仙台市太白区のカツアゲの少年事件 恐喝罪の観護措置回避は弁護士へ

仙台市太白区のカツアゲの少年事件 恐喝罪の観護措置回避は弁護士へ

不良グループと交友している17歳高校2年生のAくんは、グループのBくんらとともに、仙台市太白区のゲームセンターに来ていたVくんを脅してお金を巻き上げる、カツアゲ行為をしました。
Vくんが宮城県警察仙台南警察署に被害を相談しに行き、Aくんらは恐喝罪の容疑で逮捕され、のちに家庭裁判所に送致されました。
Aくんの両親が、少年事件に詳しい弁護士に相談したところ、Aくんに観護措置が取られて少年鑑別所に送致される可能性があると言われました。
(フィクションです。)

~恐喝罪~

恐喝罪とは,相手方に対して,その反抗を抑圧するに至らない程度の脅迫または暴行により相手方を怖がらせ,金銭や財産などを脅し取ることで成立する犯罪のことをいいます。
いわゆる「カツアゲ」も恐喝罪になる行為の一種です。

~観護措置回避~

少年事件の送致を受理した家庭裁判所は、少年を少年鑑別所に送る観護措置が必要かどうかを判断します。
観護措置は、家裁が調査、審判を行うために、少年の心情の安定・情操の保護を図りながらその身体を確保し、心身の鑑別を行うための手続きです。
観護措置は「審判を行うために必要があるとき」にとられます(少年法17条1項柱書)

観護措置がとられてしまうと、少年は少年鑑別所に送られて、一定期間(通常は4週間程度で最長は8週間)収容されてしまうことがほとんどです。
特に、逮捕勾留に引き続いて少年鑑別所に収容される場合、引き続き通学・通勤が不可能になるため、退学・解雇等のリスクが飛躍的に高まります。

一方、観護措置がとられない場合、少年は釈放され、もしくは在宅のままで手続きが進むことになります。

しかし、少年鑑別所での観護措置は、デメリットだけではありません。
観護措置では、少年の資質を調査・分析し、少年の改善・更生のための適切な処遇方針が検討されます。
そのため、少年の更生を考えるうえで、プラスに働く部分もあります。
観護措置を争うか否かについては、弁護士が、少年及び保護者の方に十分に説明し、少年にとっていずれが適切といえるか判断したうえで、行われます。

観護措置の回避を目指す場合は、意見書を家庭裁判所に提出し、観護措置の必要性がないこと等を主張することになります。

刑事事件少年事件は時間との勝負です。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、24時間365日無料法律相談初回接見サービスの受付をおこなっている少年事件刑事事件専門の法律事務所です。
お子様が恐喝罪で逮捕されて観護措置について知りたい方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所までご相談ください。
(宮城県警察仙台南警察署への初回接見費用:34,800円)

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