宮城県仙台市の傷害事件について,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部が解説します。
【事案の概要】
Aさんは,交際相手のVさんとの間で口論となり,思わずBさんの顔を殴ってしまいました。
口論がエスカレートし手を上げられた経験が一度や二度ではなかったVさんは,
親や警察に被害を相談した上で,Aさんに対して警察へ被害届を出すことを内容とする連絡をしてきました。
そこで,事件化を回避したいAさんは,弁護士に相談することにしました。
(※守秘義務との関係で,一部事実とは異なる点がございます。)
【弁護活動】
本件では,被害者Vさんは警察に被害相談こそしているものの,未だ被害届を出すなどの具体的な行動には移っていない段階です。
警察は,事件を知ったとしても,被害者に処罰感情がない場合には事件化しないこともあります。つまり,被害者が被害相談をしたにとどまる場合には事件化せず,逮捕や捜査等を行わないことも少なくないのです。
そのため,事件化を防ぐ上では,何よりもまず早期の段階で弁護士に相談・依頼し,適切な弁護活動のサポートを受けることが非常に重要となってきます。
仮にこの段階で解決に至ることができれば,事件化に伴う逮捕等によって前科・前歴がつくことや,実名報道等を回避することも十分に可能です。
本件では,実際にこの段階で弁護士が被害者との間に早期介入をし,示談交渉を粘り強く続けたことにより,被害届を提出しないことを内容とする示談に成功し,円満な解決を実現しました。
適切な弁護士のサポートによって,事件化せず,逮捕や捜査等,警察の介入を回避することが可能となったのです。
もちろん,警察の介入を回避したことで,Aさんに前科・前歴等がつくことや,事件が周囲の人間に発覚することもなくなりました。
【傷害事件を起こしてしまったら】
以上のことからも分かる通り,刑事事件では,弁護士への早期相談が何よりも大切です。
本件は,事件化に至る前という大変早くからのご相談だったため,被害届の提出を防ぐことができ,事件化の回避をも実現することができました。
もっとも,仮に被害届の受理等により事件化し,警察の捜査の対象となってしまった場合にも,早期の相談が大切であることには変わりありません。むしろ,逮捕・勾留・起訴…と,段階を追うごとに不利益が大きくなっていってしまうため,より迅速な対応が求められるとすらいえます。捜査機関によって供述調書などの証拠の収集が順次進められていくことにより,弁護士に早期に依頼していれば取り得た選択肢が既に失われているという事態も,決して少なくはありません。
また,被害者は加害者に対し強い被害感情を抱いていることが通常であるため,示談を本人が行うことは極めて困難であるといえます。そうした意味でも,示談交渉のプロフェッショナルである弁護士を客観的な第三者として介入させる必要があります。
宮城県仙台市の傷害事件でお困りの場合は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部までご相談ください。
刑事事件を専門的に扱うプロフェッショナルが,事件解決に向け,丁寧にご対応いたします。
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