赤色信号を殊更に無視したとして危険運転致傷罪① 宮城県登米市の事件を刑事弁護士に依頼
Aさんは,深夜に自動車を運転して帰宅途中,前方の交差点の対面信号が赤色表示をしていたにも関わらず,「こんな深夜に自分以外に交差点を通過する人はいないだろう」などと思って,時速約40キロメートルで交差点に進入しました。
その結果、右方から交差点に進入してきたVさん運転のバイクに気づかずに自車を衝突させ,Vさんに加療約2か月間を要する怪我を負わせました。
Aさんは事故現場に駆け付けた宮城県警察登米警察署の警察官によって、危険運転致傷罪の容疑で現行犯逮捕されました。
(※この事例はフィクションです。)
~危険運転致傷罪~
危険な運転を行い、よって人を死傷させた場合は、危険運転致死傷罪として通常の交通事故よりも重い刑罰に処せられます。
危険運転致死傷罪は、「自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律」によって処罰されます。
同法の第2条および第3条において、どのような運転が「危険運転」か細かく規定しています。
危険運転の例として、酩酊・薬物運転、制御困難運転、未熟運転、妨害運転、信号無視運転、通行禁止道路運転、準酩酊・準薬物運転、病気運転があります。
法定刑は非常に重く、第2条に違反する者で、人を負傷させた者は15年以下の懲役、人を死亡させた者は1年以上の有期懲役で処罰されます。
危険運転致傷罪の場合、初犯であっても数年の実刑になる判例があります。
また、事故の被害者が死亡してしまった場合は、危険運転致死罪となって裁判員裁判の対象事件となります。
そのため、危険運転致死傷罪では、刑事手続きの早い段階から最善の弁護活動を尽くす必要があります。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、危険運転致傷事件などの刑事事件専門の法律事務所です。
危険運転致傷罪でご家族が逮捕されてお困りの場合は、フリーダイヤル0120-631-881までお問い合わせください。
(宮城県警察登米警察署への初回接見費用:上記フリーダイヤルにてご案内しますので、お気軽にお尋ねください。)