります。

~示談が重要~

被害者のいる犯罪では、被害者に賠償して示談が締結できるかどうかが極めて重要となってきます。
特にリベンジポルノの場合、加害者を刑事裁判にかけて処罰するには、被害者の告訴が必要となります。

第3条4項
前三項の罪は、告訴がなければ公訴を提起することができない。

性犯罪の被害者にとっては、警察官などから事情を聞かれたり、裁判に証人として出廷することは心理的負担が大きいです。
そこで、一部の性犯罪などでは、被害者が加害者の処罰を求める旨の告訴状を提出した場合にのみ、加害者を刑事裁判にかけることができるものとされています。

そこで、反省の態度をしっかり示し、賠償金を支払って示談を締結し、告訴を取下げてもらうということが1つの方法となります。
また、告訴取下げまではしてもらえなくても、賠償して示談締結だけでもしておけば、裁判などで有利な事情となります。

もちろん、被害者のお気持ち次第であり、処罰感情が強いケースもありますので、示談が結べるとは限りませんが、弁護士としては示談交渉にも力を入れていくことになります。

~ご相談ください~

逮捕されると、ご本人やご家族としては、どのくらいの刑罰を受けるのか、今後の刑事手続きはどうなるのか、示談交渉はどうしたらよいのかなど、不安点が多いと思います。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件を専門とする弁護士事務所です。
ご家族などからご依頼いただければ、拘束されている警察署等にすみやかに接見に伺います。
仮に逮捕されていない場合には、事務所での法律相談を初回無料で行っております。
接見や法律相談では、上記の不安点などにお答えいたします。

リベンジポルノ防止法違反などで逮捕された、取調べを受けたといった場合には、ぜひ一度ご相談ください。

宮城県での住居侵入で逮捕

2019-09-26

宮城県での住居侵入で逮捕

住居侵入罪について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部が解説します。

宮城県栗原市に住むAさん。
同じアパートに住み、たまに見かけることがある女性Vさんのことが気になっていました。
ある日、Vさんが出かけるのを見かけたAさん。
Vさんの姿が見えなくなった後、興味本位でVさんの部屋のドアノブを回したところ、Vさんが鍵をかけ忘れていたため、ドアが開きました。
Vさんの部屋の中を見たくなったAさんは、そのままVさんの部屋に侵入してしまいました。
すると、忘れ物に気付いて部屋に戻ってきたVさんと鉢合わせに。
Aさんは通報を受けて駆け付けた築館警察署の警察官によって逮捕されました。
(フィクションです)

~住居侵入罪~

Vさんの部屋の中を見たくなり、部屋に入ってしまったAさん。
住居侵入罪が成立してしまいます。

刑法第130条
正当な理由がないのに、人の住居若しくは人の看守する邸宅、建造物若しくは艦船に侵入し、又は要求を受けたにもかかわらずこれらの場所から退去しなかった者は、三年以下の懲役又は十万円以下の罰金に処する。

Aさんは、「正当な理由がないのに、人の住居…に侵入し」たとして、3年以下の懲役または10万円以下の罰金となる可能性があるわけです。

~窃盗未遂なども~

純粋にVさんの部屋に入ってみたかっただけであれば、住居侵入罪のみが成立することになりますが、下着や金目の物などを盗もうという気持ちもあった場合には、窃盗未遂罪も成立する可能性があります。

第235条
他人の財物を窃取した者は、窃盗の罪とし、十年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。
第243条
第二百三十五条から第二百三十六条まで、第二百三十八条から第二百四十条まで及び第二百四十一条第三項の罪の未遂は、罰する。

住居に侵入した場合、何かを盗む目的があるケースも多いです。
そこで、たとえ本当に盗み目的がなかったとしても、取調べではどういう目的で部屋に入ったのか、何度も確認されることも考えられます。
盗み目的が本当になかったのであれば、取調官に流されずに、盗み目的はなかったと答え続けることが重要となります。

~刑事事件の流れ~

逮捕されると、最初に最大3日間、警察署等で身体拘束され、取調べ等の捜査を受けます。
そして逃亡や罪証隠滅のおそれがあるなどとして検察官が勾留(こうりゅう)を請求し、裁判官が許可すれば、さらに10日間の身体拘束がされる可能性があります。
この勾留期間はさらに10日間延長されることもあります。

弁護士としては、まずは勾留請求勾留決定を防いで早期に釈放されるよう、逃亡や証拠隠滅のおそれがないといえる理由をまとめた意見書を検察官や裁判官に提出するなどの活動を行います。
釈放されれば、自宅から警察署や検察庁に出向いて取調べを受けるという流れになるでしょう。

その後、検察官が被疑者を刑事裁判にかけると判断(起訴)すれば、刑事裁判がスタートします。
そして裁判で無罪執行猶予とならない限り、刑罰を受けることになります。

前科や前歴がどの程度あるのかにもよりますが、検察官が不起訴処分として前科も付かずに手続が終わる場合があります。
また、起訴するとしても、簡易な手続で罰金刑にする略式起訴とする場合もあります。
さらに略式起訴ではなく通常起訴となった場合には懲役刑が言い渡されますが、同時に執行猶予が付く可能性も考えられるでしょう。

前科や前歴の有無は変えられませんが、弁護士としては、被害者と示談を締結するなどして、少しでも軽い処分となるように活動していきます。

~接見や無料の法律相談をどうぞ~

逮捕されると、ご本人やご家族は、どのような罪が成立するのか、どのくらいの刑罰を受けるのか、今後の刑事手続きはどうなるのか、取調べにはどのように受け答えしたらよいのかなど、不安点が多いと思います。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件を専門とする弁護士事務所です。
ご家族などからご依頼いただければ、拘束されている警察署等にすみやかに接見に伺います。
仮に逮捕されていない場合には、事務所での法律相談を初回無料で行っております。
接見や法律相談では、上記の不安点などにお答えいたします。

住居侵入罪窃盗未遂罪などで逮捕された、取調べを受けたといった場合には、ぜひ一度ご相談ください。

宮城県での脅迫で逮捕

2019-09-25

宮城県での脅迫で逮捕

脅迫罪について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部が解説します。

宮城県仙台市に住むAさん。
ご当地アイドルとして活動する女性に対し、SNSのダイレクトメッセージで好意を伝え、プライベートで会いたい旨のメッセージを送るという行為を繰り返していました。
女性は無視していましたが、Aさんは、
「なんで返信くれないんだ」
「俺のこと嫌いなのか」
などと送るようになり、しまいには、
「俺を無視するならアイドルとして活動できなくしてやるぞ」
「家はわかってるんだ」
「ナイフ持っていくぞ」
などとメッセージを送りました。
女性が仙台北警察署に被害届を提出したことから、Aさんは脅迫の容疑で逮捕されました。
(フィクションです)

~アイドルへの脅迫~

近年、アイドルとファンの距離が近くなったことからなのか、アイドルと適切な距離感を維持することができなくなるファンもいるようです。
アイドルとファンとのトラブルといえば、元NGT48の山口真帆さんの事件が記憶に新しいですが、最近も同じくNGT48の加藤美南さんへの脅迫で逮捕者が出ましたし、秋葉原でアイドル活動をしていた女性が刃物で刺された事件もありあした。

本事例のAさんの場合も、まずは脅迫罪が成立する可能性があります。

刑法第222条1項
生命、身体、自由、名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して人を脅迫した者は、二年以下の懲役又は三十万円以下の罰金に処する。

「ナイフ持っていくぞ」などの発言が、「生命、身体…に対し害を加える旨を告知して人を脅迫した」に該当する可能性が高いわけです。

また、プライベートで会いたい旨を繰り返し迫っていたことから、強要未遂罪が成立する可能性もあります。

第223条1項
生命、身体、自由、名誉若しくは財産に対し害を加える旨を告知して脅迫し、又は暴行を用いて、人に義務のないことを行わせ、又は権利の行使を妨害した者は、三年以下の懲役に処する。
第2項 省略
第3項 前二項の罪の未遂は、罰する。

Aさんの一連の発言が、「生命、身体…に対し害を加える旨を告知して脅迫し」、プライベートで会うという「義務のないことを行わせ」ようとしたとして、223条3項の強要未遂罪が成立する可能性があるわけです。

また、Aさんの行為によりアイドル活動に制限が出る可能性もあることから、234条の威力業務妨害罪が成立する可能性もあります。

第233条
虚偽の風説を流布し、又は偽計を用いて、人の信用を毀損し、又はその業務を妨害した者は、三年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。
第234条
威力を用いて人の業務を妨害した者も、前条の例による。

さらには、ストーカー規制法にも違反する可能性があります。
すなわちAさんの行為は、同法2条1項2号の「その行動を監視していると思わせるような事項を告げ、又はその知り得る状態に置くこと」、同3号の「面会、交際その他の義務のないことを行うことを要求すること。」、同4号の「著しく粗野又は乱暴な言動をすること。」に該当する可能性があります。
そうすると、警察から警告を受けたり(4条)、公安委員会から禁止命令を受ける可能性がありますし(5条)、場合によっては即、刑罰の対象となる可能性もあります(18条・19条)。

ストーカー規制法について詳しくはこちらをご覧ください。
https://sendai-keijibengosi.com/sutokakoui_houritu/

~今後の刑事手続~

逮捕されると、最初に最大3日間、警察署等で身体拘束され、取調べ等の捜査を受けます。
そして逃亡や罪証隠滅のおそれがあるなどとして検察官が勾留(こうりゅう)を請求し、裁判官が許可すれば、さらに10日間の身体拘束がされる可能性があります。
この勾留期間はさらに10日間延長されることもあります。

弁護士としては、まずは勾留請求勾留決定を防ぎ、早期に釈放されるよう、逃亡や証拠隠滅のおそれがないといえる理由をまとめた意見書を検察官や裁判官に提出するなどの活動を行います。
釈放されれば、自宅から警察署や検察庁に出向いて取調べを受けるという流れになるでしょう。

その後、検察官が被疑者を刑事裁判にかけると判断(起訴)すれば、刑事裁判がスタートします。
そして裁判で無罪執行猶予とならない限り、刑罰を受けることになります。

事件によっては、検察官が不起訴処分として前科も付かずに手続が終わる場合があります。
また、起訴するとしても、簡易な手続で罰金刑にする略式起訴とする場合もあります。
弁護士としては、被害者と示談を締結するなどして、少しでも軽い処分となるように活動していきます。

~一度ご相談ください~

逮捕されると、ご本人やご家族としては、どのような罪が成立するのか、どのくらいの刑罰を受けるのか、今後の刑事手続きはどうなるのか、取調べにはどのように受け答えしたらよいのかなど、不安点が多いと思います。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件を専門とする弁護士事務所です。
ご家族などからご依頼いただければ、拘束されている警察署等にすみやかに接見に伺います。
仮に逮捕されていない場合には、事務所での法律相談を初回無料で行っております。
接見や法律相談では、上記の不安点などにお答えいたします。

脅迫罪などで逮捕された、取調べを受けたといった場合には、ぜひ一度ご相談ください。

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