宮城県大崎市の盗撮事件で逮捕 不起訴処分獲得の弁護士
走行中の電車内で、向かいの席に座る女性のスカート内をスマホを使って撮影した疑いで、宮城県警察鳴子警察署は県迷惑行為防止条例違反の容疑で、40歳会社員男性Aさんを現行犯逮捕した。
車内に居合わせた乗客がスマートフォンの不自然な位置に気づいて通報したという。
Aさんの妻は、逮捕の知らせを聞き、刑事事件専門の法律事務所に初回接見の依頼をした。
(フィクションです。)
~盗撮事件~
各地方自治体の迷惑行為防止条例では、駅、電車の中、公園やデパートなどの不特定多数の人が出入りできる「公共の場所」で、正当な理由なく、人に不安を覚えさせるような方法で、衣服等で覆われている人の身体又は下着をのぞき見し、又は撮影すること、などを禁止しています。
宮城県では「公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例」(以下、県迷惑行為防止条例)の第3条の2に規定があります。
法定刑は1年以下の懲役又は100万円以下の罰金、常習として行為をした者は2年以下の懲役又は100万円以下の罰金です。
なお、盗撮の罰条は条例を定めている都道府県によって異なり、6ヵ月以下の罰金または50万円以下の罰金と定められている場合があります。
~不起訴になるには~
盗撮をした場合には、一般的には初犯で前科がない場合、示談できれば不起訴になる可能性が高くなります。
もっとも、行為の悪質性があると認定された場合や、常習性があると認定された場合、余罪が発覚した場合等は、起訴される可能性が高いです。
また、前科前歴がある場合、起訴される可能性が高くなります。
検察官は、たとえ犯罪の疑いのある事件であっても、諸般の事情を考慮して不起訴処分とすることができます。
不起訴の判断にあたっては、前科前歴、計画性、被害の程度、示談、被疑者の年齢等、多数の事情が考慮されます。
ただ、盗撮事件の場合、検察官が不起訴にするか決めるに当たり、示談の成否を非常に重視しているため、被害者との間で示談が成立すれば、不起訴になる可能性が高まります。
弁護士が付くのが遅くなると、検察官の捜査や処分の方向が固まってしまっていたりと、不起訴処分に向けた働きかけが困難となる場合もありますので、弁護士には早めにご相談・依頼されることをお勧めいたします。
宮城県大崎市の盗撮事件でお困りの方は、刑事事件専門の弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士までご相談ください。
(宮城県警察鳴子警察署までの初回接見費用:初回接見費用はお気軽にお問い合わせください。)