宮城県角田市で店員に土下座させて強要罪 裁判を避ける弁護士
宮城県角田市在住のAは、飲食店で対応した店員Vの態度が気に入らず、「俺はやくざだ。土下座して誠意を見せないとぶっ殺すぞ。」と脅した。
これにより同店舗においてVが土下座して謝罪したところ、店長に通報され、Aは駆け付けた宮城県警察角田警察官から任意同行を求められ、強要罪の容疑で事情聴取を受けることとなった。
Aは刑事裁判を受けずに済むにはどうしたらよいか、刑事事件専門の弁護士に無料法律相談に行きました。
(フィクションです)
~強要罪~
ニュースなどで、他人に無理矢理土下座させて謝らせるような場合、強要罪が成立すると聞いたことがあるかもしれません。
強要罪は,生命,身体,自由,名誉若しくは財産に対し害を加える旨を告知して脅迫し,又は暴行を用いて,人に義務のないことを行わせ,又は権利の行使を妨害した場合に成立します(刑法223条第1項)。
今回のAは、「俺はやくざだ。土下座して誠意を見せないとぶっ殺すぞ。」と生命,身体等に対して害を加える旨を告知して脅迫し、土下座というVに何ら義務のない行為を強いたものであるため、強要罪にあたるものと考えられます。
~強要罪で正式裁判を避ける~
強要罪の法定刑は、3年以下の懲役と罰金刑が含まれていません。
罰金刑がない罪では、略式起訴(正式裁判を開くことなく書面審理だけで罰金刑が決まり、罰金を納めて刑事手続きを終わらせる簡単な裁判手続き)がなされません。
強要罪では起訴されると正式裁判となり、有罪となれば、懲役刑が科せられるおそれがあります。
ただ、統計では、強要罪の起訴率は約4割で、残りの約6割は不起訴になっています。
不起訴になれば、前科を付けずに事件を終わらせることができます。
強要罪で不起訴になるためには、一般的に弁護士による示談交渉が重要です。
前科・前歴のない方の場合には、起訴前の示談によって、検察官から不起訴処分を獲得できる可能性が高まります。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、強要事件などで数多くの不起訴を勝ち取ってきました。
強要罪で不起訴を獲得して裁判を避けたい方は、まずは無料法律相談か初回接見サービスをご利用ください。
(宮城県警察角田警察署への初回接見費用:44,200円)